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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2016/06/10
  • 販売終了日:2020/08/07
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-790630-6
一般書

電子書籍

黄金の烏

著者 阿部智里

八咫烏が支配する世界〈山内〉を揺るがす危険な薬と人喰い大猿。故郷の危機に敢然と立ち向かう世継ぎの若宮と元近習・雪哉は危険を顧みず――。人気シリーズ第3弾!2012年『烏に...

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黄金の烏

税込 734 6pt
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商品説明

八咫烏が支配する世界〈山内〉を揺るがす危険な薬と人喰い大猿。
故郷の危機に敢然と立ち向かう世継ぎの若宮と元近習・雪哉は危険を顧みず――。
人気シリーズ第3弾!

2012年『烏に単は似合わない』で、史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞した阿部智里。翌年に受賞作と対をなす『烏は主を選ばない』を上梓。人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界〈山内〉を舞台に、次の統治者である日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫君たちを巻き込んだ権力争いを波乱万丈に描ききった。本作『黄金(きん)の烏』もやはり山内を舞台にした、壮大な和製ファンタジー。しかし宮中を飛び出し、そのスケール感は飛躍的にアップした。
物語は世継ぎの若宮と、郷長のぼんくら(とされる)次男坊が、危険な薬〈仙人蓋〉の探索にでかけるところからはじまる。不穏な気配を漂わせた旅先で、何と彼らが出会ったのは、人を喰らう大猿だった! 壊滅した村の中でたったひとり残されたのは、謎の少女・小梅。――いったい僕らの故郷で、なにが起こっているのだろう?
山内の危機に際し、若き主従は自らの危険を顧みず、事件のヒントを持つと思われる暗黒街の支配者のもとに出向く。そこで雪哉に課されたのは、未知の隧道の先にある物を持ち運ぶことだった。深い暗闇の底での冒険の末、雪哉が見たものとは?
スペクタクル満載の本作は三部作の最高傑作にして、新たな展開をも予感させる意欲的な書き下ろし大作。「世界に通じるファンタジー作家」を目指す、阿部智里の才能にますます心奪われる一冊となっている。

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みんなのレビュー159件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

ファンタジー苦手でも~

2016/09/09 21:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:charu - この投稿者のレビュー一覧を見る

元々どうもファンタジー系が苦手でしたが知人に薦められて読んでみたら嵌まってしまいました。登場人物が皆魅力的。今までファンタジー手を出さなかった方に是非お勧めです。

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電子書籍

久しぶりにどハマりしました

2017/07/13 09:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃほ - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生初レビューです。
読み終わった後に、この感動を誰かに伝えたい。と、そわそわしてしまうほど、良い作品でした。
もちろん一作品目も、二作品目も好きでしたが、私は作品内の仲間たちと、馴染んできた感じがして本作が一番好みです。
次の作品で、第一部が完結らしいので、終わってしまうのが寂しくて次に進むのを躊躇してますが、すぐに我慢できずに買ってしまうと思います。笑
ずっとシリーズ続いてください。

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紙の本

山内を襲う厄災

2023/07/01 19:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

<山内>に迫る厄災に立ち向かう若宮と雪也。
とざされた世界かと思ったら外部には別の世界があることが分かってきます。

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紙の本

続きが気になる

2022/10/10 18:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み口が若い作家さんなので、本を読む習慣がない人でもスイスイ読めると思います。
むしろ続きが気になって、一気に読んでしまうかも。

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紙の本

いよいよ始動

2021/07/15 12:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

黄金の烏は政争のための方便なのか、それとも実在するのか?八咫烏の世界と外界との関係は?凄惨な事件の場面から始まる本作で、八咫烏の世界で繰り広げられる物語が本格的に始動するとも思えました。
冒頭に挙げたような疑問に関わる情報が開陳される一方で、新たな謎がさらに提示され、まだまだ八咫烏の世界の全容が見えるのはこれからのようです。

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電子書籍

目が離せない

2021/02/11 19:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る

5冊も6冊もあるシリーズなんて読むのに疲れると思ってた。でも全然、むしろ次が早く読みたくなる。沼です。それぞれの八咫烏の振る舞いや性格も分かってきて面白くなってきた。
以下ネタバレ有。

前作で雪哉がもう出てこない風だったのに、大ピックアップされてて息子を見ている気分。それに若宮ともいい主従関係で、雪哉が若宮を慕い、若宮が雪哉を一目置いていることも前作より顕著で今後の互いの成長が見どころだと思う。あと、浜木綿ってあんな大人びてたか。1作目を流し見したのが勿体ない、やや後悔してるから、パラパラとまた見返してみたく思った。この本を読むとワクワクと満足感とを味わえる。

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電子書籍

馴染みやすい和風ファンタジー

2020/06/26 01:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺいゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る

異界が舞台のファンタジーではあるが、和風な上に世界観や社会の構造がよく作り込まれていて、とても入り込みやすい。全く違和感を感じること無く読め、ファンタジーなのにまるで現実の世界のように感じる程没入できる。謎解き要素が大きいし家族愛や哀れな平民の苦しみ、成長物語という面まであってすごく面白い。物語の世界がどんどん広がって、どんどん次の巻を読みたくなります。シリーズの中でも特に鍵となる巻。その世界そのものに関する謎が現れてきます。

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紙の本

どんどん面白くなっていく!

2020/02/13 23:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズ、冒頭に絶対伏線を持ってくる――とわかっているのに、今回もしてやられた。読むのが止まらず、一日でシリーズ3巻まで来てしまった。2巻の解説にもあったように、獣の奏者や十二国記に出逢ったときのような“武者震い”。3巻にして八咫烏の天敵とも言うべき大猿の存在、外界には“人間”がいること、不知火は人間たちの暮らす街の光なのだと、山内の外側の世界が明らかになっていく。ここまで見越して1巻の受賞当時20歳だった作者がこのシリーズを始めたとしたら、と考えると空恐ろしい。もう図書館で待てない。明日続きを買う。

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紙の本

まだ謎だらけ

2017/10/17 11:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

真の金烏の意味はかなり明らかになってきたものの、猿や人間との関係、というか、八咫烏そのものがどういう存在なのか、ちょっと謎が深まってきました。
本筋とは関係ないかもしれないけど、個人的には、路近もかなり謎の存在かも。

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紙の本

俄然面白くなってきた

2017/01/24 21:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

猿という恐怖が登場して一気にスケールが大きくなってきました。栄達に全く興味がなく家族が何より大切な雪哉の選択にジンときました。

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電子書籍

展開が

2017/01/02 00:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サン - この投稿者のレビュー一覧を見る

三作目。

だんだん展開もマンネリ化して来て
シリーズ全部読む気なくなるだろう。
と、思いきや。

ますます世界の謎は深まるばかり。
あー、もうこれで続きを読まなきゃ
と言うくらい、ハマってしまいました。

何やら展開が都市伝説じみてきましたね、
アノ有名な裏天皇家と言われる
組織の八咫烏を彷彿とさせる。
勝手に話を作りたくなってきちゃうなあ。

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紙の本

物語の始動

2020/07/01 14:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作目にして、話や世界が広がり動きだした感があります。
いっきに読ませる力があります。
宮廷内だけの話ではなく、世界の中層・下層部分も描かれはじめて、単なる宮廷物語でないことがわかる。
えぐいシーンもきっちり描かれていて、そういうところでも秀逸です。
ラストの雪哉が若宮のことを知って自ら「配下の末席に加えてください」のシーンまでの描かれ方が良いです。
また雪哉の母や兄弟がまた彼のキャラクターを作っているのがわかるように描かれています。


八咫烏と猿とこの世界のキャラ達の未来が読みたいなと思いました。

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紙の本

さらりと楽しむには十分な作品。

2017/09/27 10:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

さらりと楽しむには十分な作品。日本神話の「八咫烏」と、ヤマト王権(大和朝廷)とを適度に融合したような摩訶不思議な設定が見えてきたせいか、八咫烏の世界を抵抗なく受け入れてしまうと結構面白く読める。今のところ、あくまでも八咫烏の世界中心に展開されているが、八咫烏の世界はあくまでもある種の「結界」によって守られた狭い世界であり、その外側には「普通の人間」の世界などが広がっている。「猿」の世界もその一つかな。「雉」とか「犬」の世界もあるのかな。「桃太郎」じゃないって。(笑)今後、その「外界」との関係で物語は更なる広がりを持って進行していくのだろうと思うと、結構期待してしまう。<S-2>を飛ばしたため、無難に4点としておく。

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紙の本

またやられた・・・

2017/03/11 15:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る

人型をとれる八咫烏の住まう世界「山内」を舞台としたファンタジーの3作目。1作目同様、また引っかかりました…

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紙の本

!!

2016/08/26 21:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:か~ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回はファンタジーという言葉に似合わない描写がありました。ということで食事の前に読むのは避けたほうが良いと思います。
登場人物が増えたので今後の展開が気になります。

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