紙の本
笑い事じゃないけど
2016/11/29 00:24
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
平凡に暮らしていた主婦(パート)に次々に襲いかかるお金問題
見栄やら、思いやりやら、言いにくい雰囲気やら
そんなことを気にしていられたのは最初だけ
平置き直ってからの女は強し
お金を巡っての駆け引きがエスカレートしていく様は
誰にでも起こりそうで、ちょっと笑えないな…と、思いつつも、やっぱり他人事
大いに笑ってしまいました
紙の本
20代の私でも読めました
2016/03/31 15:00
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投稿者:ゆっぺ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手に取った時から、少し、「ちゃんと読めるかなぁ」という心配はありました。タイトルがタイトルだったので。
でも、主人公の気持ちにも、娘の気持ちにも、息子の気持ちにも入り込むことができて、楽しく読めました。
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最後はお金よりも生き方か。
分不相応なお金の使い方もできるけど、それは自分の「見栄」なだけ。
心を込めて行えば、なんでもきっと伝わるハズ!
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老後の資金がない!明日は我が身かもしれない。そんな恐怖を感じながら読了。恐ろしい。娘の派手婚に舅の葬式代とお墓代など出費がかさむ。そして、降り注ぐ不幸。お金がいくらあっても足りない生活。老後の資金は減ってゆくばかりで貯まらない。リアル過ぎる。近い将来、こんな人がたくさん出てくるんだろうなと思ったりする。年金が必ずしも、貰えるわけでもなく、貯金で暮らしていく事になるだろうし、こういった作品を読むと将来が不安である。
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右に同じ。
自分の未来を見ているようで、読めば読むほど怖くなりました。
最後はなんとかうまいところに収まってよかったけれど、年金詐欺をやってる人がそんなにいるとは!?
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後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるというのだ。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか?
+++
娘の派手な結婚式、篤子自身の失業、夫のリストラに加え、豪華な老人施設に入居する義両親に多額の仕送り、その後の舅の葬儀。お金のかかることが次々と押し寄せてきて、後藤家の貯金は底をつきそうな勢いである。老後の資金どころの騒ぎではない。冒頭は、そんな憂鬱になるエピソードばかりで、身につまされつつ暗い気分になるが、篤子の意地と勢いで姑を引き取り、お嬢様育ちの姑に自分のことは自分でやるように啖呵を切ってから事態は少しずつ動き、危ういながらも明るい兆しが見えてくる。根本的な老後の資金不足が解決したわけではないのだが、心の持ちようと余計なプライドを捨てた後には、ほんとうにやらなければならないことが見えてくるようにも思え、ちょっとほっとする。思わず我が身に引き寄せて読んでしまった一冊である。
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垣谷美雨さんの「老後の資金がありません」、2015.9発行です。老後の資金がなくなると大変ですね。老後は6000万円必要との話も・・・。後藤篤子53歳、夫章57歳、さやか28歳、勇人大学4年の後藤一家の物語。貯金は1200万円。さやかの結婚式に500万、夫の両親(老人施設)に月々9万円。舅が死んで葬式に400万円・・・。貧して鈍して、今度は夫婦揃ってリストラに。三分の二ぐらいまでは、読んでて切なくなる内容。9万円の仕送りが無理で、「やけくそ」気味に姑と同居になってからが面白かったです!(笑)最初辛抱ですw
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定年間際の夫婦が必ず直面する問題。
心配してもし過ぎということは決してないが、重なるときにはどうして重なってしまうのかと思われるほどに襲ってくる家族の問題、お金。
面白おかしく書いてはあります。実際は、こんなものではないでしょうが、ちょっとだけホッとする気持ちにもなれます。
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すっごく面白く読んだよ。
けど・・・、このところ垣谷美雨ブームなのだけれど、どの主人公も性格似過ぎな気がします。
ラストに向かって、ハッピーエンドにまっしぐらな感じも、そんなにうまく行かないでしょ・・・と思ってしまう。それも含めて垣谷美雨なんだろうけど。
サクサク読めるし、テーマも面白いし、好きだけどさ~
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前半は、こんな老後にはなりたくないという感じでした。でも、後半はその印象が変わりました。
老後に限らず生活のレベルは心の持ちようだと思いました。
生き方指南というと堅苦しいが、楽しんで人生を考え直す本です。
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他人事とは思えないので期待して読んだんですが、特に役に立ちそうもない、普通のエンタメ小説でした。エンタメとしてはなかなかの出来。特に長女のキャラクタには大笑いさせられました。
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1200万の蓄えが、娘の結婚と、舅の葬儀で消えていく。更にオットも自分もリストラされ、大ピンチ。
面白かったです。
あれよあれよという間に大金が出ていく前半のくだり、見ないようにしている現実として、自分にも置き換えられそうで、正直背筋が寒くなりました。
年金詐欺の展開は、???という感もありましたが、お姑さんとの良好な関係構築のサイドストーリーとして、社会問題と絡めたと考えれば、ありなのかな。
最後にあった『知恵を絞れば、まだまだ様々な可能性が残されてるらしい』という希望的観測は、私にも明るい未来を見せてくれているようで、ひとまずホットして、本を閉じること出来ました。
著者の本は、安心のエンタメ小説。
今回も期待を裏切らない良作でした。
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さくさく読めた!タイトルどおり、老後の資金を心配する中年夫婦の話。
主人公の心配がすごくリアルで、自分まで老後が心配になってきた。
最初は普通の主婦だったのが、お金の心配をしすぎて詐欺にまで加担し始めた時に大丈夫かな⁉︎と心配になったけど、そのまま突き進まなかったから安心した。そのパートは、それまで爽やかだったサツキまで全く違う人になってしまったようで読んでいて心が暗くなった。
でも最終的には幸せな老後を予感させる終わり方になっていたので、安心して読み終えられた。
主人公の姑がすごくいいキャラだった!お上品なのに物怖じしない感じがすごくかわいかった!
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お葬式がこんなにお金がかかるって
知らなかった!
前半は自分のことのように
鬱々しながら読んだ。
いろいろ厄介ごとが一気に起こり
後半どう主人公が立ち向かうのかと
思いきや、なんだか姑さんの方が
生き生きとしてきたり
小姑や旦那がすんなりいい人になったり
ちょっと都合よすぎるかな~。
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読みはじめてもう切実!もう自分の未来も重ねつつよんで、途中お姑さんが加わってからはどんな方向にいってしまうのかと、ハラハラしっぱなし。
終わりはなんとかうまくまとまったけど、お金のことよく考えさせられたよい機会だった。