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フランシス子へ
著者 吉本隆明
いいとこなんて特にない。平凡きわまるぼんやり猫の「フランシス子」。けれど、著者とは相思相愛だった。忘れがたき存在を亡くし、自らに訪れる死を予感しながらも、訥々と、詩うよう...
フランシス子へ
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フランシス子へ (講談社文庫)
商品説明
いいとこなんて特にない。平凡きわまるぼんやり猫の「フランシス子」。けれど、著者とは相思相愛だった。忘れがたき存在を亡くし、自らに訪れる死を予感しながらも、訥々と、詩うように語られた優しく輝く言葉たち。「戦後思想界の巨人」吉本隆明が、人生の最後に遺した、あまりにも愛おしい肉声の記録。
目次
- フランシス子へ
- 吉本さんへ あとがきにかえて
- 鍵のない玄関
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紙の本
吉本氏ならではの温かさがここにも…
2016/04/25 14:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ネコのももちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も、ねこ好きの主人と結婚してから、数匹のねこを見送ったし、また今の子たちともいつかお別れする時がくるでしょう。吉本さんのフランシス子への思い…、共感するところが多々ありました。吉本さんの著作からは、いつも独特の熱のようなものが伝わってくるように感じますが、この本も例外ではありません。平易な文章で書かれていますが、とても深い作品です。
紙の本
最後の…
2017/04/19 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:靴下ネコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これが最後の出版本。短いけど猫から親鸞さんまで幅広くじんわりと温かい。単行本があまりに良かったので文庫も購入。2冊購入して1冊友人に送りました。何度でもゆっくり読みたい。
紙の本
静かな静かな対話
2016/05/24 17:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
深い洞察力と、やさしく静かで人を拒まず謙虚なたたずまいの中に鋭く光るゆるぎない信念…おおよその人が当たり前と考えていること、当たり前過ぎて立ち止まって考えることすら思いつかないようなことこそ疑うべきだ-と折々に語っていた吉本さんの生き様を改めて感じた作品。考えて考えて考えつくしたから、これははっきり言えるのですと語る親鸞に対する言葉に感動してしまった。物事の真贋について私に気付かせてくれた吉本さんに、今回もまた、自分で考えることの大切さを教えてもらった気がします。吉本さんは私が心から尊敬する人の一人です。