すべてわかるセキュリティ大全2016（日経BP Next ICT選書）

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日経のイベントに行った際に2割引だったので購入した本。
セキュリティについて学びたかったので買った。
日経のセキュリティに纏わる記事をまとめた本でもあり、
本書を全て読むことでセキュリティについての治験が深まった。
ただ、日経○○の冊子の記事は図やイラストを使っているもののなかなか初心者には理解しにくかったりもする。
完全にある程度については予め理解している方向けの本。

昨今のセキュリティに纏わる動向については鮮度が命の記事でもあり、本書には年金機構の情報流出についてや関わる事が多く書かれていた。
皮肉にもお大きな世間的に注目を浴びたセキュリティインシデントが発生してから、各企業の意識が改善されその繰り返しにという現状を変えていかなければ、根本的な解決にはならないかと思った。

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ＩＴパスポートで学んだ「ゼロデイ攻撃」「ランサムウェア」等のサイバー攻撃の具体的な手口が紹介されていた。
以下引用する手口の巧妙化やリスト標的型攻撃の対象企業を見ると、明日は我が身と、身が引き締まる思いがした。この分野は継続的に情報収集が必要である。
「近年、攻撃者が力を入れているポイントは、大きく四つに分けられる。まず一つ目が、(1)メールの文面だ。メールの件名や本文などを”工夫”して、取引先や社内から送られてきたメールに見せかける。…攻撃者は、実際にやり取りされている業務メールを盗み、その文面を参考にするという新手口を編み出した。
　(2)メールの送り方も”工夫”している。…まずはファイルを添付していないメールでやり取りをし、ファイルを送る必然性を作り上げてからウイルス添付メールを送信する手口を考え出した。
　(3)添付ファイルの偽装。…
　2013年以降増えているのは、(4)Web経由の攻撃だ。アクセス数の多いWebサイトにわなを仕掛けて、標的企業の従業員がアクセスしたときにだけ、ウイルスをダウンロードさせる方法で、『水飲み場型攻撃』と呼ばれる。」