紙の本
自身としては後半が参考になりました。
2019/07/07 22:47
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと前半を読みたくて買いました。ただ、MBAを取っている方々がどんな考え方をしながらマネジメント実務をしているのかにも興味があり、本書を購入しました。
後半の個人ごとのケース紹介は、貴重な内容だなぁと思って読んでいました。テキストに起こす段階でバイアスは入るかと思いますが、どんな経験をして、その結果どう考えるようにしてきたのか、ということを、同じビジネススクールに通うという共通背景を持つ方々を対象として触れることはあまり多くないので、刺激を感じながら読みました。
ケース内には、個別の対応・行動の中には、自身にも利用してみたいこともあり、参考になりました。
投稿元:
レビューを見る
・期待を超えるリーダーは、「強い思いやこだわりを持っている」
【スキル】
・とがったスキルをもつ。8つスキルが必要なら2つだけとびぬけてればいい。
【ウェイ】
・4タイプ
What:何をするかに着目。どこでもいい、マーケティングをさせてくれ!
How:日系企業に多い、プロセス重視
Where:何するかよりも、どこで働くか
Who:誰のために、自分、同僚、顧客、社会のため?
・あのときの経験が今の自分をつくっているという経験が誰しもあるはず。
【ギャップ】
・自他の差をしる。そのためにも、まずは自分を知ること。周囲の考えを聞いても、まずは自分の意見を明確にしないとどれが正しいかがわからない。
・自己変革力を高めるために
1.振り返る習慣を。
特にひどく悪いと思った時にはやること。自己変革の時期に差し掛かっている?
2.自分にとって「都合よい解釈」をし、次のやることを決める。
これに意味がある、これでいいのだ、と自己肯定感を高めること。
投稿元:
レビューを見る
経営層と現場社員を繋ぎ、それぞれの言語を翻訳しながら、戦略の着実な実行を支えるミドルマネージャーという立場に着目し、現代における優れたミドルマネージャーが周囲の期待を超え続けるために「自己変革」するための必要な3つの力を、40人超のミドルマネージャーへのインタビューに基づく帰納的アプローチから抽出し、まとめあげた一冊。
3つの力は、
・スキル(組織で成果を出す力)
・ウェイ(仕事に対する思いの力)
・ギャップ(周囲との考え方の違いを乗り越える力)
であり、それぞれにどのような意味合いを持つかが丁寧にまとめられている。
また、本書に特徴的なのは、こうした力は一度兼ね揃えれば終わりというものではなく、仕事や私生活における紆余曲折の中で獲得・喪失・回復・維持・強化するという動的なプロセスを経るという点を明らかにしている点である。その長いキャリアの中で常に同じ力を維持し続け、活躍し続けるというのは現実問題として並大抵のことではないし、誰にも私生活が存在する以上、そこでの影響を受けないということはあり得ない。その意味で、短距離走ではなく長距離走として自身の能力開発を位置づけることの重要性が示されているように思う。
投稿元:
レビューを見る
30代までの若い方向けかと思いますが、事例研究としては面白いかもしれません。
結局、頭を使いながらもひたむきに続けられた人が成果を達成されていて、それは人それぞれなのではないかと思った。
ただ真似しているだけでは、到底その域には達することができないのでしょう。
投稿元:
レビューを見る
・本書はグロービズ経営大学院の講師が、通学しているミドルマネジャーの声を参考に、ミドルマネジャーに必要なものをまとめたもの。インタビューしたミドルマネジャーは成功している人たちなので非常に前向きであり、全てを真似することは難しいが取り入れられるものだけででも実践すれば効果があると思われる。
・ミドルマネジャーに求められるものは、組織で成果を出す力(スキル)、仕事にたいする強い思い(ウェイ)、周囲との考えの違いを乗り越える力(ギャップ)が必要。
・組織のメンバー一人ひとりの強みや弱みを認識し、その組織において自分がどういう点に集中すべきか、どういった役割を担うべきかを正しく認識する必要がある。
・リーダーシップには、支援型、コーチ型、委任型、指示型があり、メンバーの成熟度に応じて使い分ける。
・自分の強みと言えるレベルでの必要なスキルを獲得している。ここでのスキルとは、体系的・包括的なものでなく、その場その場の仕事を高いレベルで行うための限定的なもの。
・ウェイには、WHAT型(何をやるか)、HOW型(どうやってやるか)、Where型(どこでやるか)、WHO型(誰のためにやるか)がある。日系大企業ではプロセス重視のHOW型が多い。WHO型では、自分の成長のためや社会貢献などがある。
・ギャップへの対応には、突破型(自分の主張を貫く)、両立型(相手の考えに応じつつ自分の主張も貫く)、適応型(相手の考えを受け入れ主張はおいておく)がある。
・自己改革するには、自己認識を深め、都合よく解釈し、持論を導き出す。
・スキル:①自己認識「現在の業務における強みと弱み」②自己解釈レンズ「不足スキルを組織でどのように補い、組織として成果を出すか(自分でスキルを高める必要があるもの)」「取りうるリーダーシップスタイル」③スキルに関する持論
・ウェイ:①自己認識「これまでの成功体験・失敗体験」「周囲の価値観で自分に影響を与えたもの」「働くこちに対する価値観に変化はあったか」②自己解釈レンズ「働く目的(What型、How型、Where型、Who型)」③ウェイに対する持論
・ギャップ:①自己認識「周囲との考え方の違い」②自己解釈レンズ「取りうる選択肢(突破型、両立型、適応型)」「選択肢を選んだ理由を都合よく解釈」③ギャップに関しての持論
・持論を言語化することで意識を確固たるものにできる。メラニアンの法則で目に見えるものはより自身の意識を強くさせる。
・3つの力が弱くなったときは、過去を棚卸して本来の強みや持ち味を自己評価しなおす。
・小さな成功体験を積むこと努力をする。
投稿元:
レビューを見る
実際に様々なパターンのマネージャーがどのようにキャリアを積み上げてきて、その過程で課題に対してどのように考えて対処してきたかのケーススタディが充実。
投稿元:
レビューを見る
これからのマネジャーということで、
中間管理職であるミドルマネジャーの在り方を示した本。
グロービスからの出版らしく、
多くの実例が記載されており、状況をイメージしやすい
ものがたくさんありました。
この本では、ミドルマネジャーは自身で
3つの力を定期的に振り返り、
自己変革力を高めていかなければいけないと言っていました。
●3つの力
①スキル(組織で成果を出す力)
②ウェイ(仕事に対する想いの力)
③ギャップ(周囲との考えの違いを乗り越える力)
つまりは上司と部下の板挟みになるけど、
自身で目的や思いを振り返り、さらに見直し、
自身で乗り越えていくべしと言う事なのかと思いました。
3つの力の話、非常に良いと思い、
自分も整理してみようかなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
リーダーシップの4つのスタイル→コーチ型、指示型、支援型、委任型
敵を一人作ったら敵が敵を作り誰も協力してくれない
持論を言語化する
ウェイとスキルとギャップ
スタッフは分身ではなく、自分に無いアイデアを提供してくれる存在
状況に応じた小・中・大のリフレッシュ手法を持つ
年上の部下には「メンバーに敬意を払いつつも、意思決定は明確に行う
投稿元:
レビューを見る
グロービス経営大学院のMBAカリキュラム「研究プロジェクト」の成果をベースに修了生4人が執筆し、経営研究科研究科長が監修した一冊であり、期待以上の成果を上げるミドルマネージャー41名へのインタビュー結果をベースとした分析レポートと主要インタビューのサマリーといった内容になっている。
卓越したマネージャーであるための要素とそれを身につけ、維持・強化し、また回復する観点から事例と解説がなされている印象であり、教科書というタイトルをつけるほど普遍化、理論化されているようには思えない。
逆に、マネージャーとして期待を超えるために必要なスキル、ウェイ(持論)、ギャップ対応がどのようなもので、どのように磨いていくのかの事例集としては参考になると感じた。
ただし、自分のスタイルを磨くには、メンター等の環境も含めた自助努力しかなさそうだ。
18-10
投稿元:
レビューを見る
管理に近しい目線で書かれていて、主に自分に対して次何をすれば良いかが分かり易い。
仕事をしていると、逆境で潰れそうになる場面は多い。
そんな時の回復方法などは知っておきたい所。
変化する環境に適応する重要性が特に印象に残った。
投稿元:
レビューを見る
面白かった!最後の具体的な体験談はザッと読んじゃった箇所もあるけど、笑
自分の現在のスキル、ウェイ、ギャップを考える良い機会となった。
何よりミドルマネジャーを「かっこいい」とポジティブな捉え方ができるようになって良かった。笑
体験談で参考になった箇所は2点。
まず自分の目標を「すごい人」と曖昧な表現にしてる方。今まで自分は曖昧な表現は具体的な表現ができない勉強してない人、みたいな見方をしてるとこがあったけど、あえてそうしてる人もいるんだなって。今後はさらに柔軟な考え方ができそう。
もう1つはone panasonicの創業者の話。これは単純に社内でやってみたいと思った。
あとは参考文献の多いこと!
まだまだ勉強あるのみですね( ´˂˃` )
MBA興味あるなー
投稿元:
レビューを見る
実例も交え、重要なエッセンスが多く書いてある。特に支援と支持の四象限における支援型、コーチ型、委任型、支持型の整理はすっきりした。
投稿元:
レビューを見る
「これから」というほどにマネジャーの仕事を理解していないが、上司が置かれている状況を知るために読んだ。
「マネジャーの仕事とは、極めて複雑で一言で表すのは不可能」この言葉に全てが詰まっている。
ある意味、上司の苦労や苦悩はミドルマネジャーの正常範囲のようだ。
本書は下の疑問に答えるべく執筆された。
「イキイキと仕事に取り組み、周囲からの期待を超える活躍をしているミドルマネジャーと、そうでないミドルマネジャーの違いはどこから生まれるのか?」
グロービス経営大学院の学生40名へのインタビューをもとにしている。
期待を超えるミドルマネジャーの定義。
組織のしがらみの中で、環境に合わせて自己を変革し続けながら、組織として周囲の期待以上の成果を上げ続ける人。
期待を超えるミドルマネジャーに見られるスキル。
・組織で成果を出す力
・仕事に対する想いの力
・周囲との考えの違いを乗り越える力
ー本書での学びー
・経営者やマネジャーを見ているとスキルが足りないのでは?と思うことがある。その人の尖ったスキルと、私が考えるマネジャーのスキルとが一致しないだけのようだ。別の物差しで測る必要がある。
ーメモー
過酷なペース、細切れの仕事、守備範囲の広さ、頻繁な中断、行動志向の強さ、行動のコミュニケーションの重視、ヨコの関係の重要性、主導権を取りづらい状況で主導権をある程度確保するための苦心ーこうした要素がマネジメントという仕事の特徴である。
投稿元:
レビューを見る
技術革新により会社に変革が求められていると同様に、個人も自己変革していかなければならないことを強く認識することができた。優れたマネージャーは困難を自分の成長の糧に変えてきたことを様々な実例から学ぶことができた。
投稿元:
レビューを見る
『これからのマネージャーの教科書』
マネージャーってなんだろう?
定義ってなんだろう?
これからの時代に要請されるマネージャーの要件とは何だろう?
それが購読動機でした。
◆2タイプのマネージャー
①現行維持のマネージャー
②自己変革できるマネージャー
◆②の共通事項
環境と自己を対比し、内省できる力があること。
他社、他者との比較。
客観視するひとつの方法。
ツイッターやこのブックログも他者の関心の方向性を知ることができます。
ネットが作られて早いもので20年近く。
知的好奇心を加速させる意味でも有り難いことです。