紙の本
ロジカルシンキング
2016/01/10 23:06
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投稿者:Kamisagi - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者が別の書籍でも記していることですが、できるだけ多くのアイデアを持つ方法として、チェックリスト(MECEなどロジカルな方法で分類されたもの)を持つことによって、アイデアの抜け漏れを防ぐことを説いています。
世の中に出ている成功モデルは意外とほかの人も言われてみれば考え付くものであり、後から「しまった」と思わないようにというもので、ロジカルシンキングを平易に説明しています。
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「アイデアを漏れなく発散させるためにロジックツリーをつくるべき」という内容。
直感で出てきたアイデアは、常識、本書でいう「バカの壁」を超えられない。
たとえば、「車」といわれると無意識のうちに、四輪で金属製の4-5人乗りくらいの乗り物を想定してしまう可能性がある。
その限定された範囲の中で考えてしまうと、
戦車もバイクもロードローラーも人力車も飛行機も、知っているのに思いつかないかもしれない。
そこで、言葉で世界を切り分ける。
赤いもの/赤くないもの、1m以上のもの/未満のもの、車輪が0個/1個/2個以上のもの、など
考えている空間を言葉で切っていくことで、考えから漏れている空間があったこと、「バカの壁」があったことに気づくことができる。
その結果がロジックツリーである。
ロジックツリーは、漏れがなく (collectively exhaustive)、 具体的であるというチェックリストの要件を満たす。
チェックリストに印をつけていくことで、「この下は、もう検討した」という確信を得ることができる。
この目的でのロジックツリーはダブりがないこと (mutually exclusive) の厳密性は重視しない。
アイデアを言葉にして、関係を記述することが論理的であり、考えているということなのだ。
私たちはいろいろなことを知っている。あとは思い出すだけだ。
知っているのに使えない、惜しい敗北をくつがえすことができるかもしれない。
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「考える」ということのモヤモヤしていた部分をかなり明確に伝えてもらえた気がしました。
まわりにいる学んで得た知識を当てはめる系の人々に違和感を感じていた理由がすとんと落ちてきた気がします。
まずは語彙力と明確な線引を意識しよー。
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思考を、知識-応用-
思考の仕方。
思考に潜むバカの壁について。
この観点が個人的に刺さった。
最後にミーシーや足し引き掛け割算について
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著者が東大出身でありながら、東大卒に勝つというタイトル。
・発想力の大切さシンプルな本質の掴む考え方(バカの壁)
・アイデアの幅の話
・一流の人はメモをいっぱいとる⇒ノートにとる
・情報の価値・取捨選択の仕方
など様々な点で参考になった。
もう一回読んでみて、もう少し理解し、実践したいと思う。
本の端々をよんでいると、著者も含め、東大出身の人は本当に東大が好きなんだなあと思った。
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考えているようで、意外と人は考えていないらしい。確かに、考えているとき=書いているときと定義したら、1日何時間考えているんだろうと焦ってしまった(笑)
・天才ほど多作であり、駄作の山を築いている
・発想の広さは情報量×加工率×発想率
・優れている人ほどメモ魔
・言葉は境界線である
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論理的思考とはバカの壁を取り除くこと。
言葉の語彙力を高めることで論理力を高める事ができる。
考えるとは書く事である。
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要は、思考力とは学習とは異なるため、思考できれば
東大卒だろうが関係無いよという話。
■読書メモ
学ぶ=既存のフレームに当てはめて答えを導く
考える=自分でつくったフレームで答えを導く
学ぶ=真似ぶ →模倣である限り他のオリジナルを超越できない
思考で競合に負ける3パターン
①同じこと思いついたけどやるのが遅かった →はよやろう
②後ちょっとで同じこと思いついたはずだった →ほとんどこれ、しまった
③思いつきもしないことをやられてしまった →勝ち目なし、まいった
競争環境は常に同程度のレベルの者同士の戦いとなるがゆえ、
②で負けることがほとんど。しまったをいかになくすか。
しまったを無くすためには
1.アイディアを出しまくる(ボツネタの数が誇り)
2.バカの壁(無意識の制約)を無くすために分解しまくる(ロジックツリー)
3.ひたすら書きまくる(アウトプットがなければこの世に存在しないと同義)
その時のポイントは
4.言葉の意味を大事にする(意味を正確に捉えて、ツリーに正しい分岐を与える)
5.日常的な言葉で十分(下手な横文字はいらぬ)
6.完璧にMECEじゃなくてよい、モレはダメだがダブリはOK
7.最後に評価するときは“発想が広がったか”
ここまでは情報の加工、発想の工程の話。
原材料となる知識をどのように獲得すべきか?
→知識は量ではなく幅、なんでもないと思っていることが発想を広げる材料になり得る
さいごに、
学習は他人の思考を最短STEPで習得するための有効な手法
ピタゴラスの定理をゼロから考えるよりも学習したほうが
ピタゴラスの生涯分の努力を瞬時に獲得できる→効率が良いというだけの話
なので学習はもちろん必要なのだが、思考によりオリジナルを
生み出せなければ現代においてのビジネスマンとしてのバリューは乏しいと言える。
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思考についてがメインの本
MECEについての考え方や、バカの壁についてなど参考になることがある。
しかし…題名がねー。今どき東大とか…
題名で損してる。
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発想するための論理思考の本。
ロジックツリーの本質「論理の筋道×直感の飛躍」は目から鱗。
タイトルは、論理思考のシンプルな本質(副題)だけで良かったと思う。
図書館にリクエストした本。
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BCGや博報堂での経験をベースに、論理的思考による発想法について解説した本。
◆思考法の話に入る前に
まずは「学ぶ」と「考える」の違いから。既存のフレームワークや公式に当て嵌めて答えを導くことに満足しがちだが、価値なし。自分で作ったフレームワークから答えを導くからこそ意味がある。納得!
そして耳が痛い…やっぱり日本の戦略的な戦後教育の弊害って思考力が落ちている根本的な原因なのかも。
◆発想による競争
発想で競合に負けるパターンは3つ。
① 実行面の敗北
②「しまった(惜敗)」
③「まいった(完敗)」
このうち、潜在的発想力で負けていないが、スピードに劣った結果負けてしまう②を避けようというのが筆者の主張。挽回の可能性およびケース数としても多いため。
確かにそうかも…「あ、なぜそこまで考えなかったんだろう…気付きそうなものなのに…」というのはこのカテゴリー。
◆発想の質を落とす「バカの壁」
発想が広がらないのは「バカの壁」が存在するから。いわゆる「知らないこと」を知らないことによって起こる漏れのこと。限られた範囲の「内」を考えていることに気付いていない、その範囲の「外」があるということに気付いていない状況。ああ、怖い…
質・スピードを上げるためにはどうするか。そのためには「バカの壁」に阻まれることなくアイデアの量を増やすこと。そのためのツールとしてフレームワーク思考・ロジックツリーが挙げられている。
フレームワーク思考・ロジックツリーは自分自身の思考を一定の範囲に限定しながら、その外部も同時に意識するという意味で効果的だというもの。そういう意味合いがあるのか…と今さらながら腹落ち。確かに3Cや4Pは、漏れを防ぐために有効だもんね。
◆発想の質を上げる!
発想の質≒情報量×加工率×発想率
情報量:アイデアの素材がどれくらい頭の中にあるか
加工率:素材をどれくらい千潜在的アイデアに加工できているか
発想率:潜在的なアイデアをどれくらい顕在化できるか
3つの要素とも重要だが、発想率を上げていくのが筆者の主張。前者2つは時間が要する。
◆発想率を上げる
「考える」ときは必ず「書く」!んで「言葉」とは「境界線」である。論理的思考の本質とは、言葉が本来持っている協会施としての機能を最大限に発揮させて発想を広げ、競合が見落としているアイデアを先に引き出すこととのこと。う~ん…分かりにくい。
ロジックツリーは論理と直観の間に補完関係を作るもの。直観を廃するのではなく、あくまで論理と直感を仲良く活用していきましょうってことですね。
ロジックツリーのコツは以下の通り。よく言われているやつ。
①とりえず直感でアイデアを出す。
②大きなかたまりからMECEに分解する。
③「下流」からも考えてみる。
◆情報量・加工率を上げる
情報量:食わず嫌いをぜずに情報流入、取捨選択を極力避けよう!(これまた「バカの壁」を避けるため)
加工率:学ぶ際には鵜呑みにせずにその成���立ちまでを学ぶ、なぜなぜ??
◆高級ルーティンワークは避けよう!
とりあえず漠然とでもどんな情報を集めればいいかが分かれば十分な仕事のこと。自ら論理(結論仮説)を作れる人、それに応じた情報収集ができる人が求められる時代。
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立ち読み。
アイデア力を上げるには論理的思考力を上げて思考の幅を広げるべき、という考えは、他の論理的思考力本との違いだと思う。
思考のスピードを上げることで、競争相手に惜しく負けていた状況を改善する。
MECEに考える際、論点にモレがないかチェックするという意味では、ダブリはあって良い。
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「東大卒に勝てるのか」って題名がいけてない、と思って読み始めるのが遅れてしまった。読んだら、すぐに実践できるレベルの丁寧さで論理思考、考える、とうことが書いてありよかった。それでも気になる、東大卒は最終章でやっと納得。学びに長けた人の意だったのね。
2015.12.15
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20151105読了
ビジネスで勝つための考え方、発想の方法について説いた本。
よくあるロジカルシンキングに関する本というよりは、それらをどう使うか、アイデアの発想法という点に絞って書かれている。
特に印象に残った内容は以下(多少の解釈あり)
・学ぶ=既存のフレームワークに当てはめて答えを導く、考える=自分で作ったフレームワークから答えを導く
・フレームワークの本質は意識的に狭く考えること
・考えるとは言葉によって境界線を引く事
・自分が考えている範囲を明確にすること、思考の範囲に気付かない「バカの壁」を減らすことが発想を広げる鍵
・人は書いた時にだけ考えている
・とりあえず情報収集の「高級ルーティンワーク」に陥るのではなく、自分で考えた結論仮説を作った上で仮説検証を行うこと
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一つの成功は多くの失敗を礎に成り立っていることをわかる。まずはアイディアを量産することの大事さを痛感する。