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月見月理解の探偵殺人4
「兄貴は、ほんとは私のことなんか嫌いだよね?」 その《探偵殺人ゲーム》に勝てば、全てが叶う……。《探偵殺人ゲーム》のコミュニティ『黒の箱庭』。そこは、勝つと願いが叶う、と...
月見月理解の探偵殺人4
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月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫)
商品説明
「兄貴は、ほんとは私のことなんか嫌いだよね?」 その《探偵殺人ゲーム》に勝てば、全てが叶う……。《探偵殺人ゲーム》のコミュニティ『黒の箱庭』。そこは、勝つと願いが叶う、と言われている一方、参加者に行方不明者が出ているという噂があった……。そんな『黒の箱庭』に初の妹、遥香が興味を見せているという。遥香を心配する初だったが、その『黒の箱庭』の創始者こそが、月見月家に因縁のある《グラウンド・ゼロ》だった! さらに交喙の追う《ドッペルゲンガー》も関わっているという。遥香を追い、ゲームに参加する初、それぞれの思惑が交錯する中、《探偵殺人ゲーム』は幕を開ける! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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紙の本
状況を仕組む敵の影
2011/02/13 13:42
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
妹の遥香が探偵殺人ゲームに関わっているという話を星霧交喙から聞いた都築初は、宮越明里と一緒に、遥香の動向を探っていた。そんな彼らに近づいて来たのは、グラウンド・ゼロと名乗る、黒の箱庭というゲームコミュニティの創設者だった。遥香を実質的な人質にされ、探偵殺人ゲームへの参加を強制される初は、ゲーム会場で月見月理解と再会する。
リアルな世界で繰り広げられる、探偵殺人ゲーム。そこでの失格は現実の参加者にも危害をもたらしかねない。そんなプレッシャーの中、妹を、仲間を護りつつ、理解と初を狙って来る何者かとの息詰まる神経戦が続くのだった。
3巻までは初を嫌悪し恐怖して近づこうとしなかった遥香が、彼らの家族を襲った事件の真相をエサとして、舞台に引き込まれる。そしてその事実をエサに初が誘い出されるという構造がある。そんな、誰かに対する感情の結果として集められた人々が、騙して言いくるめてハメるという心理戦ゲームに参加して勝たなければならないという所に皮肉がある。
いよいよ物語の中心は、月見月家の秘密に挑むことになりそうだ。