紙の本
すごい!
2023/01/17 07:16
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
300冊の記録って!と思っていたがこの本が既に4冊目だったとは。
電子書籍と紙書籍では脳の使い方が違うという話も興味深かった。自分は、紙書籍の方が今も好きだ。
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あの知の巨人、立花隆が読んだ、300冊!
面白本だけを紹介している。
本書は週刊文春に連載している「私の読書日記」の6年分からの記録だが、読んでいない本が沢山あったし、紹介の仕方が面白い。
前半は東大図書館の副館長との最近の読書事情について対談している。
本が好きな人が気になる箇所を紹介しよう。
立花隆が「私の読書日記」で書評を書くときに気をつけているところをこう書いている。
「読んだ人に、『買いたい』という気持ちを起こさせる本を紹介しているので、そういう気持ちを起こさせる部分をピックアップして引用するようにしていますね。そこを意識的にやっています。
どんな本でも、『ヘエー』と思わせる部分があるものですが、そこを 引き出している。」
へ~、なるほどねえ。大変参考になる。
以下、300冊の中から、付箋を貼って、今後読もうと思った本を
ここに紹介しておきます。
①ウーマンウォッチング デズモンド・モリス著
動物行動学者が女性の身体のパーツ紹介を少しエッチに、かつ面白く書いている本。
②マングローブ 西岡研介著
第30回講談社ノンフィクション賞受賞
テロリストに乗っ取られた、JR東日本の真実。
③人類の足跡10万年全史 スティーブン・オッペンハイマー著
アフリカ起源説の本。
④カメのきた道 平山 けん著
カメの面白本。
⑤プルーストとイカ メアリアン・ウルフ著
副題、読書は脳をどのように変えるか?
⑥幕末維新消された歴史 安藤優一郎著
逆説維新話。
⑦口から食べられなくなったらどうしましか「平隠死」のすすめ
石飛幸三著
⑧移行化石の発見 ブライアン・スウィーテク著
化石の発見史
沖縄本
⑨本土の人間はしらないが、沖縄の人はみんな知っていること
矢部宏治
⑩沖縄戦新聞 琉球新報社
⑪沖縄イニシアティブ 大城常夫、高良倉吉著
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著者の立花隆氏は個人的にはあまり好きな部類ではなく
どちらかというと敬遠する感じの人なのですが、今回たまたま
目にとまって読んでみました。
読書というか本選びの基準をちょっと変えてみようかなと思える
内容でした。平台や新刊を中心にさがすのではなく、棚や企画
関係を丹念にさがしてみるのもいいかなあと思いました。
特にそういう内容がかかれてあるのではなかったのですが。
最初の東大図書館副館長の石田氏との対談はとても秀逸です。
電子書籍や、学生の書籍離れの問題。図書館のあるべき姿
電子図書館の考え方。レコメンドシステムやバーチャル書棚
ソーシャルリーディング・デジタルキュレーター。。
仕事関係でも非常にためになる内容でした。
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パックス・モンゴリカ
パックス・ブリタニカ
特捜検察vs金融権力
ウィニー 情報流出との闘い
低度情報化社会
盗聴 二・二六事件
女王たちのセックス
偽書「東日流外三郡志」
石油の呪縛と人類★
北朝鮮のエクソダス
ヒトは食べられて進化した
合衆国再生
大統領への道 ヒラリー
カーブボール
ブルースとイカ
会長はなぜ自殺したか
エリア51
三重スパイ
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本棚や読書ノートと言うのは、その人の頭の中がよく分かるものだ。
こんなにたくさん本を読んでいながら間違った思想をするんだという一種驚きもある。
例えばP177、1行目「ヒロシマ、ナガサキの原爆がなければ、日本は本土決戦に突っ込んでいただろう」という記述。
公称20万冊の読書量とは思えない浅はかさ。若しくは至高のバイアスがかなり左に傾いてる人か??
とは言え確かに面白い本もあったので、参考にさせてもらいました。
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20代の頃は結構フィクションも読んだが、30代前半以後、フィクションは総じてつまらんと思うようになり、現実生活でもほとんど読んでいない。
電子書籍と紙の本では脳の働き方が違う!デジタルメディアは注意力を分散させる。
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立花隆の書評は自分の好みに合うので、このシリーズが出た時は読んで書籍購入の参考にしている。今回は2006年以降の書評をまとめたもの。冒頭の東大図書館の教授との対話は、あまり印象に残らなかった。デジタル本のあり方は今後も議論されると思うけれど、それぞれの特徴を生かして共存するのだろう。
彼の興味の対象は幅広くて、このシリーズは世の中にはいろいろな面白い本があるといつも感じさせてくれる。この中で紹介された本で興味があるものは読むようにしているが、今回はあまり読みたくなるような本がなかった。
この間の彼の大きな関心事は原発問題で、多くの書評が紹介されている。エネルギー効率の良い原発を完全に廃棄するのは難しいという立場で、福島は古い原発だったが、新しい原発システムはそれほど危険ではないらしい。原発本は立場によって書き方が異なるので、どれが正しいとは言えない。国家経済やエネルギーの観点では必要だし、世界環境の観点では不要だろう。但し、現在の便利な世の中に慣れた人達が、エネルギー効率の悪い太陽光や風力発電を受け入れて、不便な社会に耐えられるかは疑問だ。既存の火力発電所も環境面、コスト面で良いとは思えない。次世代発電が確立するまで、現状の原発を使用するのが良いと思う。一時期、彼の関心があった科学書の紹介が少なくなったような気がするのが残念。
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週刊文春の書評ページをまとめたもの。三冊目。
読んだ本は一冊だけだったが、読んでみたい本を複数発見。
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立花隆が週刊文春で連載中の読書エッセイをまとめた読書ガイドブック。このシリーズは4冊目。1冊目から説明された氏の選書から読書スタイル、本の好みは本作でも変わっておらず、その安定感こそが氏の読書エッセイの強みだ。読書のコツとは、確立させたスタイルを持続させることが大事だと思う。
本書で紹介される本はほぼノンフィクション。著者いわく、現実を知るのが精一杯で、フィクションを読む時間なんてとれないらしい。だけど、「カラマーゾフの兄弟」は読んだようだ。
2011.3.11を途中に挾み、それ以後原発関連本が増える。
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立花隆さんのこのシリーズを読むと、本当にこの人は好奇心の塊だと思う。目次を読んでいるだけでもそれが分かる。どうして、これだけの興味を抱けるのか。どうして、何にでも新鮮な気持ちで接することができるのか。もしかしたら、この本から得ているのは、知的好奇心という刺激のエネルギーなのかもしれない。
立花さんの書評はぼくとつだと思う。奇をてらうわけではない。特別に気の利いたこと書くでもない。でも、何にでも興味を示すその姿勢から染み出す言葉が、未知の世界への興味をそそる。そうだなぁ。好奇心を忘れちゃダメだよな。
ボクもこの本に紹介されていた本を何冊か買ってみた。
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立花隆という人の一端がわかる本である。そして世界が広く面白くなる本である。とにかくエッジがきいている。
彼はテレビでたまに見かけるが、正直あまり好きではなかった。なんか偉そうだし。(^_^;)しかし、この本から分かったのはとにかく知識が豊富な事である。
後半の書評ではその知識を活かし、幾つかの本にはダメだしをしているがすごい。その本だってそれなりの人が書いているはずなのだが、元々の知識量はそこらの専門家では歯が立たないのだろう。
世界とはその人の知識で大きく変容する。知識が世界の広さと深さを決める。この本で分かるのは、筆者の興味の広さと懐の深さである。偏りはあるにしても守備範囲が広い。興味はもっと広大だ。こういう本には世界を広げる力がある。
プリウスの開発秘話の書籍が紹介されているが、自分にとっても目からウロコであった。専門家だからこそ出来ないと思ってしまうようなことを、とても素直な気持ちで見直した経営幹部が決定して進めたのではないかと邪推してしまう。
有名人の病気、戦争の狂気、そして3.11など、やはり極限は我々に新しい視座を与えてくれる。日常はありがたいものだが、本気で考えるためには極端にふれた世界に触れなければならない。
やっぱり本は最高だぜ。
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Google検索やSNSで文章を触れることがおおくなって今日の読書は昔と変わってかわってきて脳にまでえいきゅうするという。さらさらと単に読めてしまう文章だけにふれるのではなく難しい文章にもふれようということだね
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著者の圧倒的な読書量に驚かされる。多様なジャンルの本それぞれに的確な書評を行い、その書評の背景にある莫大な知識量に再度驚かされる。莫大な知識量も圧倒的な読書量によって培われたものであろう。素晴らし知の連鎖としか言いようがない。
紹介されている本は、週刊文春の「私の読書日記」2006年12月7日号から2013年3月14号のものであるため、面白そうだと思っても、今となっては残念ながら手に入らないものもある。
面白そうと感じたらまず積ん読にすべきという言い訳(誰への?)にも使える。
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パックスモンゴリカ:モンゴル軍は騎兵だけで歩兵がいなかった。最小限の装備で行動し、補給部隊を必要としなかった 「石油の呪縛」と人類:石油の解説本は沢山あるが、これほど多方面な情報がこれほど見事に一冊に詰め込まれた本は他にない 北朝鮮へのエクソダス:その事業が、日本政府と日本赤十字社がはじめ、自民党も社会党も共産党も支援した事業だったことを暴く 宇宙飛行士:地球そのものも、所詮は一つの宇宙である 靖国 知られざると占領下の攻防 中国の歴史は「史記」の時代から権力闘争の歴史だ 世界を変えた100日 毛沢東ある人生 個人の記憶は三日、三月、三年で急速に失われていく。組織の記憶は三十年で消え、地域の記憶は六十年で消える。社会の記憶も三百年しかもたず、文化の記憶も千二百年で消える 井上ひさしのあまりにひどい家庭内暴力だった 輝かしい明治維新も前夜は、長州、土佐、水戸藩などで「仲間殺し」が日常的だった
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【電子書籍で読書という行為はどう変わるのか】第一部は東大附属図書館副館長と読書の過去・現在・未来について語り尽くす対談。第二部は「週刊文春」で連載の「読書日記」六年分。