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帝都を復興せよ
著者 江上剛
相模湾沖で発生したM7.9の巨大地震は、日本の首都機能を一瞬にして崩壊させた。内務大臣に就任した後藤新平は、未来を見据えた都市計画をもとに、帝都復興への壮大な構想を描いた...
帝都を復興せよ
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帝都を復興せよ (光文社文庫)
商品説明
相模湾沖で発生したM7.9の巨大地震は、日本の首都機能を一瞬にして崩壊させた。内務大臣に就任した後藤新平は、未来を見据えた都市計画をもとに、帝都復興への壮大な構想を描いた。高額な復興資金、利権にこだわる各省庁の思惑、土地所有者からの反対。幾多の困難が立ちはだかるなか、後藤は高邁な理想に向かい突き進む。「真の政治家」の姿を問う著者渾身の傑作。
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紙の本
政治家の命は、先見性と情熱
2016/07/24 11:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこの組織にも抵抗勢力はいるものだ。この作品は、国という最大の組織の抵抗勢力を相手に関東大震災という未曾有の大災害から復興を目指した後藤新平の活躍を描いているが、読み進めるたびに自分のことしか考えない政党や古参政治家に憤りを覚えた。
でも一人の政治家が示した時代を先取りする考えを受け入れる土壌がそもそもこの国にはないという記述にはそれ以上に大きな衝撃を受けた。まさしく今も含めてそのとおりだからだ。政治は、難しい。でも軽くしている人たちが足を引っ張っている。