読割 50
電子書籍
さようなら、ロビンソン・クルーソー
「時は夏。そしてピリは二度目の幼年期を迎えていた」――冥王星でのバカンスを楽しむ少年少女の長い夏休み、そして子ども時代からの再度の卒業を鮮やかに描く表題作をはじめ6編を収...
さようなら、ロビンソン・クルーソー
さようなら、ロビンソン・クルーソー (創元SF文庫 <八世界>全短編)
商品説明
「時は夏。そしてピリは二度目の幼年期を迎えていた」――冥王星でのバカンスを楽しむ少年少女の長い夏休み、そして子ども時代からの再度の卒業を鮮やかに描く表題作をはじめ6編を収録する。地球を追放された人類が、水星から冥王星に至る太陽系各地の〈八世界〉に進出して新たな文明を築いた未来。性別変更や身体改造、記憶のコピーや移植すら自由な世界でテクノロジーと戯れる人々を軽やかに描いた、天才作家ヴァーリイの代表作〈八世界〉シリーズ。その全短編をまとめた、世界初のコレクション第2弾。/「びっくりハウス効果」「さようなら、ロビンソン・クルーソー」「ブラックホールとロリポップ」「イークイノックスはいずこに」「選択の自由」「ビートニク・バイユー」、解説=大野万紀
目次
- びっくりハウス効果
- さようなら、ロビンソン・クルーソー
- ブラックホールとロリポップ
- イークイノックスはいずこに
- 選択の自由
- ビートニク・バイユー
- 解説/大野万紀
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
もっと、ヴァーリイに光を!
2016/03/19 08:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に、ヴァーリイの小説は何年経っても新鮮なままだ。
この作家に夢中になっていたのは、今から30年も前の大学時代だったか。
奔放な性の捉え方や、リングの描写に胸を躍らせたものだ。
ちょうど、ニーヴンの「ノウンスペース」やワイドスクリーン・バロックにはまっていた時期でもあり、その中でもバーリイの存在は軍を抜いていた。
初めて読んだのは「残像」だったか。目の見えない事から広がる世界に新鮮な驚きを覚えたことを記憶している。
実際、今この本を読んでみても、少しも古くさいとか、常識外れとかいう感想は出てこない。
それどころか、最新のSFにも引けを取らないセンス・オブ・ワンダーに満ちている様には、驚かされるばかりだ。
「ティーターン」三作目の訳出や、「スチール・ビーチ」三部作の完結など、これから、もっともっとヴァーリイの訳出が出ることを望んでいる。