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メソポタミアとインダスのあいだ ──知られざる海洋の古代文明
著者 後藤健
大河の恵みを受け、メソポタミアには人類最古の文明が誕生した。そこは農産物こそ豊富だったが、木材、石材、金属などの必要物資はほとんどなく、すべて遠隔地からの輸入に頼っていた...
メソポタミアとインダスのあいだ ──知られざる海洋の古代文明
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メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明 (筑摩選書)
商品説明
大河の恵みを受け、メソポタミアには人類最古の文明が誕生した。そこは農産物こそ豊富だったが、木材、石材、金属などの必要物資はほとんどなく、すべて遠隔地からの輸入に頼っていた。輸送を担ったのはアラビア湾の海洋民たちである。彼らは湾内に拠点を構え、遠くメソポタミアからイラン、インダス河流域まで出張して取引し、巨富を得ていた。一大交易ネットワークを築き上げた湾岸文明の実態がいま明かされる。考古学の新しい成果に文献史学の知見を援用し、農耕文明を中心とする従来の古代文明論に挑戦する大胆な書。
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紙の本
古代史の刺激に満ちた良書
2016/02/03 19:37
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
メソポタミアの文献に出てくる「ディルムン」や「メルッハ」など周辺文明との関係を発掘調査に合わせて紹介してくれた。著者の研究対象がバハレーンの古代遺跡らしいのでどうしてもそこの話が詳しくなるが、もう少しインダス側からの対応関係も知りたかった。しかし、謎の多い古代文明の研究成果は刺激に満ちており、とても楽しく読めた。