紙の本
森ワールド
2021/05/04 20:27
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投稿者:みちゃこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森ミステリーはシリーズものは勿論単発のものも面白い。
ただ事件の全容など詳しくは語ってくれないのが森ミステリー。
文庫版は萩尾望都が解説しているが見解がすばらしく、森ミステリー+萩尾望都解説最高です。
紙の本
謎は残るが
2016/11/29 23:10
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投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
わからなかったのがリオンの母親が物語において果たす役割。心が病んでしまった理由は明確に語られなかった気がする。リオンのせいなのか、レナルドが隠している何かがあるのか。あとミシェルは性同一性障害ってことでいいんだよね。
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ノン・シリーズ、初長編森作品。まず装丁に目を奪われ、文体も流れるようで大変読みやすい。主人公・レナルドとそのパートナー・ミシェルの性別も文章の通りだと思い、解説を読んで『あっ!?』と・・(^^; 愛と美についての物語でした!
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普段、外国人がメインの小説は読まないのだけど、森博嗣という事で購入。
人気のシリーズものとは違う少し変わった雰囲気のミステリ。
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※ネタバレ含みます!!
久々に森博嗣さんを読んで面白いなと思えた作品。ふおおおなるほどそうくるかなるほど愛ゆえなのね!!!ってなります。正直ミシェルのことが謎すぎて読後にふおおおお!ってなるんだけど
所詮人間他人のことなんて理解仕切れないんだし、これくらいふわふわさせたほうがよかったのかもしれない。神が殺してくれる。まさにそんな感じ。
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気付いたら引き込まれてしまっていた、とても現実らしいのにどこか幻想の中のような物語。男と女と、男と、どちらでもない人。
萩尾望都の解説がとても分かりやすくて良かった。自分で読んでいただけなら、ただの幻想的な推理小説で終わってしまっただろう。
「神様はリオンを愛する」。神様はだれ?
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『女性にしては美しすぎる』
テーマはaime。主な舞台が日本でも米国でもなく、フランスなのが珍しいなと思ったけど、そういう理由だったとは。該理由により舞台にはなり得なかったドイツや日本の警察官とのやり取りが醸し出す空気もまた趣深い。「美しさ」と「狂気」というのは、どうしてこうもシンクロナイズするのだろう。しかも、その「狂気」が冷静で、かつ無自覚であればあるほどに、その「美しさ」を際立たせる。まさに、小説にしては美しすぎる。
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タイトルの奇抜さと、表紙の美しさに魅かれて衝動買い!
森博嗣さんの本は、「すべたがFになる」シリーズを途中まで読んでますが、このシリーズ以外は初めてでした。
海外が舞台なので登場人物の名前がカタカナ。しかも様々な国を渡り歩くので舞台も混乱し、必死で読みました(笑)・・・そういえば暫く日本のものばかり読んでたな私。
主人公の語りでつづられていくので、主人公目線のため、彼が知らないことは、わからない。描かれない。
これは、もやもやしたりイライラしたりするんだけど、そこが面白い。主人公になったつもりで謎ときをすることになるので、感情移入もしてしまう。
ユニセックスで美しすぎるリオンの周りで起こる連続殺人事件に、学生時代たった半年ルームメイトとして過ごした主人公が巻きこまれ関わっていくことになる。
多少の矛盾や無理くり感も無きにしも非ずだけれど、いいと思う。ミステリーとして十分楽しめたから。
ラストは少し切ない。
でも、このどんでん返しと裏切りは、なかなか面白かった。
ただし、好き嫌いは分かれるかもしれない。
私は好き。。。
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うーん…。
タイトルに惹かれたんだけど、
そこまで謎めいた感じがなかった…かな、私は。
トリックがなぁ。
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Dieu aime Lion はフランス語で、英訳すると God loves Lion となります。一体どの God のことをさしているのでしょう……。
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私にとって、久々の森作品。
シリーズものでないミステリだし、
外国が舞台で主人公が外国人の小説を読むのも、
そう言えば久しぶりだ。
内容は...かなり複雑な、こった作りになってる。
登場人物も多いし、当たり前だが外人名前だし、
気合いを入れてないと誰が誰か見失う(^ ^;
様々な国にまたがり、殺人事件がいくつか起こる。
その全ての現場に、主人公の学生時代のルームメイトで、
ものっっそい美少年だった男がいた、という展開。
しかし、その美少年は犯人ではなく、
意外にも「主人公がやった」と証言して、
否応もなく事件に巻き込まれる主人公。
何とも不思議な空気が流れる文体で、
緊迫したシーンでは改行を多用する森氏らしい面も。
地の文がわりとゆったりしたテンポなので、
いざという時のドキドキ感はハンパない(^ ^
ミステリ好きは皆そうだと思いますが、
途中で「もしや、こいつが犯人では」とか
「あ、これはこういう『意外な展開』かな」とか
予言者となりつつ読み進めるようになる。
当然、その予想は当たったり外れたりして、
外れると「見事などんでん返し」などと言って
喜ぶのがミステリ読みだったりするのですが...
この作品は、途中で「もしや」と思った予想が
「全部当たっている」というウルトラC(^ ^;
矛盾しているものも含めて、全部(^ ^;
しかもなお、たたみかけるように襲ってくる、
私の予想の斜め上を轟音で飛び去るような展開(^ ^;
かなり「反則」に近い叙述トリックではありますが、
あ、そう言えばあの違和感の正体はこれだったか、
と後から気づくように伏線はきちんと張られている。
文庫版は、萩尾望都氏の解説が秀逸。
ネタバレしてるので、必ず読後に見ること。
「あ、そういう意味もあったのか」と気づき、
すぐ再読したくなること請け合いです(^ ^
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近年とみに話題に出るようになったLGBTに対する回答の一つして,美しき世界を構築する.漫画では昔から題材にされるテーマなので目新しさは感じないが,ミステリィという日常を前提とした世界で成り立つ程度には普通のことでしょ?という提示と受け取る.萩尾望都女史が解説を寄せる点も計算ずくに感じさせる,完成された一冊の本である.
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ほぼラストに判明する「まさかの設定」でびっくりした。
リオンとアンペールの過去の記憶の食い違いは、そこからきていたのか。
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【あらすじ】
パリで連続殺人事件が起こった。その発端となった女優殺害事件の現場で、両手を縛られて拘束されていたのは、重要参考人のリオン。彼は「神が殺した」とだけ証言するが、結局真犯人の手がかりは掴めないままだった。やがて起こった次の事件でも、ピアニストが絞殺された現場にはリオンがいた。たったひとつのヒントは、彼の異様なまでの美しさだけ。舞台はフランクフルトから東京へ移り、インターポールによる捜査が始まる。
【感想】
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帯の「こんな森博嗣が読みたかった!」という惹句。おいおいまるで他の作品は読みたくなかった内容みたいじゃないかと思いつつ、読み始めたらもうホモ。びっくりするくらいホモォ。でも最後まで読んだらまさに「これが読みたかった!」ってなった。編集さんすごいや。解説が萩尾望都なのもジャスト。