紙の本
言葉が認識を生む。
2007/11/26 16:55
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ろでむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
◆言葉が認識を生んで、
認識がアクションを生んで、
アクションが変化が生む◆
著者のことを知っていたので、
本の内容は、どんなアプローチで、どんな展開で話を持っていくのか、
すごい気になった。
読んだ結果、
一言でいえば、「事業の起こし方」について説明してある本である。
これは、企業=法人化することに関わらず、個人的な目標をどうやって
達成していけばいいのか、書かれている内容だと受け止めた。
この点について、起業したあと、どうやって成功させるか?について、
成功している社長は、よく“精神論”に偏りがちになるが、
そうではなく、ある程度システマチックな部分も必要。
そのシステムの部分を、「思い、起業、人集め、PR」など、
簡単ではあるが、触れている。
オイラ自身も、ITベンチャーをやっとって、
スタート地点は似ている。
だから、自分の進むべき道(人生とは?)について、
考えさせられる一冊となった。
また、著者が慶応大学経済学部出身?ということもあり、
話のネタで面白い内容にも多々触れている。
その点が、他の本に無い魅力かもしれない。
最後に、この本の「軸」は?と問われると、オイラは、
ロングテールの部分でも、方法次第で事業化していくことができる、
ということを説明し続けている本だ、と述べたい。
やりたいことがあるのに、その一歩を踏み出せない、
と感じている人は読んでみる価値がある。
===========構成===========
1章 学生でITベンチャー社長になっちゃった
2章 「社会を変える仕事」との出会い
3章 いざ、【社会企業家】!
4章 世の中のどこにもないサービスを始める
5章 「地球を変える」が「社会を変える」
========================
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自分が近い将来、教育分野でやろうとしていることを、「病児保育」という分野でやってのけた「社会起業家」の話。
学生にも、若手社会人にも、子どもを持つ親にもお勧め。
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人は何のために働くのか、キャリア形成論を考える一助になりました。
確かに私は社会構造とかい離したシステムの中で生きるのがいやで転職したはず…。
「面」としての問題解決の視点
環境依存の生き方か自己実現と社会実現の実現を目指す生き方か。
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日本の問題。
女性として、無視できないし。
日本人としても、無視できない。
何度も読み返しそう。
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はじめの部分は、なんだか活字を書き慣れない人がムリしてかっこつけて書いたようなきな臭さがあって「あれ、期待外れかな」なんて思ったんだけど、ラスト 50ページは圧巻でした。経験を軸にブレない信念がぐいぐいとたたみかけてくるようで、どこかをギュと掴まれたような感じ。
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社会起業家やNPOに興味がある人にとっては必読の書!
ストーリー性をもった著者の書き方により、
世間にあふれているNPO活動のノウハウを記しただけの書とは異なる読み応え。
社会起業家を志す者にとっては(自分も含めて)、初心を思い出させてくれる書となるだろう。
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ITベンチャーの経営者から社会起業家という全く逆とも言える道を歩く方の本です。
企業が営利主義でないといけないことは当然のコトですが、
経営者の素質を持った方がNPOのような非営利組織、社会を変える組織の代表として
活動することは大変意義があることだと思います。
大学生で起業に携わっていた著者が、このまま儲けだけを追求してよいのだろうか、
という葛藤の中で出した「社会を良くする」という目標。
また、NPOを立ち上げる時にぶち当たるたくさんの壁。
日本ではやはりボランティア、という精神がアメリカなど欧米諸国に対して人々の中にないものだと改めて思いました。
しかし、自分が社会起業家になることがないとしても、
自分たちの社会をよりよくするために1人1人が少しずつでも行動をしていけば、
今の日本とは違った社会にはなるのではないか。
また、女性が子供を持って働くことの大変さ、それは
日本企業の意識の低さから出てくることであると思います。
しかし、統計的にも女性を積極採用している企業が成績が良いことからもわかるように、
少子高齢化の時代にいち早く意識を変えた企業は、今後必ず生き残ることができると思います。
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ここまで心が動いた本はめずらしい。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20080316#p1
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すごーく読みやすかった。
マンガのようにさくさく読めた。
文章的にも軽い感じで想像しやすいし、
読みながらところどころ図書館で笑ってしまったよ。
心に残ったフレーズをいくつか。
「言葉が認識を生んで、
認識がアクションを生む。
アクションが変化を生む」
「若いうちには『心の構え』が決まる」
「日本の『無関心のくせに依存する』病気」
こーいう人めっちゃかっこいいと思う。
尊敬する!ついてきたい!
そして…最後にうるっときた(´;ω;)
「ボランティア精神にあふれた」本じゃないのがいい。
個人的には公務員の人に読んで欲しい本ですw
公務員じゃなくてもぜひ。大学生なら是非。
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なんだか最近、自分のキャリアプランや仕事そのものに対する閉塞感を強く感じるようになりました。将来への不安はもとより、コンサルしている企業やその社員の方々、そしてそんな人たちが生きている社会。どれだけ一生懸命企業に尽くして良くして行ってもその先にある社会がどれほど良くなるのか。自分がしたかったことは何なのか。そんなことを改めて考えることが増えてきました。そんな状況の中でこの本を読みました。「社会起業家」というフレーズは、昨今良く耳にするようになって来ました。昨年来、書店で見かけた「チェンジメーカー」という本が凄く印象的だったからかもしれません。一方で、その言葉に始めて触れたころは凄く遠い存在に感じていました。自分がそんな取り組みをするということを想像もしてませんでしたし。しかし、先にも触れた最近の気持ちが、遠く感じていた「社会起業家」ということばの意味する、そして意図するものへの関心につながってきたので、本書を購入して見ました。本はまるで小説のようにストーリーが展開するも、全て事実。そして読ませるだけにとどまらず、「社会起業家」として活動することを丁寧に説明してくれています。著者が自分に問いかける「自分は何がしたいのか?」という質問は、実は多くの人が考えていない(思考停止している)か、固定概念のもとにひかれたレールを選択するに過ぎない人生を送っている現状では、なかなかできないですが大変重要な問いかけだと思います。その問いへの答えとしての「社会起業家」というものに、強く関心を持ちました。少し同様なテーマの本を集中的に読んでみたいと思います。
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文章が面白い!人間NHKって…笑
そして何より、やっていることが素晴らしい。
憧れです!!
以下メモ
・社会運動に取り組むものが知っておくべき寓話「溺れる赤ん坊のメタファー」…問題はつねにそれを生み出す構造がある。
・「無関心のくせに依存する」病気
・何をやりたかったのかに立ち戻る(今回は病児保育であり、施設を作ることではない)
・国にパクられて一人前!?
・社会人でも参加できる「プロボラ」
ソーシャルベンチャー
・komposition
・ジャパンエリアマネジメント
・コトバノアトリエ
・かものはしプロジェクト
・カタリバ
・CANVAS
・音別
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人のためにここまでできるんだって
人間としての暖かさみたいなものを感じました。
大切なことは、特別な能力よりも
はじめること・やり続けることなんです!!
社会企業って難しいものじゃなくて、意外とシンプルなもんだって思った。
必要としている人がいる。じゃあ、僕が作ろうじゃないか!みたいな。
また、それを必要としている人は作ってくれる人を応援してくれる。
人ってやっぱ支えあうものなんだなぁ・・・。
☆pamu☆
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内容紹介
「日本社会の役に立ちたい」
なんてこった。自分がこんなことを思っていたなんて。
こんなことを僕が言い出したらみんなは何と言うだろう。
「中学生日記」に出てくる学級委員みたいなやつが作文で書きそうな言葉だ。
ああ、どうしよう。僕は実は「中学生日記」だったんだ。
人間NHKだったんだ。 ITベンチャー経営者。それが著者・駒崎弘樹の学生時代の肩書きだった。
当時は、振興ITベンチャーが次々に株式公開をし、創業者の青年社長たちが数十億円もの富を手に入れていた時代。
周囲の仲間はそんな成功者たちを目指して、ひたすら働き続ける日々だった。
そんな中、彼の胸のなかの疑問は、どんどん大きくなっていく。
「自分は本当は何をしたかったんだろう」と。
彼はその後、NPOの道を選び、東京の下町で「病児保育サービス」を始動。
「共済モデル」という画期的な手法によって、そのサービスは高い評価を受けている。
彼自身「世界を変える社会起業家100人」に選ばれ、日本を代表する若手社会起業家として注目を集めている。
彼は言う。「僕のような門外漢のド素人によって東京の下町で始まったモデルが、政策化され、似たような事業が全国に広がっていったのだ。
自らの街を変える、それが世の中を変えることにつながっていったのだ。
だとしたら、〈社会を変える〉ことは絵空事ではないはずだ。
一人ひとりが、自らの街を変えるために、アクションを起こせばいいだけなのだ。
〈社会を変える〉を仕事にできる時代を、僕たちは迎えている。
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病児保育に取り組むベンチャー、フローレンス代表駒崎さんの
起業ストーリー。
文章も非常に読みやすくなっていて、
スラスラページが進む。
昨今話題の「社会起業」について
身近に、そしてリアルに理解できる本。
「社会を変える」というと
何か大きな特別なことをしなきゃいけないような気になるけど、
もっともっとシンプルな想いを
一つ一つカタチにしていくことで、
世の中は動かすことができる、
そんなメッセージが伝わってきそうです。
何か世の中を面白くしたい
と思う人にはお勧め。
daisuke344・ω・
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Entrepreneurという言葉を教えてもらって、読んだ本。著者は私が少しでも近づきたいと思っているEntrepreneurを実践した人。そして、2007年の The Entrepreneur of the yearを受賞した人。アイディアと勇気と優しさを私も見習いたい。