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世界と日本経済30のデタラメ
著者 東谷暁
2008年、未曾有の危機に陥った世界経済。元凶は、ヒト・モノ・カネの歯止めなき自由化で世界を投機市場に変えた、経済のグローバル化であるのは明らかだ。にもかかわらず、わが国...
世界と日本経済30のデタラメ
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世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書)
商品説明
2008年、未曾有の危機に陥った世界経済。元凶は、ヒト・モノ・カネの歯止めなき自由化で世界を投機市場に変えた、経済のグローバル化であるのは明らかだ。にもかかわらず、わが国のエコノミストや政治家は「サブプライム問題は決定的な原因ではない」「日本はまだまだ構造改革を進めるべきだ」「もっと公共投資を削り、公務員を減らし、民営化を進めるべきだ」などのデタラメを垂れ流す。緻密なデータ分析とロジックで絶大な信頼を得ている経済ジャーナリストが、亡国の虚言・妄言を徹底論破。
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紙の本
経済学者やエコノミストを疑え
2010/11/10 15:51
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界金融危機後の世界と日本の経済が直面する30の課題を挙げ、それらについて世間で語られる議論がデタラメなものばかりであることを本書は指摘している。著者の指摘が100%正しいかどうかは読者自身が判断する必要がある。序文にも書かれているように「現在流布している経済情報について、まず、疑ってかかることから始めなくてはならない」。要するにテレビなどに登場する経済学者やエコノミスト、評論家らが語る言葉を鵜呑みにするなということだ。それが自分の生活に直接関わってくることであればなおさらだ。その言葉に根拠があるか、論理性はあるか、よくよく検証する必要がある。
目次を見るとずらりと著者が選んだデタラメな議論が並んでいる。中には正しいのでは?と思わせる項目もあったりする。例えば「不況対策に公共投資のバラマキはまったく効かない」とか、「ムダな支出を減らせば増税は必要ない」、「非正規雇用を規制すると日本経済は活力を失う」などは一見、正しいと私は感じたものだ。著者の意見を読むと、ある一面から見れば正しそうに見えるが、別の視点から見ると実はそうでもないということになる。それぞれの問い自体が短いフレーズであるため、判断を誤りやすいのだと思うが、一つの問題も深く突っ込まないと見えてこないものがあり、わずかな情報だけで判断すると間違いをおこすという点は忘れてはいけない。
著者の意見には賛成できるものもあれば、できないものもあった。読者には自分の意見を持ちながら読んでみてもらいたい。未解決の課題が多いが今後、政権選択や代議士を選択する際に、彼らの政策を判断するための予習にもなるかも知れない。
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「常識」を疑え!
2021/12/05 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本には、知識人達が喧伝していることに対する懐疑的な見解が書かれてある。
知識人達は、恰も自分の考えを「常識」であるかのように喧伝する。
そんな「常識」を疑えるようになるための本であろう。