紙の本
少年の一途さ
2015/12/31 16:16
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校三年の男子生徒の友情。女子生徒が絡み、やがて年上の美女が登場。主人公・渓哉の一途な気持ちが清々しく描かれる。伏線の張り方が抜群。冒頭の世界史の補習授業、旅館の古いオルガン…今回も野球がベースの物語だが、これまでのあさの作品には無い魅力で、新境地といっていい。
紙の本
ささっと読める
2015/12/26 17:59
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投稿者:やましお - この投稿者のレビュー一覧を見る
大きめの字で、
分量はさほど多くない。
どんどん話が進んでいくので
突っ込んだところまでの描写は少ないが、
一気に読めばそれなりの読後感はある。
物足りない読者も多いと思うが、
良い一冊と思った。
紙の本
大人の事情は高校生にはまだわからない。
2016/04/21 07:53
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投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
150頁くらいで中編と言ってもいい長さの高校生青春もの。
若い人を描いた本は言葉遣いが私にとってはキーとなるのですが、岡山弁ということで、 言葉遣いは大丈夫でした。
ただ、さらっと読めるのですが、その分、ひっかかるものも少ないという無難さがあります。
分厚い本を読破するのも良し、さらっとさわやかスプライト気分でこういう本を読むのも良し。
高校生には大人の事情はまだわからない、というお話。
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いい話で面白かったんだけど、イマイチ・イマニ。
「もいっぺん書きなおして欲しいなぁ。」と思える作品。
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200ページに満たない小品だ。
野球部を卒業し受験を控える高校3年生が、あるエピソードを通じて精神的に成長する姿を描くが、作者の意図は実現されたのか。
中途半端な感が強い。
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ほんとうにタイトル通り
胸の中がすっとするような
ピュアな気持ちにさせられるような作品。
いい意味で作り込まれた感のない、
自然でさわやかな青春の一コマ。
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せつないねぇ
「せつなさ」 と 「夏の終わりの風」を
描くと こんな風になるのでしょう
さわやかな余韻が残ります
あさの作品に登場する女性は
いつも 美しくけなげで つつましく
そのくせしっかりした自我をもっている
そこがまた魅力でもあるのですけれどもね
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あさのさんの本にはいつもいろいろ考える系の男の子と、それを受け止めるおおらかな男の子が出てくるのだな。
お兄ちゃん、できすぎでプレッシャーは分かるけど、もっとのびのびした明るい男の子の話がいいな。
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爽やかな高校野球ものを読んだあとでギャップがありました。
もっとぐるぐるどろどろした葛藤。きっと世の多くの(真面目な)高校生は、キラキラした甲子園よりこっち側な気がする。
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野球部を引退したら、空っぽになってしまった渓哉。
故郷美作を出て都会の大学に行けば、楽しい生活が待っているのかもしれない。
でも、それは自分が望んでいることなのだろうか。
親友の実紀は、きちんと自分の将来を見据えている。
未来が見えずにいる渓哉は、ある日偶然、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになる。
里香は美作に「逢いたい人がいる」と言うが…。
(アマゾンより引用)
可もなく不可もなく…って感じ
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岡山の美作を舞台に高校三年生の彼が将来のこと、実家の茶葉屋のこと、親友のことなど、必ず立つ人生の岐路を、爽やかな風が流れるように進むストーリーでした。岡山弁が多用されていて、妙に懐かしく可笑しくなんか良かった(^^)ぼっけえ、もんげー、でえらぁは、岡山三代veryだそうです(笑)(笑)(笑)
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暑い中涼やかな風が一瞬通るような爽やかさがある話でした。鮮やかな青の印象。これから物語が始まりそうな感じ。
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野球部を引退して気が抜けてしまい受験勉強にも身が入らない渓哉。
亡くなった父の代わりに地元に戻って家業を継いだ兄を
尊敬と同時にもやもやした思いを抱えていた矢先に
道に迷っている青江さんと出会った。
友達の旅館で温泉に浸かり食事をしながら
青江さんと話していくうちに
彼女が単に道に迷っていたのではなく
兄の元恋人として兄に会いに来たという事実と
渓哉にいつの間にか芽生えていた青江さんに対する思い。
若いのう。温泉入りたい。
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男子高校生、野球部、このシチュエーションの小説ありふれているのに、ちゃんと読んだのはこれが初めてかも。著者あさのあつこの出身地を舞台とした物語。何よりも渓哉と実紀とその他の方々と、美作の人同士の会話のテンポ、掛け合いが東北には無いやり取りで、好きになった。あさのあつこの小説は岡山県が舞台のものが多いのか、岡山県PR本ってくらい、岡山県の良さが詰まっていました。中身は予想出来る内容がトントンと進んでいく感じで、栄美の存在が終盤忘れ去られてるような気がして残念。実紀が渓哉を湯郷温泉に誘った理由、栄実の「いつか話せたら」の内容。栄美は渓哉のこと好きだったんじゃ?と最初から思っていたけど、どんどんと中身が里香メインになって、そのまま終わってしまった。
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高校3年生の渓哉は、岡山の温泉町の老舗のお茶屋の息子だ。野球部を引退し受験生モードになった8月、都会から来たらしい若い女性を幼なじみの実家の温泉宿へ案内することになった。その女性は、渓哉の兄と別れた恋人だった。
高校生らしい憧れのような思いと大人の恋の事情、割りきれない思いの渓哉に「透き通った風が」吹いたようだった。スポーツものではないけれど、野球は欠かせないものだった。実らない恋ばかりだったのに、さわやかだ。