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電子書籍
科学社会学の理論
著者 松本三和夫
原発事故、オゾン層破壊、資源の枯渇……深刻なリスクと隣り合わせの現代社会の中で、科学技術とともに幸せな生を送るには? 「社会」という視点を欠落させてきた科学者や技術者とも...
科学社会学の理論
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科学社会学の理論 (講談社学術文庫)
商品説明
原発事故、オゾン層破壊、資源の枯渇……深刻なリスクと隣り合わせの現代社会の中で、科学技術とともに幸せな生を送るには? 「社会」という視点を欠落させてきた科学者や技術者とも、科学技術を「社会」の現象として考察してこなかった社会学者とも適切に距離を保ち、「科学社会学」という新たな知を立ち上げる。第一人者が福島原発事故に先立って公にした予想を踏まえ、豊富な具体例とともに明快に説く。
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紙の本
科学技術と共存して、私たちの未来社会をよりよく生きるために考えさせられる一冊です!
2020/03/21 10:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現代の極めて高度に発達した科学技術と上手く付き合って、上手く管理しながら社会生活を営んでいくための示唆を提供してくれる貴重な一冊です。実は、同書は、あまりにも発展し過ぎて、高度で精密化された科学技術は、一人の専門家が全体を把握することは不可能になってきており、こうしたことが原因で、我が国における福島原子力発電所の事件などが起こったのではないか、という考えのもとで編まれたものです。同書は、「第1章 科学社会学とは何だろうか」、「第2章 科学者集団の内部構造」、「第3章 科学と社会の制度化」、「第4章 科学、技術、社会の相互作用」、「第5章 地球環境問題を考える──科学社会学からながめてみれば(1)」、「第6章 原子力研究・開発を考える──科学社会学からながめてみれば(2)」、「第7章 自己言及・自己組織型科学社会学と不確実性」といった構成となっており、読者に私たちの未来社会について考えさせるものとなっています。
電子書籍
科学社会学の古典であり入門書
2018/06/25 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
科学社会学という言葉はあまり社会に浸透していない。ブラニガンの『科学の現象学』が代表的な科学社会学の研究であるが、日本人研究者による科学社会学の研究書の古典であり、科学社会学がどのような学問であるかを原子力発電所の詳細な考察を例にして紹介している。このようなアプローチもあるが、科学社会学は他にも様々なサブ分野が存在する。そのサブ分野の一部が本書で楽しむことができるだろう。