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異色のキャリアを戦略的に歩んでいる研究者によるキャリア本。
意図を持って、他者と異なる道を歩み、徹底して時間とパワーを投資しろ、と主張している。
最近こういう類の本が増えているが、研究者に特化したものはめずらしい。
本では文系ビジネスパーソンもターゲットに入れたと書いてあるが、
実際には研究者の卵がメインターゲットの本。
一般ビジネスパーソンにはこちらの方が、自身と結び付けやすいと思います。「30歳からの成長戦略 「ほんとうの仕事術」を学ぼう」http://ow.ly/2u0pm
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物議を醸したというのでもっと激しいかと思った。医学の世界では極端ならな発想なんでしょうか。適性はあるので誰もがクリエイターという訳にはいかないが「高度なルーティンワーカー」という選択肢もある。セイフティーネットを意識して、決断を先延ばしすることがないよう気を付けたい。
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身の引き締まる本。クリエイティブの本質を知るにはオススメ。合わせて、numabooks内沼晋太郎氏の著書「本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本」を読むとバランス良くなる感じがする。
概ね同意だけど、最後に近い部分の、家庭や女性の出産に関する記述は、違和感を覚えた。
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■概要
http://www.bioreg.kyushu-u.ac.jp/saibou/message.html
若くして九州大の教授となった中山氏が、理系大学生へ向けてメッセージを発信していたブログの書籍版です。タイトルにある伝えたいことは、以下の3つです。
①人生には「目標」と「戦略」が必要で、それは理性的に自分で決められる
②誰かのためでなく、自分のために生きよ。結果としてそれが人の役に立つ
③まずはルーチンワーカーではなく、クリエイターを目指すべき
<構成と各章の印象的だったフレーズ>
【序章】
・他人と違う道を理性的な戦略を持って選択すること、これが人生の成功に対する第一条件
【第1章:クリエイターを目指そう】
・クリエイターとルーチンワーカーの違いは「絵描き」と「似顔絵描き」である
【第2章:人生の戦略を、今すぐ描く方法】
・一番を目指すこと
・時間を何に注ぐか
【第3章:人生の二択】
・結論を先送りにしてはならない
【第4章:論理的に考える】
・論理性を磨くために、頭の中にもう一人の自分を置いて常に対話しよう
【第5章:仕事術】
・「わかった」「なるほど」と思わせるために、ストーリーを単純にする
【第6章:コミュニケーション】
・相手の求める質と量の2倍の仕事をして見せてあげる
【第7章:評価】
・すべてを手に入れることはできない
■仕事に活かせる点
理系の大学生向けに書かれていますが、文系のビジネスパーソンが読んでも有益な内容ばかりです。
特に研究者の仕事術は、知的労働者の仕事に活かせるものばかりです。
中でもプレゼンの方法については、以下の6つがとても参考になりましたので
早速実践しようと思います。
・ストーリーは単純に
・ワンスライド・ワンイシューの原則
・タイトルには結論を示す
・字は大きく、上半分を有効に
・良いものはマネをする
・想像力をフル活用する
(のぐ)
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医師免許を持ちながら医者ではなく、医学者である著者が、人生と仕事についての考えを述べた本。目標と戦略を定め、自分の為に生き、クリエーターを目指すという3つの方法が紹介されている。耳が痛いけど、内容には納得。
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帯の「内容が過激すぎる」「幻の原稿」というコピーに惹かれて購入。これは正直誇大広告気味ではなかろうか。 九大の医学系大学院の教授が著者なので内容はそっち寄りですが、文系の学生やビジネスマンにでも活かせるものになっています。 人生の目標を見据えてその為の戦略をしっかりと敷き、無駄な寄り道をせずに自信を持ってその道を行け!ということ。
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どう生きるかは個人の選択。
著者のような生き方を望む人は是非著者が書かれているように実践すべきだと思う。
私自身は新たな価値の創造というものに、生きていく上での"価値"を見いだせないので、著者が言うクリエイターにはなりえないが、しかし世間の評価を受けるという意識は、クリエイターであるか否かにかかわらず大切なことだと思う。
著者が序章で書いているように、要は本人が後悔しなければ、どういう生き方をしようか問題ないということで。
でも、目的志向で行動を選択すると考えてしまうと、生きる目的がない人間は死ぬのが合理的となってしまうんだよな。その場合後悔しようがないという意味において、原理的に合理性が保証されているという悲しい現実が・・・
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過激というか自己肯定を終始している印象。しかし研究者の道も選択としてある自分には参考になる箇所も多々あった。
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「You can't have everything.」「人は自分が選んだものでできている。」私たちは大人になるにしたがって、何かを選ぶことを義務付けられていく。そして、それはつまりその岐路に至っては、何かを捨てなければいけないことを意味している。その選択は何も仕事だけにとどまらず、考え方、思想、趣味、好物など多岐にわたる。この本において著者は、伝えるべき3つのこと(1.人生における目標と戦略が必要、2.誰かのためではなく、自分のために生きる、3.クリエイターを目指せ)をあげている。大まかな外枠だけでなく、この本においてはところどころで読み止まって、考えさせるべきことが多かったように思う。人生には、立ち止まって考える期間も、時には必要なのである。
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この本は僕の人生を変えた本。
というと大袈裟だけど。。。
かなり考えをかえさせてくれた。
例えば、
ルーチンワーカーではなく、クリエイターを目指せ!
だとか。
僕クリエイティブな仕事してるけど、やってることはルーチンワーカーなんだよね。
同じことの繰り返し。ってやつ。
ほかの職種の人たちよりかはクリエイターなのかもしれないけど。
そう、だからね。
挑戦しろ!
ってことなのよ。人生は一度きりなんだから。
定年からの第二の人生なんて遅いよ。
若い時にしかできないこと。
40までにしかできないこと。
あとは定年後を謳歌しようよ。
的な。
クリエイティブなことをしていくにはやはりリスクがあるのです。
それをどぅやって切り抜けていくか。ですね。
You can't have everything.
なのだから。
だから僕も挑戦します!!!
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人生に戦略が必要とか、まあそういう部分は役に立つというか、過去の本にないほどクリアカットに明快にズバズバ切り込んでいく感じです。ただ、その分不快になる部分も多いです。
☆5つの部分と☆1つの部分とがあるので平均して☆3つです。
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研究者人生について。大学生向け、特に医学部の学生向け。過激すぎるとして雑誌掲載を断られたそうだが、それも納得の内容。半分が落ちる試験なんか簡単だ、すべて一番を目指せば、体調が悪くて2-3番でも余裕で通るのだから、など、一種ふっきれた書き方には好き嫌いが分かれるかもしれない。世の中の仕事の大半はルーチンワークで、クリエイティブな仕事はごくわずか。ただし、そこには犠牲も伴う。結婚は大きなハンディキャップだし、子供なんかいるとまず大成しない、という身も蓋もない内容も多い。前半部分は医学部を出て研究者になることのメリットが語られる。著者は医学部を出てそのまま研究者になった人らしく、研修医の二年間は全く無駄なので、すぐに研究を始めることを勧めている。とりあえず2-3年臨床をやって、、、などの中途半端な立場は全面的に否定している(じゃあ医学部に行かずに理学部に行けば、大学生時代が二年短くなってもっと有利じゃないかとも思うのだが、医学部の6年間は人体について学ぶ、意義のある時間なんだとか)後半は実験の進め方やインパクト・ファクター、ラボの運営などなど。飲み会などでは話に出るが、公の場ではあまり語られない内容で、研究者生活をのぞき見るためには良いかも。・銅鉄実験。銅でこうだったから、鉄ではどうでしょう的な、創造性のかけらもない実験■研究者はストレートに自分のために生きているのです。その結果として他人が幸せになればそれでいいのです。ところが臨床医は違います。他人のために生きているけれども、結果的にそれが自分のためになっているのです。
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著者は、東京医科歯科大学医学部医学科卒業、順天堂大学大学院医学研究科修了(医学博士)。同年より理化学研究所フロンティア研究員を経て、ワシントン大学医学部ポストドクトラルフェロー。その後、日本ロシュ研究所主幹研究員を経て現職の九州大学大学院、医学系学府主幹教授として活躍している。
著書に「明日を拓く新次元プロテミクス」「細胞周期イラストマップ」等著書・論文多数。
本書は、元々は理系研究者のキャリアの選び方や、仕事とは何か、どうやって研究を進めればいいのかということを歯に衣着せずズバッと書きためたものが掲載寸前になり「内容が過激すぎる」という理由からボツ減原稿となったものである。
そのボツ原稿をウェブ上で公開しかつ、理系だけではなく、文系の人にも共感できるような内容に大幅に修正を加えたものである。
著者が言いたいことは
一度きりの人生を後悔なく楽しく、エキサイティングに過ごすための方法として以下の3つを示している。
①人生いは「目標」と「戦略」が必要でそれは理性的に自分で決められる
②誰かのためでなく、自分のために生きよ。結果としてそれが人の役に立つ
③まずはルーチンワーカーではなくクリエイターを目指すべき
医学部を卒業しているものの医者という職業ではなく、医学の研究員としての道を突き進んでいる著者。
大筋は医者不足という目先の問題より数十年後のことを見据えた日本の医学界に警鐘を鳴らし研究員不足に歯止めをかけるべく医学生を中心に著者なりのアドバイスをしているというような内容。
確かに「内容が過激すぎる」という理由からボツになったこともあり、確かに極端な意見も多いことは確かではあるものの、それは著者の医学界に対しての熱い思いからくるストレートな表現であり正論であり理解できることも非常に多い。
中には修正も加えられ理系のみならず学生だけではなく、私のような文系のサラリーマンでも有益な情報も多く見られた。
内容的に興味を持ったのは今まであまり知らなかった「研究」や「論文発表」というような文系の私からすればあまり聞いたことのない世界。それが赤裸々に書かれてあり非常に興味深かった。
代表著書はまさしく「医学?」的なものであり本書は異質であり、反論も予想されながら執筆したという。
それほど気合いの入った一冊。
通常の本とは少し違った雰囲気を感じる一冊となった。
文章は論文的ではなく非常に読みやすく論理的にまとめてあり理解しやすかった。
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若くして研究者を目指す人はぜひ読むべき本。過激な書き方だが、中身は至って王道である。
私にとってみたら、やはり50歳の最短コースエリートである筆者が書かれた本だという気がした。基礎研究を若くから深く掘りたい方にはお勧めの本だが、世の中には先生の考えられるようなタイプの研究者ばかりではないので、そういう意味では内容が狭い気がした。
しかし、研究者を目指す人もそうでない人も、やりたいことが見つからないという人はぜひ読んでみる価値のある1冊。
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「世界的に活躍する科学者が初めて書いた仕事・生き方論。
内容が過激すぎると専門雑誌の掲載がボツになり、
ネットで話題となった教授からのメッセージ完全版書籍化!」
と、帯にかいてあります。
これがそのネットみたいです。
http://www.bioreg.kyushu-u.ac.jp/saibou/message.html
「文系ビジネスパーソンにも役立つ、研究者(クリエイター)の仕事術」
などということばと、
ジャケットのデザインに惹かれ、購入。
内容をざっくりいうと、
「言い訳せずに、自分の挑戦したい道を選択しろ。
若いうちからルーチンワーカーの道を選ぶな。クリエイターであれ」
とまあ、こんな感じ。
いわゆる若者向けの自己啓発本です。
「帯、だいぶ盛ったっしょ!」って思ったけど、
理系界ではめずらしかったのかもしれません。
仕事と家庭について踏み込んでいるあたりが、「過激」と言われる所以でしょうか。
そうそう、ジャケットのデザインがかわいいので、
思わず調べてしまったところ、
TYPEFACEの渡邉民人さんでした。
すてきな装丁ばかりです。
http://dtp.to/works/index.html
おもしろそうな会社です。
http://dtp.to/index.html
横道にそれてばかりで、どうもすみません。