読割 50
電子書籍
早春賦
著者 山口恵以子
愛を失い、私は本物の女になった。 政略結婚と知りながら許嫁に恋をした菊乃を襲ったのは、妾の存在、隠し子、財産横領、やっと授かった我が子の流産ーー。地獄の中で芽生えた自立心...
早春賦
早春賦
商品説明
愛を失い、私は本物の女になった。
政略結婚と知りながら許嫁に恋をした菊乃を襲ったのは、
妾の存在、隠し子、財産横領、やっと授かった我が子の流産ーー。
地獄の中で芽生えた自立心が、やがて菊乃の運命を鮮やかに変えていく。
明治維新後、金貸業から事業を拡大させた大堂家の娘・菊乃は、身分違いの伯爵家に嫁ぐ。そこで待ち構えていたのは、歌舞伎より能を、世界情勢より貴顕社会の噂話を好み、欲望と快楽に耽る一家だった。
生家との違いに驚き、爛れた伯爵家の闇の深さを知った菊乃は、持ち前の負けん気が顔を出すのを感じていた……。
女性の権利が認められなかった激動の明治時代、旧弊な価値観はびこる格式張った家に、菊乃が新時代の風を巻き起こす!
再起する女の誇りと自由、凛とした美しさを描く、一気読み必至の大河小説。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
テンポよく
2016/02/18 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kanako - この投稿者のレビュー一覧を見る
同著者の月下上海がとても面白かったので新刊を見つけ購入したまま年末年始の慌ただしさと先に読んでた本があった為、やっと拝読。
一晩で読み切りました!
ので寝不足です。
今回は明治時代のお話。
とはいっても堅苦しくなく、読みやすかったです。
ただ、通敬と心が通じたと思う間もなく次の展開に移ってしまったので、個人的にはもう少し夫婦のやりとりというか、最後を読みたかったなーと。
で、その後の部分は、いっその事、続編でみっちりやっても一冊いけたんじゃないかなーとか。
あと、通敬が最後に心の内を打ち明けた時に、今まであんななのに?!とちょっと思ってしまうくらい、ひどい人でしたが(笑)不思議と読了感は悪くないです。