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独歩の詩
明治時代の文豪・国木田独歩。日清戦争の海軍従軍記者、作家としては自然主義文学の先駆となった。36歳という若さで燃え尽きた彼の愛と波乱に満ちた生涯を描く。
独歩の詩
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惜しい
2017/04/30 23:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:青時雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家が亡き妻の撮りためた国木田独歩ゆかりの地を巡りながら、破婚の苦悩から処女作を書き上げるまでの独歩を描いた作品です。
今や注目されることも少ない国木田独歩をテーマに選んだ勇気は賞賛に値します。また、独歩という人間を描くことについては成功しており、かなり読み応えがあります。
残念なのは、なぜ作家の亡き妻は独歩の足跡を追っていたのかが明かされないことです。途中で作家と妻の若き日のエピソードがあり、何となく作家と独歩に重なる部分を妻が感じていたのかとも思われますが…。伏線が回収できないミステリー小説のようなモヤモヤが残ります。
それから、せっかく独歩の人間像が丁寧に描かれているのですから独歩が亡くなるまで彼の人生を追って欲しかったとも思います。独歩は短命だったのでできないことではなかったと思うのです。
このように惜しい点はありますが、好感の持てる作品です。
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ありといえばあり?
2021/04/08 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治の文豪、国木田独歩について、娘との距離感に悩む男寡の視点から描く漫画。固定観念たっぷりに思い浮かべてしまう「昭和の男」の方が独歩に共感しやすそうなのは、なんか納得(失礼)。
独歩にまつわる実在する場所を紹介しつつ、独歩の青年期から紹介しています。やっぱり初めの奥さんである佐々木信子の話題がメインで、生々しく描いているところがいいところでもあり、読みづらいところでもある。「欺かざる記」に書かれた独歩の鬱屈した吐露をわかりやすく見せてくれるのはいいのかもしれない(うん、やっぱりやばいな・・)
東京近辺関東のゆかりの地を紹介する関係で佐伯市赴任の話は省略。2巻目があるのなら、最後まで描いてくれるのかな。おっかなびっくりちょっと楽しみではあります。