電子書籍
てくてく~東海道ぬけまいり~(2)
著者 山崎浩
伊勢への旅の最難関・箱根の関所越え&詮議、温泉、地曳網、赤富士etcをみんなで初体験!?江戸時代――伊勢にいる父に会うために抜け参りと称して旅立った少女・いちと少年・十は...
てくてく~東海道ぬけまいり~(2)
てくてく 2 東海道ぬけまいり (SPコミックス)
商品説明
伊勢への旅の最難関・箱根の関所越え&詮議、温泉、地曳網、赤富士etcをみんなで初体験!?
江戸時代――
伊勢にいる父に会うために抜け参りと称して旅立った少女・いちと少年・十は東海道をいざ西進!
新しい道連れ・はちや参宮犬・犬五郎と共に箱根の関所や富士川といった、さまざまな“難所”に挑みます!
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紙の本
犬好き、猫好き、両派必見の江戸の旅行記
2015/11/03 22:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在でも日本の物流、鉄道の要、東海道を歩く、少年少女の江戸時代のお話です。
江戸から川を渡る以外、徒歩で伊勢を目指す道中には、難所や難関があり、行く手を阻みますが、人情味溢れる大人の支えで一歩ずつ着実に前に進む、暢気で愉快な子供だけの旅を、一緒に見守りたいとは思いませんか。
二巻ではやっと駿河国まで辿り着き、旅を始めてまだ一週間ほどで十ヶ所以上の宿場に逗留したり、通り過ぎたりしましたが、まだまだ先は長く、二人だけの旅には道連れも加わり、賑やかなお散歩、遠足、修学旅行のようなぬけまいりは各地の名物、名所を味わいながら、時に道草をする、時間や予定にとらわれない自由な旅で、これからも届くその報告を首を長くして待ちましょう。
江戸時代に興味のある歴史好きのみならず、東海道五十三次のどこかに住んでいる人、日本の北や南に住む東海道とは縁もゆかりもない旅好きな人、日本の現代と過去に興味のある外国の方、学校や図書館の関係者など、人種や性別、職業を問わず、江戸の習俗、慣習を手軽に、より深く知りたい、向学心のある読者にお勧めする、面白くて得をする、漫画だからと言って侮れない作品です。
今でも手に入る特産品や食べられる名物が、作中にそのままの形で登場し、気に入った食材は手に入れて実際に食べられますし、気になる風景が見つかれば、作者のように現地に赴き、昔と今の姿を比べられる、旅の参考にもなる取材日記が毎回、添えられているのも作品の魅力の一つで、食べ物だけではなく犬好き、猫好きの方や身近な動植物に関心のある世代を超えた幅広い読者の期待に応える、旅の入門書だとも言えるでしょう。