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しあわせ
著者 戸田誠二
あの新谷かおる氏激賞の、戸田誠二、ヒューマン・ショート・コミック第二弾。生と死、未来と終焉、生きる孤独、そして、誰も知らない本当の自分・・・・。正直で誠実なまなざしは残酷...
しあわせ
しあわせ
商品説明
あの新谷かおる氏激賞の、戸田誠二、ヒューマン・ショート・コミック第二弾。生と死、未来と終焉、生きる孤独、そして、誰も知らない本当の自分・・・・。正直で誠実なまなざしは残酷だけど、それでも優しく日々を見守っている。
目次
- 「2056」第一章 Apoptosis「くらげ」「Red Ribbon」「アポトーシス」第二章 手さぐりで歩く「とかげ」「Happy Birthday」「NO SEX」「幸せ」第3章 Rules「殺人計画」「視線ごっこ」「四月の薬草」第4章 浮かび上がる「失恋」「けものみち」「反抗ヘンカンキ」「あとがき」
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なんと形容したらいいか…
2005/03/13 03:17
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさぴゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯で新谷かおる氏が「感受性のない奴は買うな!!! 価値が分からん」と激賞していたので、購入してみた。たしかに、コレは傑作だ。HPで他の作品も公開しているので、読んでみたがショートが抜群に上手。構成力なんだと思うが、短い枚数で世界を立ち上げて腑に落とす感覚は、見事。久々に、いい作品に出会った。ただ感性を扱った作品は、言葉で説明しにくい。だから書評が書き難い。『ボディレンタル』『途中下車』などに感じた自意識の閉塞感を感じるが、なぜかそれが「つきぬけている」感じがする。アダルトチルドレン的な肥大した自己の救いのなさがベースなのにも関わらず、なぜか救いを感じてしまう。なぜだろうか? 歌で言うとCoccoのような印象。
構成力の見事さで短編をまとめるので「わずか数ページで人の未来と終焉を同時に描ける稀有な才能」とあるが、まさに数ページで「人生の全体」が描けてしまっており、その凝縮感が、なんだか逆につきぬけたさっぱりした印象を与える。ちょっと注目の漫画家です。とはいえ、マイナー感漂いまくりなので、メジャーになるとは思えないが。個人的には、「NOSEX」と「幸せ」が良かった。