紙の本
まさに真骨頂
2018/10/31 07:21
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投稿者:スイママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み初めは、失恋話を軽いタッチで描かれているものと、思っていました。
ところが三話目ごろから、おお~っ!!となり、いっきにのめり込みました。
巧者なんですよね。理屈ぬきで面白い。とくに「光の子」は、秀逸でした。
振られた人にも、そうでない人にも、おススメです。
紙の本
ふられ小説なんて書いてあるから、
2021/01/09 06:19
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんなもんだいって思って読んだんだけど、全部良かった。最後とのお話でまとめてくれていた通り、人の数だけ恋の形も様々で、ふろうがふられようが心臓がギュッとなるような気持ちを体感して、それをスッキリ乗り越えられた時に少し違う自分になっていられたら、それは成功なんだと思う。人の恋を指図できるほどたくさんの恋愛をする人はそうそういないんじゃないかな。
紙の本
その日暮らしから転がり込む
2022/08/01 03:38
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
フリーターと同棲を続ける、岡崎ゆりえのようなヒロインを描くのは流石ですね。恋敵に普通の叔母さんを持ってくるのも、角田光代ならではの世界観でした。
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くまちゃん。タイトルに関係する人は序盤にしか登場しない。ふった人が次はふられるという流れ。短編のようだがそれぞれが繋がっていて面白い。どのカップルもフラれる方が純粋に相手が好きだったように思う。フラれる恋愛に出会って本当に好きだと思うのかなと思った。最後のネットの話はうーん。まぁですね。
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著者によるあとがきにもあるけど、失恋を主題にした短編集。
最近、こんなかんじの「前の章の登場人物が次章のキーマン」的な話が多いなって思う。
面白いけど、やや飽きてきた気がしないでもない。
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みんなフラれる小説。けど、別れはちゃんと次に繋がっていく。別れたあの人のことを思い出す。失恋ソングを聴きたくなる。
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本屋さんで「最後は涙がとまりませんでした…」という紹介文に惹かれて購入したのですが、どこで泣けるの?この次かな?これからかな?と思って読んでいくうちに読み終わってしまいました。
どうやら私の心には響かなかったみたいです。
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むかし、読んだことあった短編も含む話達。
失恋かぁ・・・
失恋て、わたしはすがすがしいな。
でも、大人になってからは、しんどそうだな。
つらかった失恋、
もう全部わすれちゃった!
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章ごとに振ったり振られたり・・・
読んでいて思ったのは、少なくとも振る側は、振る相手をそんなに好きじゃない。振る理由はひとそれぞれかと思いきや、結構みんな似た理由だった。もっとバラエティに富んだ理由でもよかれと思われる。
でも、最後から二つ目と最後の章は面白かった。最後の「乙女相談室」はそれまでのまとめになっているんだけど、後味をぐんと良くしたなぁと思った。
解説にもあったけど、好きな人にずっと好きで居続けて貰えるなんて、奇跡に近い。でも私はフラれ小説を読んでも尚、「ずっと」を信じていたいと思う。
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ふられ短編小説。1章でふったひとが、2章では主人公になって、ふられる。2章でふったひとが3章で主人公になって…。ものすごく気持ちがわかる。自分と好きなひとを重ねてみたりして。なんか、大丈夫だ、と思った。わたしはいま、石ころみたいな気持ちだけど、ほんとに石ころなんじゃないんだ、ってわかったから、大丈夫。
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角田光代のふられ小説はなんでこんなにも私のツボを突くんだろう。
恋愛で行き詰まった時、この本を読もう。
各エピソードの主人公がそれぞれ持ってる恋愛観。
きっとそのうちのどれかがその時々の自分に当てはまるだろうから。
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2011/11/24読了
なんかちゃんと読めなかったな。
気持ちが読書に向いてくれない、そういう感じ。
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好き、こういうの。
林久信の話が泣けた、久太。
あと、ふられたときに
自分のなにがいけないのっておもうきもち、
よくわかるよ。
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連作短編7作。
「読みながら数々の出来事を思い出した。不思議なことに、知らないことまで思い出せた。」
解説の方、私の言いたいことを書いておられる(今度作品読んでみよう)。
彼女の作品を読むのは、ほんとうに、怖いし、緊張する。
今回は、某連載を数回読んでたので手に取ったものの、そうでなければ読まなかった。
気付けば、「あの時どうした?」「あれはどうなった?」「あの人どうしてるんだろう?」
記憶の片鱗に触れるたび、感情が甦る。
番外編のような最後の1作が、救いになった。
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角田光代さん、2冊目です。
一冊目は八日目の蝉でしたが、全然違う読後感でした。
連作短編となっており、一作目で振る側に回った人が、
二作目で振られて行く、というようなつながりを持った作品です。
そういう意味ではそのことに気づいてからは、
どんなに幸せそうな空気だとしても最後には振られるんだなー、
なんてちょっと寂しい気分で読むことになります。
ともあれ、一つ一つの物語の中で別れ行く恋人たちの姿は、
非常に共感できるもので、やっぱり恋が永劫に続くと言うのは、
きっと難しいことなんだろうな、と思わされます。
恋愛小説好きならお勧めの一作です。