電子書籍
耳無芳一の話
底本名:小泉八雲全集第八卷家庭版底本出版社名:第一書房底本初版発行年:1937(昭和12)年1月15日入力に使用した版:1937(昭和12)年1月15日
耳無芳一の話
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
お経といろは歌
2016/10/09 09:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
今読むと、音楽って誰のためって感じですね。音楽も、双方向コミュニケーションです。いい演奏家といい聞き手が、いい音楽を作ると思いますが。オバケじゃダメですかね。
で、このお話のキーの一つが、お経なんだけど、お経は物書きの発明と密接に関わっている。そもそも、言葉を音節に分けて、音節ごとに文字を割り振っていくと、膨大な数の文字ができる。で、お経は、文字とその音の組み合わを、記憶するために作られた。お経を唱えるのを聞いて、お経の音に該当する文字を参照する。あるいは、お経の文字を読んで、その文字の音を確認する、みたいな使い方ですね。そこに、思想まで突っ込んだのは、やるなって感じですね。
お経のシンプルなのが、いろは歌です。ひらがなのために作られたのがいろは歌ですが、「もののあはれ」を含んでいる。「あさきゆめみし、えひもせず」です。
ちなみに、複数の言語ができたのは、バベルの塔のせいって言われてますが、どうやらお寺さんの塔のようですね。文字のない時代は、共通言語です。