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電子書籍
絵とは何か
著者 坂崎乙郎
「人間の一生は、一回かぎりのものである。その一生を『想像力』にぶちこめたら、こんな幸福な生き方はない。絵とは人生そのものなのだ」--絵を前にした人へ、著者自ら原点に立ち戻...
絵とは何か
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絵とは何か 新装版 (河出文庫)
商品説明
「人間の一生は、一回かぎりのものである。その一生を『想像力』にぶちこめたら、こんな幸福な生き方はない。絵とは人生そのものなのだ」--絵を前にした人へ、著者自ら原点に立ち戻り綴った名エッセイ。
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紙の本
坂崎乙郎氏の美術エッセイですが、何か哲学的な思想を感じる興味深い一冊です!
2020/06/01 10:06
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、西洋美術史研究家であり、美術評論家でもあった坂崎乙郎氏の作品です。同氏は、『夜の画家たち』などの著作でドイツ表現派や幻想派の画家を紹介、評論活動、執筆活動を行われた方として有名です。同書は、同氏の美術についてのエッセイ集なのですが、最初はとても難解に感じます。しかし、読み進めていくうちに、同氏が読者に伝えようとされていることが、なんだんと分かってきます。絵というものを真に理解するためには、美しいものばかり追い求めて満足するのではなく、「読んで」、「見て」、「感じる」ことが重要であり、その為には個人の感覚をもっと研ぎ澄ませることが必要であるということです。豊かさだけでは決して得ることが出来ない体験が、人間を高次の段階へ高めていくとも主張されています。美術エッセイとは言いながらも、一つの哲学を聞いているような心に強く訴えかける書です!