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生きて候 上
著者 安部龍太郎
倉橋長五郎政重は、徳川家御先手組にあって、無敵の大業“鬼落とし”で知られた槍の名手。家康の名参謀・本多正信の次子にして槍奉行・倉橋長右衛門の養子だが、故あって秀忠公の近習...
生きて候 上
生きて候 上 (集英社文庫)
商品説明
倉橋長五郎政重は、徳川家御先手組にあって、無敵の大業“鬼落とし”で知られた槍の名手。家康の名参謀・本多正信の次子にして槍奉行・倉橋長右衛門の養子だが、故あって秀忠公の近習を斬り捨て徳川家を出奔。意地と野心を胸に秘め、慶長の役に身を投じる。前田利家の密命を帯び朝鮮半島に渡った政重だが、そこは人心を捨てねば生き延びられない修羅場であった。
目次
- 第一章 堪忍ならざる趣あり/第二章 地を叩きて慟哭す/第三章 来援遅からじ/第四章 散りのまがひに家路忘れて/第五章 命ふたつなき身なりせば/第六章 友よ忘るることなかれ/第七章 わが道は蒼天にあり
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