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分かりやすい
2022/12/12 15:46
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投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまでこそ市民権を得た「つみたて投資」です。
そのつみたて投資の安全性・安定性を科学的に、分かりやすく説明した良書です。
大変参考になりました。
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とっても良くできた本です
2018/06/20 23:17
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投稿者:マグマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に分かりやすく説得力がある本です。投資をしたいと考えている人が本書を読めばすぐにでも投資信託を始めることでしょう。
投資信託の魅力に加え、値下がりしても大丈夫だということをしっかりと説明しているので、不安もかなり解消されるはずです。
ただ投資信託の魅力は述べているのですが、具体的にどこの証券会社に口座を作って、何という商品を購入するのがオススメかという買い方についてはほとんど言及が無いです。
実際に積み立てるとどの位儲かるのかというシュミレーションが何度も紹介されているので非常にイメージがしやすいです。
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長期積立による投資手法によるメリットを述べています。どちらかというと他の本では「合理性」について書かれていることが多い中、この本は「メンタル面」からのアプローチをとっていると思いました。人間、感情が入ると合理的な考え方が出来なくなる事が多いので、メンタル面は重要と思いました。
僕自身、長期積立という投資手法については賛成です。ただ、暴落・暴騰や市場の今後を考え、長期積立が有利・有効ではないと思われるケースもあると思います。上がると思うなら一括購入ですし、下がり続ける市場にとって長期積立は不利です。万能な投資法は存在しないと思っているので、積立投資も万能では無いと思っています。
ただ、有能ではない人(業界の中心・内部にいる人間や、ビジネス感覚を持ち、経済情勢を本当に見抜く力のある人以外のコト)にとっては、一番無難・かつ有効な投資法と思っています。自分はまだ有能とは思えないのでベースは長期積立戦略で投資をしています(同時に他の知識や手法も勉強中ではありますが、基本的には積立投資をメインにしています)
※特殊な投資法を謳って金をだまし取る詐欺師の存在、様々な法律を知らないことによる思わぬ損失、信じた人間・投資法がハズレてしまうというリスクなどがあるからです。事前にそれを見抜く力があるのか? が重要なポイントと思います。
そういった中、この本はメンタル面からのアプローチをしており、安心しながら投資ができるのだと思いました。最良を目指すと先は長くキリがありませんが、(到達点があるかもわかりません) 普通の人は長期積立が最善なのではないでしょうか。あとは自分の想いに応じて、自分なりのアレンジを加えていけば良いのかと(資産の一部で試してみる感じで)
ただ、本の中で「給料が右肩上がりである時代は終わる」「年金が...」と聞くと、ちょっと疑問に思います。たかだか4~5%程度の利回りがあるか無いかのポートフォリオを組んで(税金等の考慮は? などもあります)、劇的に改善する世帯がどれくらいあるだろうか? 給料が下がる中で積立を続ける努力・忍耐力が必要ですし、年金が破綻した場合の負担(数千万単位にはなるでしょう)を運用益で賄うことが出来る世帯は少ないのでは? というのが率直な感想です。投資による収益は必要な資金を賄う一部分と考えるべきと思いました。積立投資「も」必要と思います。老後資金をストック側(資産)で用意するのであれば、まずは貯蓄体質を作るのが大事と思います。(あわよくば証券投資収益以外の副収入)
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投資って「安く買って高く売る」これが常識だと考えられていたけれども、つみたて投資は「口数を積み上げて最後の価格が大事」という風に全然特徴が違うというのをわかりやすく解説しています。
一括投資と比較したメリット、デメリットをちゃんと解説しているので、やっぱり一括投資がいいという人はこれまで通り一括投資すればいいし、つみたて投資の方が安心できそうと思えば、つみたて投資を始めてみて欲しい。
投資って結局下がったときに止めちゃうとそこで終わりなので、どう続けるかが大事で、つみたて投資にすると回復力が高いとか、将来に向けた仕込み時ってプラス思考にできるんじゃないかな?
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勉強になった。
全く相場がわからない商品に関しては、絶対にドルコスト平均法で購入したほうがいいな。
分かるものに関しても、大体わかったつもりになっているだけだろうから、本当だったらドルコストでやったほうがいいんだろうけれども、
資産のうちの低い割合だったら、自分が安いところで買ったほうが面白いかもしれない。
この作者の自叙伝は面白かった。
個人的に途中の哲学的なものはあまり必要なかった気がした(笑
--気になった言葉--
人間は「利益」の2~2.5倍、「損失」を大きく感じるそうです。この特性を「損失回避」といいます。(P28)
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毎月一定額を積み立てて金融商品を購入していく「つみたて投資」。これまでこの手法を深く掘り下げた投資本というのはなかったと思う。タイトルにもなっているように、金融商品の価格は半値になってもつみたて投資なら利益を出せる可能性がある、など一般的な感覚に反するデータが豊富に示されている。資金をまとめて投資する「一括投資」との比較で、つみたてのメリットはもちろん、デメリットにもきちんと触れられていて、良心的だと思う。後半の著者がつみたて投資を研究するきっかけとなったベンチャー証券会社時代のエピソードも面白い。
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中身はない。なぜ買ってしまったのか?まあ、キャッチコピーにのせられたということ。立ち読み15分で十分な薄っぺらな内容。著者はまだ30歳くらいみたいだが、書かれた投資経歴はリスク管理がまったくできていないひどいもので、読後ちょっと暗い気分に。
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インデックス投信を使っての積立投資を解説した本は今まで何冊か出ていますが、この本ほど著者の熱い気持ちを感じた本はありませんでした。ただ、具体的にどの投信を、どういう組み合わせで買ったらよいのか、そういうテクニックについては全く書いておらず、それが書かれてあるならば完璧な本になると思いました。それとアメリカ人が積立投資を知らないという事実には驚かされました。
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つみたて投資の優れている点は費用対効果が大きいところだと感じます。投資に関していろいろと考え、時間を投入してもそれほど大きなリターンが得られるとは限りません。その時間を自分に投資する方が圧倒的にリターンは大きいです。
さらに、つみたて投資の優れている点は精神的ストレスが小さいことです。実際、わたしもつみたて投資をしています。つみたて投資をはじめてしばらくは基準価額がどんどん下がっていき、マイナスの状態が続きました。しかし、最近すこし基準価額が上昇しました。すると、一気にプラスに転じてしまいました。つみたてをはじめたときの基準価額に戻ったわけではなく、わずかに上向きに変化しただけです。この威力は強烈です!まさにこの本に説明されている状態と同じです。
基準価額が上昇局面は当然、精神的に楽ですし、下降局面で下がっていっても少し上を向けばプラスに転じる。このことが理解できれば精神的に楽です。一発勝負をしていないので大儲けをすることはできませんが、そこそこには増える投資法ではないでしょうか。
注意する点は出口です。わずかに上昇すればプラスになるということは、逆に上昇していている状態から、わずかに下降したらマイナスに転じてしまうということです。ここで精算するとマイナスで終わります。ここは耐えて(つみたてを続けなければなりませんが)、また上向いたときに精算すればいいのです。
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積立投資は個別株投資などと比べあまり手間がかからず、情報収集や相場の上下動を気にする必要がないので、サラリーマンが行うには一番良い手段だと思う。
その分の浮いた時間を本業の仕事や勉強(自己投資)を充てるべきだ。
ゼロに近い預金金利、年金不安や増税など、お金をめぐる環境は決して良くない状況だが、こういうときにこそ自らを律し、継続して資産を積み上げていく必要がある。
この本を読んだら、次はほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)をおすすめします。
金融機関があまり積立投資を薦めないのなら、自らが勉強して実行するしかない。
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コモンズ投信の「コモンズ30」の設定以来、毎月コツコツ積み立てで買付けしているので読んでみた。
つみたて投資をしている場合、運用期間中に一旦上げて下げた場合以外、驚くほど運用成績が良くなる。
「投資を始めるタイミングを選ばない」
「下がっても大丈夫。ストレスから解放されて、安心して投資できる」
ということを、データを用いて解説している本。
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▼日本経済新聞が毎年年初に「今年の日経平均の年間最高値と最安値はいつ頃か」という質問を有力経営者20人に聞いている。
1985年から2007年の22年間で、回答者の過半数が「年前半に最高値」と答えた年は一度もなかった。
全ての年で、過半数は「年後半に最高値」と回答。しかし、実際に「年後半に最高値」をつけたのはたったの9回。
→このバイアス分かる。そんな気がしてしまうけど、確かに根拠はないな。
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▼カリフォルニア大学バークレー校のピーター・ライマンとハル・ヴァリアンが2000年に発表した調査によると、人類が、洞窟壁画から印刷物まで、30万年かけて蓄積してきた情報量は12EB(エクサバイト。エクサはギガの10億倍)と推計されました。そして2002年にインターネットやテレビなどの電子チャネルを通じて流れた情報量は18EBだったとレポートしています。過去30万年分を、たったの1年間で追い抜いてしまったのです。
また、IT調査会社のIDC Japanが2007年に報告したレポートでは、2006年に生まれたデジタル情報は161EB、2010年には988EBになると予測されています。
→情報量の計測方法はよく分からないけど、2002年ですら30万年分一気に越えちゃうのか。「現代の情報量は江戸時代の1万倍」と聞いたことがあるけど、もっとケタ違い。ソーシャルフィルタリングしていかないとなぁ。
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毎月一定額を積み立てる「つみたて投資」の効果を検証し、推奨する本。
従来の「安く買って高く売る」の一括投資との違いを様々な例とグラフを用いて検証。
いったん値を下げても最終的にある程度のところまで戻せば、儲かるという「つみたて投資」ならではの効果を力説。
投資信託の評価=基準価格×保有口数
で決まるから、
むしろ値動きがある程度激しく、価格下落時期にたくさん仕込めるほうが成果はよい。
今までも様々なつみたて投資の解説本を呼んできたが、
検証によって改めてその効果を強く認識した。
何より著者がこの投資方法にかける情熱を感じた。
しかし著者は若いのにすごい経験を持った人だな。
章ごとにその効果を説明。
1「値下がり安心」効果
(どんなに下げっても少し戻せばOK)
2「スピード回復」効果
(損から素早く回復する)
3「リバウンド」効果
(下がった後に戻ればリターンが得られる)
4「ストレス抑制」効果
(上がれば嬉しい、下ればたくさん仕込める)
5「タイミング・フリー」効果
(いつ始めてもよい)
6「プロセス」効果
(始値・終値という結果ではなく経過が大事)
7「継続」効果
(とにくかく口数を積み上げる投資)
8「予測不要」効果
(考えても分からないから、投資の難しいことを学ぶより、日々の生活や仕事に時間を)
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・「どんなに下がっても、そこからある水準まで戻せば黒字に回復するからです。」…戻ればの話だけどな。戻ればの。
・「『回復力』はつみたて投資の最大の特徴」
・「つみたて投資の評価は、値上がり後の値下がりに弱い」
・「重要なのはいつまで続けるか」
・「人間は、何か物事を始める前には、良いことが起こると考えるよりも、自分には『悪いことが起こるのでは?』と考えてしまうものです。これを『短期的悲観』といいます。』
・「実際に、『年後半に最高値』をつけたのはたったの9回」…年前半に最高値をつける前提でプランを立てれば勝ちやすくなるのではないだろうか。
・「人間の心理は『目先はしんどいだろうが、後でよくなる』と思うようにできている」
・「これから資産を作ろうと考えている方にとって、最高の投資は『自己投資』です。特に若い人はお金がない分、『時間』という資産を持っていますので、それを最大限に活用し、様々なことに挑戦するのが、最も収入アップにつながるでしょう。」
・「一括投資のほうが、期待利回りは高くなる」
・ナンピン買いの考え方と似てるよーな気がする
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おもにドル・コスト平均法について説明、そしてその有益性についてを述べている本。
資産運用について個人的にはやってはいないものの、将来的に必要になってくることだしという理由で読んでみた。ドル・コスト平均法についてとてもわかりやすく、書かれていた。
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「つみたて」に特化した資産運用本
よくある普通の類ならば「積み立て投資」はドルコスト平均法の基本的説明から進み
その先にあるインデックス運用の優位性やアセットアロケーション(資産配分)に向かいます
しかしこの本には何(TOPIXや債券、外国株式インデックス等)に投資すれば良いか?
現在販売されている商品では何が推奨ファンドなのか?すら一切登場しない潔さがある
要は一冊の始めから終わりまで一貫して「つみたて」の普及だけに費やしているところが興味深い
読んだ最初の印象は申し訳ありませんが第10章の苦労話はいらない気がします
それよりも終章や参考資料にの価値ある情報にもっともっとページを割いたほうが好みです
半値になっても儲かる「つみたて投資」は
2倍になっても損する「つみたて投資」でもあります
注意深く読んでいれば著者も数少ない「つみたて投資」の欠点に何度も触れていますが一括購入も分割購入も最後の売却となる出口戦略の難しさは変わりません
新入社員が入社するこの季節になると保険屋が社員食堂に自社の商品をすすめる光景をよる見る
同じように長期運用を志す販売会社は「つみたて」を社会人1年目の新人に奨めてみたらどうだろうか?
貯蓄金額がそれなりにある年齢層に比べては目先の儲けは少ないでしょうが「つみたて」は高齢になるほど定年までのカウントダウンもあり受け入れ難い一面を持つかもしれない
逆に言えば社会人1年目のほうが本の内容は抜群に発揮できるだろうし著者が一番目指すべきところも資産運用すらよくわからないその年代なのではないでしょうか?