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小さな国の救世主2 おざなり将軍の巻
著者 著者:鷹見 一幸 , イラスト:Himeaki
舞台は、中央アジアの小国・セリカスタン。 勘違い(!?)で天才軍師に祭り上げられた天山龍也は、愛らしい姫君・リューカとそれなりに楽しい時間を過ごしていた。 だが、のん気な...
小さな国の救世主2 おざなり将軍の巻
小さな国の救世主 2 おざなり将軍の巻 (電撃文庫)
商品説明
舞台は、中央アジアの小国・セリカスタン。 勘違い(!?)で天才軍師に祭り上げられた天山龍也は、愛らしい姫君・リューカとそれなりに楽しい時間を過ごしていた。 だが、のん気な龍也をよそに国情は悪化。 全土掌握を目論む政府軍が有力部族の一つオードン族へ空爆を決定する。 絶対的な威力を誇る空爆を龍也は阻止できるのか!?
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紙の本
運を呼び込むのも実力
2006/07/17 22:49
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人なんか誰も信じられない、とあなたは言うかもしれません。でも、そんなあなたでも、満員電車に乗ることに死の恐怖を感じることはないでしょう。だって、隣の人がいきなりナイフで刺してくるなどという状況を想定することはないでしょうから。一定以上のレベルで他人を信じることができる世界。それが平和な世界というもの。しかし、この物語の世界では、それは常識ではありません。
他民族国家で勃発した内戦。それぞれの陣営にはそれぞれの思惑とバックについている国の思惑があり、利権があります。実際、今でもあるだろうし、冷戦時代には良く見られた構造。不注意な行動と不運から、この内戦に巻き込まれた龍也は、たまたま小部族の軍師となり、様々な人の力を借りて戦車部隊から勝利をもぎ取ってしまいます。そして、今回は爆撃機が相手。
いつでも平和な世界に戻るチャンスはあったのに、それを捨てて死地に飛び込む。その選択はおろかともいえるし、助けられた側からは何よりも貴重なものでしょう。普通の人がしない選択をした人が歴史を作っていくのでしょうね。…大抵の場合は自分が死んで終わってしまう気もしますが。
紙の本
ご都合主義的な印象
2006/07/12 20:18
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は少し主人公が積極的に動き出しますが、ネットで戦術を募集して行動に移るというノリは続いています
ネットの扱いは微妙と言うか、やりすぎるとネット上の顔の見えない相手に操られているような形になってしまうので、仮想世界から少しずつ現実世界のままならなさに比重が移っていくのがストーリーの本筋かもしれません
ただ、主人公のキャラクターがいまいち掴めない感じで、成長しているのかどうか分かりにくいですね
現実世界をモチーフとしながらも残酷さを薄めてあるので、ある種ファンタジーのような空気があり、ご都合主義的な印象があって受け付けない人もいるかもしれません