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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2016/06/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-737005-3
一般書

電子書籍

海狼伝

著者 白石一郎

【第97回(1987年)直木賞受賞作】ときは戦国。海と船への憧れを抱いて対馬で育った少年笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕まり、その手下となって、...

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海狼伝

税込 1,019 9pt

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海狼伝 (文春文庫)

税込 737 6pt

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商品説明

【第97回(1987年)直木賞受賞作】
ときは戦国。海と船への憧れを抱いて対馬で育った少年笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕まり、その手下となって、やがて“海の狼”へと成長していく。日本の海賊の生態をいきいきと描いた、夢とロマンが香る海洋冒険時代小説の最高傑作。「海を舞台にした小説は外国には多い。海洋冒険小説という一つのジャンルが確立しているほどである。四面環海の日本にそれがないというのは、ふしぎな現象だ。(略)日本の海洋小説の一里塚を築けたとすれば、私としては本当にうれしい」(「著者のことば」より)

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紙の本

海狼伝/日本海洋冒険小説の傑作

2005/10/18 14:23

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tujigiri - この投稿者のレビュー一覧を見る

海賊、と聞いて「宝島」を思い浮かべる方。
正解です。
ピーターパンのフック船長を想像した方。
あなたも正解です。
キャプテン・ドレイクらの私掠船乗りを思い起こした方。
もちろん正解です。
黒ひげ危機一髪を思い浮かべた方。
……まあ、正解です。
一般的に海賊のイメージといえば帆船に乗り込んで略奪を働くムサい野郎どもなのですが、どっこい、なにも白い人種の専売特許じゃあござんせん。
最近もニュースになったように、マラッカ海峡ではいまも海賊が出没し第三国を介した大規模な収奪とロンダリングが行われていますし、遠くは明国の海岸線を荒らしまわった倭寇もいました。
この倭寇、学術的には前期倭寇と後期倭寇に分類されていて、前期は九州は松浦を根城とした松浦(まつら)党や対馬の海民などが主導的立場を占めていましたが、後期のそれは少数の日本人を帯同したものの実体は食い詰めた明の貧民が徒党を組み、倭寇を名乗って略奪行為に明け暮れた集団とされています。
当時の東シナ海はいまのように国境や領海で厳粛に分かたれておらず、人間の移動や密貿易の盛んな実に流動的なエリアでした。
この海域には周辺国の司直の手もおよばず、日支朝入り乱れてのさながら文化・民族コンプレックスの様相を呈していたわけです。
たとえば国姓爺の称号でおなじみの鄭成功は片親が日本人で平戸の生まれですし、代々五島列島に根拠地をかまえた明国人和名をもたくさんいました。
このように日本の海賊が活動する一方の舞台が外海の東シナ海であったのに対し、内陸に矛先を転じてみれば日本の海運のメインロードたる瀬戸内海があります。ここにバン居して交易を牛耳った存在として、能島・来島・因島の3島にわかれて磐石の態勢を築いた村上水軍が挙げられます。
瀬戸内海といえば日本海賊の始祖・藤原純友が有名ですが、織豊時代とほぼときを同じくして活躍した村上水軍棟梁・村上武吉も日本海賊史上なかなかの大物で、のちに信長の意を受けて開発された鉄被の大安宅船を率いた九鬼水軍によって壊滅的ダメージをこうむるのですが、その信長をして惨敗を喫しめた第一次石山本願寺攻めにおける海上封鎖破りを指揮して、めざましい活躍をみせたりしています。
この村上武吉の確立した帆別銭というやり方がふるっていて、彼らは堺などの港町に出張所のようなものを設けて瀬戸内海を渡る全船舶にあらかじめ高い警護料を課し、目印の旗を掲げて航行させます。何千ともいわれる島嶼が存在する地理的要因のせいで水路を限定された瀬戸内海にあって、彼ら村上水軍ほど水運に熟知した者はおらず、もし貿易船が帆別銭をきらって監視の網の目をかいくぐらんとすればたちまち発見・襲撃され、荷のすべてや船そのものを失うことになるのです。
また物量、戦術ともに村上水軍に立ち向かえる水上勢力は皆無であり、つまり瀬戸内海は陸のルールとはまったく別の支配が及んでいた海の王国だったわけです。
どうです?
わくわくしてきませんか?
本書は日本海賊の跋扈した外海・内海を主人公の流浪という形でリンクさせ、贅沢にも彼を両エリアで活躍させます。なんたる大立ち回り!
片や対馬に根城をかまえる朝鮮帰りの老海賊、片や村上水軍の客将と、主人公は自らの謎めいた血筋にときに翻弄され、ときに救われながら両勢力下を渡り歩き、織田〜豊臣〜徳川政権の統治によって海の支配権が急速に無効化されていく激動の時代を駆け抜けていきます。当時の海賊たちがそうであったように彼の目線は陸の動向に固定されておらず、はるか波浪の彼方に夢を結びます。
「へえ、日本にもそんな大規模な海賊がいたのか」、と思った方は是非この本を読んでみてください。
歴史の先入観を変えられるかもしれませんよ。

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