紙の本
社会・企業人としての常識・センスを知る物差し
2017/12/12 18:01
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投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書で提示された各種問題については、「戦略思考」を判断するような大それたものではなく、企業人や事業を行う者としての一般的なセンスや対応力を判断する物差しとなるようなものである。したがって、日々仕事上の適切な対応を求められる人にとっては、自己のレベルを知る良い機会かもしれない。
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一気に読破。本当はもう少しじっくり考えながら読むべきだったと思うが…
・右脳(直感)と左脳(論理)をバランスよく鍛え、使うことが大切。
・交渉力。状況に応じて我社・相手のどちらが交渉力が強いかを的確に見極める。
・あらゆるサービスに対し、どんなビジネスモデルで動いているか考えてみる。儲けの種を見極める。
・戦略的思考には知識が必要。考え方の訓練と、知識の補充。
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トレーニングというより、クイズ。頭の使い方を覚えるよりも、クイズに答えることに目がいってしまう。もう少し思考のプロセスを形式知化してほしかった
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50問の問題を解きながら戦略思考を養っていく。内容はよかったが、価格の割に分量が少なく感じたので☆*3。問題1から早速興味深かった。「ペットの数は年々増加している一方、ペットの餌の売上は下がっている。その理由は?」解答は小型犬(大型犬の1/10程度しか食べない)が増加しており餌の消費自体は下がっているためである。このような問題が50問続いていく。個人的に歯ブラシと歯磨き粉の問題が最も興味深かった。歯磨き粉の売上を増やすには、①歯磨き粉が出る穴を大きくする②歯ブラシの磨く部分を長くする。以上2点により消費量を増やすことがあげられる。これに付随して、米国で流行していた奥まで磨ける小さい歯ブラシが、日本では流行らなかった(メーカーにより流行らすことを避けられた)というエピソードに目から鱗だった。
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実際の事例を基にクイズ形式で書かれていて面白かった。
「常識的であることと非常識になること」や「理論的であることと直感的であること」のような一見相反することの両面をバランスよく持つことの大切さに気付ける作品だった。
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常識を疑い、トータルコストと利益を考えいかに利益を最大化するためにアイデアを出すことを改めて考えさせてくれた。
新しいビジネスモデルを考えるためには、角度を変えて考え非常識な発想をすることが必要。そのために、トレーニングを日々継続することが肝心である。
常識は必ずデータに裏付けられる。
大まかな計算をする、フェルミ推定。
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元ボストン・コンサルティング・グループの鈴木貴博氏の新著。『アマゾンのロングテールは2度笑う』もかなりおもしろい本だったが、この本も同じくらいおもしろい。
章ごとにテーマを持ったクイズ形式の戦略思考トレーニングとなっていて、コンサル脳の働かせ方が非常に参考になる。ちなみに私の回答率は50%程度なのでないかと思う。
自分に足りないのは、推定式をとっさに思いつけないこと。左脳思考である気がするのだが、まだまだのようだ。
たまに読み返して脳に刺激を与えたい。
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問題文形式で、戦略思考を鍛えるための設問が用意されていて、頭の中でも普段使わない部分を使う、いい練習になるとともに、雑学ネタも身に付く。
特に、
・売上高を方程式で考える(因数分解する)
・商品のポジショニングを決める
は、ビジネスの場で本来は考えるべきことだが、自分はできていない事でもあり、新しい気づきになった。
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ビジネスに必要な「戦略思考」。クイズ形式で「戦略思考」、特に論理力と発想力をトレーニングすることができるビジネス書。普通の読み物としても十分面白い。
もともと本屋さんで、タイトルに惹かれて立ち読みして、機会があったら読みたいと思ってたのでした。
やっぱりクイズ形式であることと、テーマになっているエピソードが面白いのがツボりましたね。
トレーニング効果が如何ほどかは分かりませんが、読みやすいので、ちょっとした時間で1問、なんてこともしやすいですよ。
読んだ戦略エピソードを頭の片隅に置いておくだけで、経営層との雑談、実際の戦略検討シーンでの呼び水なんかにも、十分使えると思います。
2弾、3弾とまとめ買いしたので、ちょっとずつ読んでいこうと思います。
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経営戦略思考力をつけるためのクイズが51問。可能性を非常識に広げる頭の柔軟さ、右脳的なイメージ力も左脳的な推論力も試される問題だが、深く考える前に答えを読んでなるほど!となってしまう。
それでも思考パターンの柔軟化には役立つと思っておく。
13-85
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読むだけでも面白い。
経営戦略や、マーケティングで重視される戦略思考を鍛えるための本……なんだけれども、個人的には「ビジネスうんちく本」としての価値は高いけれども、トレーニングに使えるかというとどうかな~と思った。
クイズ形式で本書は構成されているけれども、そのクイズのほとんどが「答えが分からなければ正解にならない」ものばかりだったりする。でも、正解になるかどうかよりも、思考の幅を拡げることが主眼なので、それでもいいのかも。ただ、採り上げられている問題がどれも面白いので、考える前に答えを観ちゃうのよね。
私が思うに、幅広い思考ができるかどうかは、こういうエピソードを広く知っているかどうかに比例していると思う。それはテクニックというよりも、知識量の差ではないかと。なので、この本を読んで「トレーニングしよう」と思うよりも、この本を読んで「幅広いアイデアを得よう」と思うべきなのかもしれない。
ただ、サラリーマンが使える知識がここにあるかどうかは未知数。経営者や役職が付いていたら、有益だと思う。
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戦略を立てる際はそれがどうすれば達成されるかの仮説を立て、進めながらその仮説が正しいのか検証しながら進めていく
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本当に戦略思考のトレーニングになるかは疑問ですが、気づきのある著作です。例題が結構おもしろくて、考える前に答えを見てしまいました。やはり知識を貪欲に蓄積することが前提条件のような気もします。フェルミ推定は技術として自身のものにしたいと思いました。
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ビジネスのケーススタディ集のような戦略思考トレーニングの本。
実例に基づいた様々なケースが掲載されており、参考になる一冊です。
・ハインツで他社がケチャップをペットボトルに変更した際、ハインツはハインツは濃いから中々出てこないんですというアピールをして乗り切った
・アメリカ市場にカップ麺を参入させる際、この商品はスープですということで、参入を成功させた。新規製品は売り場が対応していないため、既存の商品にいかに近づけて心理的距離を乗り越えさせるかが重要だった。
・スマイルカーブでアフターサービスの方が収益性が高い理由。販売時は買い手の交渉力が強いが、アフターサービス時は売り手の方が交渉力が強くなるから。買い手は他社を選べなくなってしまうから。。
・ミシュランガイドに南仏のお店が多くのっている理由。バカンス時をはじめ南フランスに多く出かけてもらってタイヤを擦り減らしてもらうためそのようになっている。
・IBMが高額ラインと大量生産ラインの二つのラインを作ったが、その違いは大量生産ラインではわざと遅く進行するようなプログラムを入れることで差別化を行った。そうすることで、製造量を安くすることができる。大量生産品は新規参入を阻むためにそうしており、利益は高額モデルで稼いでいる。
・性能が不十分で技術に改良の余地のある部分はもうかるけれど、性能が十分になってしまってどの企業が作っても差が出ない部分はもうからない。
・高収益企業の共通要因 水を高く売っている キャノンのインク、資生堂の化粧品、大正製薬の健康ドリンク
・コンサルティングファームの地位が高い人ほど、ペーパーテストの知識レベルも高い・
・北海道は半分が道内の観光者
・コンサルファームはまず初日に最終提言について議論をして決めてから、仮説をもとに検証を重ねつつ軌道修正していく。
・星野リゾートが高額ラインを進めるのは再生の関係者である地方金融機関が困らないように高額にしている。大衆旅館にしてしまうと競争がおこり、金融機関が困ってしまうため。
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戦略思考を身につけるためにクイズ形式になっている本。
1問1問考えていくことが大切だが、その解決へのアプローチは知識として頭の引出に蓄えておくと、後々役に立ちそうなものになっている。
・右脳と左脳のバランスが大切
⇒左脳でカテゴリー分類をして、右脳でアイディアをたくさん出す等
・常識×非常識
⇒非常識な発想をするためには日ごろから、多くのビジネスモデルに触れること
・フェルミ推定
・1番安い商品の役割は競争相手からの参入を防ぐファイアーウォール
・パレートの法則 2:8
・戦略思考には知識が大事!
①新聞、ニュースを見る
②経済書は自分への投資。最低でも月2冊。
③海外にも関心を向ける
④海外に出かける
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