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城
著者 著者:フランツ・カフカ , 訳者:原田 義人
ある冬の夜。Kという男が、どこともはっきりしないある村にたどり着く。Kは村の近くにある「城」から仕事を依頼された測量師だった。ところが「城」からはなんの連絡もない。村人は...
城
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城 (角川文庫)
商品説明
ある冬の夜。Kという男が、どこともはっきりしないある村にたどり着く。Kは村の近くにある「城」から仕事を依頼された測量師だった。ところが「城」からはなんの連絡もない。村人は外来者Kに「城」への道を教えようとしない。「城」は厳然と存在するのに、Kはどうしてもそこへ到ることができない。やがてKは酒場で働く女と同棲することになるが……。20世紀文学に異彩を放つカフカの代表的迷宮世界。カフカと同じく惜しくも41歳の若さで世を去った優れたドイツ文学者、原田義人の名訳でおくる。
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奇妙で不思議な物語!
2016/04/24 11:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、若くして亡くなった文豪フランツ・カフカの作品です。カフカと言えば、「変身」があまりにも有名ですが、この作品も彼の作品の特徴をよくあらわしています。ある村の丘の上に城がありましたが、村人たちの多くはそこへ足を踏み入れたことがありません。時々、用事があって出向くことはあっても、中に入ることはできず、入口で係りの者に用事を託すといった具合です。また、城に住む者たちは、頻繁に村へ降りてきて、酒場で飲んだり、旅館に泊まったりするのですが、そこではほとんど城の話は出ません。ある時、ひとりの男が城に用事があって、この村を訪れます。そして、どうやって城にいくことができるか村人に尋ねるのですが。。。とっても不思議で、かつ当時の社会の状況に対する皮肉で強烈なメッセージが込められています。カフカを知るためには、絶好の一冊です。
紙の本
城
2001/04/21 11:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:55555 - この投稿者のレビュー一覧を見る
城をまえにしても、辿り着くことの出来ないK。終りもなければ、始まりもないような文学。死後認められたカフカの不条理文学の傑作。