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【期間限定特別価格】ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術
著者 岡田尊司
うつの患者は百万人以上いるが、実はその多くは「適応障害」である。環境の変化になじめなかったり、対人関係がうまくいかずに生じる心のトラブルで、自信や意欲がなくなったり、体調...
【期間限定特別価格】ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術
ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術
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ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術 (幻冬舎新書)
商品説明
うつの患者は百万人以上いるが、実はその多くは「適応障害」である。環境の変化になじめなかったり、対人関係がうまくいかずに生じる心のトラブルで、自信や意欲がなくなったり、体調不良、不登校、出社困難、依存症などの問題として表れる。過敏な人だけでなく、人一倍前向きな人もかかる、もっとも身近な精神疾患だ。「うつ病」と誤診されて治療すると余計に悪化し、長引く場合も。ではどうすれば改善するのか? どうにもならない問題や悩みを抱え込んだとき、いかに対処すればいいのか。すぐに実践できる方法を、百戦錬磨の専門医がわかりやすく紹介。
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紙の本
ストレス・障害を乗り越えるための実用書
2016/05/05 15:31
11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:austin - この投稿者のレビュー一覧を見る
○ストレスにうまく対応するために知っておくべきこと
・不安や緊張を問題視するのではなく、ストレスをコントロールする方法を考えること。
・ストレスが限界を超えてしまうと、ストレスに対して敏感になってしまうこと。
・問題や支障が起きたら、適切な相手に相談すること。
・いざというときにいつでも頼ることのできる存在「安全基地」をもつことが、ストレスを乗り越える上で最も重要なカギを握る。
・精神安定剤も使わないにこしたことはないが、潰れてしまうよりは頼ったほうがマシ。
・休みをとることはとりあえず負荷を減らすことでとても効果的な方法。
○適応とは
・困難に陥っていた多くの人が立ち直ろうとするとき、最終的に起きるのは、アドラーのいうように、責任を引き受けて、問題に立ち向かおうとすること。
・人とのつながりや仲間意識には、強いストレスから精神の健康を守ってくれる働きがある。
・認知の歪みの修正を根気よく続けていくと、あるときから自分の歪みに気がつくようになる。自分の外から降りかかってくると思われていたトラブルが、実は自分の中の偏りに原因があったのだと気付き始める。
○適応を改善するためのポイント
・不安が強かったり、損害回避の傾向が強い人が適応障害を避ける上でカギとなるのは、親密な人との安定した関係である。
・社交を好まないからといって社交を避けるのではなく、適度にそうした機会に触れるように努めることによって社会的機能が活性化され、むしろそうしたことが好きになったり、得意になるということさえ起きる。
・自分の考えをいうことは、ときに非難を受けたり、一部の人を敵に回したりしてしますかもしれないがもっと大事なものを自分に取り戻すことになる。それは、自分で考え、判断し、自分の責任で行動するという主体性である。
・他人は自分が思っているほど、他の人のことなど考えている暇はない。誰もが自分のことで精一杯。
○職場では
・危機的な状況に慌てないためには、小さなサインを見落とさず、速やかな対応を怠らず、大きな問題に発展する火種はないか、最悪の事態を想定した備えをしておくこと。必要な手立てを常日頃から行っているということは、危機に対する安心感を高め、また責任を着実に全うしているという意味で仕事における充実感も高まる。
○家庭生活では
・相手の非を責めたり、感情的に怒ったりすることが多すぎると、その関係は「安全基地」ではなくなっていく。
・応答性。相手がしていることにまず関心を向け、一緒に反応すること。
・共感性。相手と気持ちを共有し、相手の立場になって感じること。
・自分の不安やストレスを周囲にぶつけるというネガティブな反応パターンを自覚して減らし、相手の欠点を受け入れ、許すという寛容な態度を心掛けること。
○凹まないために
・スルーするかアクションを起こすか、という視点を持って事態を捉えると、それだけで対処がしやすくなる。
・自分が最善と信じる行動をとるためには、日頃から自分で判断し、行動する習慣をつける必要がある。つまり、周囲の評価や結果にばかり左右されない生き方をすることになる。それは、心が折れることから自分を守るだけでなく、自分らしい本来の生き方にもつながる。
・どんな悪いことにも何か良い点があるはずだという視点で物事をみる習慣をつける。これは幸福になる秘訣だ。
・反芻思考に陥らない思考習慣を培うこと。同じことを考えてしまいそうになった時は、「このことを考えて何か役に立つだろうか。何かプラスになるだろうか。結果を変えることができるだろうか。」と自問する。