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戦後70年 漂流する日本 国防を忘れた「異形の民主主義」―新潮45eBooklet
著者 佐伯啓思
憲法のために国家があるのではない。国家のために憲法はある。ことの本質は「憲法」ではなく「防衛」なのだ――。安倍政権が提出した安保法案に対して憲法違反との声が喧しいが、なら...
戦後70年 漂流する日本 国防を忘れた「異形の民主主義」―新潮45eBooklet
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商品説明
憲法のために国家があるのではない。国家のために憲法はある。ことの本質は「憲法」ではなく「防衛」なのだ――。安倍政権が提出した安保法案に対して憲法違反との声が喧しいが、ならばそもそも憲法と自衛隊の整合性はどうなのか。現実の防衛戦略を置き去りにしたまま、相も変わらず「憲法」の前で思考停止に陥っている日本。民主主義と国防の関係性という根本に立ち返り、戦後日本の”陥穽”とディレンマを突く、いま必読の論考。
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戦後70年目に日本の国防を再考する
2023/03/21 02:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題が、中身をほぼ言い表しているようにも
思いますが、敢えて三つの引用文でまとめてしまえば、
「平和憲法によってこそ日本は防衛できると
強弁すれば、ほとんど神風によって日本は守られる、
といっていた戦前の日本とさしてかわらない」
し、そもそも
「日本の戦後の平和はただ憲法9条によって
可能だったのではなく、それ以上に米軍による
抑止力のおかげであった。」
従って、
「野党は、憲法を守るというのなら、では憲法の範囲内で、
今日の日本の防衛についていかなるやり方がありうるか、
という代替案を出さねばならないのです。」
ということになると思います。
論旨ヮはっきりしていて分かりやすいのですが、
扱われている主題が大きいだけに、
尻切れとんぼな感じと言うか、
やや食い足りない感じがしてしまいました。
丸山真男やホッブズまで持ち出すのであれば、
もう少し細かく積み重ねられた議論を
読みたくなるのです。