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寂聴生きる知恵 法句経を読む
著者 瀬戸内寂聴
こんなに分かりやすいお経があったとは! 法句経は、釈迦が折にふれて口にされた話を、弟子たちが短い詩のかたちに書き起こした「釈迦のことばのエッセンス」。生と死、愛と欲に関す...
寂聴生きる知恵 法句経を読む
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寂聴生きる知恵 法句経を読む (集英社文庫)
商品説明
こんなに分かりやすいお経があったとは! 法句経は、釈迦が折にふれて口にされた話を、弟子たちが短い詩のかたちに書き起こした「釈迦のことばのエッセンス」。生と死、愛と欲に関するものをはじめ、57の詩を、リズミカルな寂聴訳で紹介し、私たちの身の周りの問題に当てはめて語る。生きてゆくための心のあり方を示す法話エッセイ。
目次
- 〈はじめに〉/生と死(今生かされているこの時を/人は死すべきいのちであるから/殺すなかれ 殺させるなかれ/無常にめざめよ 汚れを清めて生きよ/恐れずに老いの日の用意を/「時」を悔いなく生ききる)/愛と欲(未熟な心に愛欲しみとおる/愛から悩みが生れ 恐れが生れる/怨みを捨てたその日から/貪りを捨てよ 欲望をふり捨てよ/誘惑の花の矢を抜きとって/欲ばるな 傷つけるな)/賢い人と愚かな人(自分こそ自分の主人/わたしのものは何ひとつない/捨ててこそ 蘇生の喜び/けがれも清らかさも自分がもと/おろかさに気づかない人こそおろか者)/善と悪(善を行い ひたすらに耐え忍べよ/つもりつもれば小悪も大悪/悪は二度と繰りかえすな/死んでも生きつづける命 生きていても死んでいる命/勝敗を捨てて平和を得る)
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紙の本
人は愛していてもいつか返さないといけない借り物
2001/03/01 15:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
法句経121──その報い私にはこないだろう、そう思って悪行を甘く見るな、水一滴の滴りもしたり続けてやがて水瓶をあふれさせる。
など寂聴が説く法句経。
とても心が洗われるようだ。
とくに人との出会いと別れのところで、会者定離について教えられた。
人は人をただ貸してもらってるだけだから、必ずいつかは返さないといけない、そのときなぜ取り上げるんだと恨んではいけない、今まで貸して下さってありがとうございました、という気持ちで人と別れなければいけないという。いつか返さなければいけないと思うと、周りの人をすごく大切にしたいという気持ちになる。
いいことがたくさん書いてある本だった。
紙の本
仏教を通した人生の解釈
2024/01/27 09:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教を毛嫌いしたり、仏教の教えなんて古臭いと思ってる人にこそ読んでほしい。
悩み苦しむのが人間のあたりまえの人間なんだという前提の仏教だからこそ伝えられることがある。
これが絶対のせいかいなんて思わず、先輩はこう考えた、とか一つのテンプレートだなとか参考にできるといい。まさにそれが知恵だと思う。