読割 50
電子書籍
つるつるの壺
著者 町田康
妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思...
つるつるの壺
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つるつるの壺 (講談社文庫)
商品説明
妄想に近いたわごと。言葉になりかける寸前でぐずぐずになってしまう想い。ワードプロセッサーの中でのたうち回る私の思念が現実を浸食する。やめてくれないか。そういうことは。と思ったけれども、それでもほつほつ続けるうち私自身が因果そのものとなり果て…。町田節爆発、クールでキュートなエッセイ。
目次
- ロックの老いの坂
- おめえ、生きててつらいだろ?
- 地獄の鉄板
- 人間の屑と聖書
- あとがき
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紙の本
30代後半は意外と厄介かもしれない。
2016/04/21 08:00
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投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
町田康さんの初期のエッセイ集。
作家としては2年ぐらいでまだパンク歌手としての活動が多かった頃で35,6歳です。
町田さんとは同年代ですので、当時の世の中を思うと共感はおこがましいけれど、わかるなぁ、がたくさんあります。
10代、20代の年下にあきれたりしていますが、私もその年齢は10歳くらい下の感覚が全くわかりませんでした。
今となっては、もう、どうでもいいや、みたいに流せるのですが、30代半ばというのは厄介といえば厄介かもしれませんね。
その厄介さが時に爆裂、時に妙に内省的に語られるのが楽しい。