電子書籍
どんでん返しのどんでん返し
2016/09/22 17:06
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
有名作家のもとに届く差出人不明の手紙、そこには作家が封じ込めたはずの過去がつづられていた・・・
どんでん返しからのどんでん返しです
面白いですが、ほんの少しカワイソウで後味すっきりせずです、ほんの少しですが・・・
紙の本
長編も上手い
2016/12/09 10:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近嵌っている北森鴻氏の作品です。長編は本作が初めてでした。
過去と現在を交互に登場させる形でストーリーは単純な事件から複雑なものへと徐々に変貌して行きます。このあたりはやっぱり上手いなと思いました。
短編だけでなく長編もこの人の文章は良い意味で読みやすいです。
以下は少しネタバレになります
主人公と同じマンションに住むある主婦の異常さがじわじわとくる怖さがあって、ミステリーというよりもホラー(私は根が怖がりなのでほとんど読まないのですが)でも通るんじゃないかと思いました。
全体としてよく練られた作品だと思います。ただ少し凝りすぎじゃないかと思う人もおられるのではないでしょうか。
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やっぱこの人は巧い。連城三紀彦みたいだ。読んでも読んでも謎が解けない、というか読み進めるほどに明らかになっていく設定が次々に謎を増やしていく。しかもそれが違和感なく。ひねりにひねったというよりもひねりすぎの感もあったりする。真相解明の場面は信じられない。途中からおぼろげながらに感じていたものがひっくり返される感じがもうもの凄い。「こうきたか!」って叫びたくなるくらい。
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久しぶりに本屋で衝動買いした1冊。
初めて読む作家さんです。
「あまりにもトリッキー過ぎて、出版の話が一度ボツになった」
という解説のとおり、犯人像が2転3転してくれます。
きっとこうに違いない!
な〜んて推理しながら読んでいたら、見事にハメられました(笑)。
最初と最後の動機が弱い気もするけど、それなりに楽しませて
もらえたので、他の作品も読んでみたいな、と思います。
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すべてがひっくり返る驚愕の結末とは!?
“過去から”届いた一連の手紙。高校生焼身自殺と連続殺人の接点は?
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作家・阿坂龍一郎の元に謎の手紙が届けられた。『前略 はじめて手紙を書くよ、今はもうどこにもいないキミに。』そう書かれた手紙を見て、阿坂は背筋が凍る。なぜこんな手紙が今頃くるのか、一体誰が送っているのか。そんな阿坂をあざ笑うかのように、謎の手紙は次々と送られてくるのだった。
主人公自体に秘密が隠されているパターンで、読者は阿坂が過去に一体何をしでかしたのか、どういう理由で今になって告発されそうになっているのかを追うカタチでストーリーは進んで行く。ま、それは普通バレるやろ!と、都合が良すぎる部分もあったけど、今回もまんまと騙されて。後で、「あ、そういえばそう書いてた」と気づくんだよねぇ。全てを読み終えて初めて、タイトルの意味がわかった。うまくつけたなぁ。
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ミステリー長編。
主人公は作家。ある日、数年前の、男子高校生が焼身自殺をし、その後も起こった様々な関連事件の真相を追った手紙が主人公の元に次々と送られて来るようになった。犯人の意図は一体何?ラストでは、驚愕の連続が待ち受けている・・・!!
途中までは、「どうなるの?」とぐい×2読ませる。ラストは、いくつもはりめぐらされていた伏線と、二転三転し、どん×2裏切られる自分の予想に驚愕する。
★四つか悩んだけど、三つに。なぜならば、ちょっと動機付けなどに違和感があるし、分かりにくい部分もあったから。
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小説ならではのもの。
出版された当時に読めば起こらなかっただろう混乱もあったけど、ちゃんと読めば気にならない。
世界が見えてくると引き込まれて一気に読みたくなる作品。
結末がもうちょっと明るかったすっきりしたかも。
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まさにメビウス。
過去と現在が入り乱れて進みます。真実はどこに?とどんでん返しに翻弄されます。
けど、ちと読みづらかったかも。
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届くはずのない過去からの手紙は、誰から、誰に向けたメッセージなのか。徐々にあぶり出されていく罪とは。こねくり回し過ぎてる感はあるものの、とにかく巧緻なミステリー。
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★あらすじ★作家の阿坂龍一郎の元に、数年前に山梨県のある高校で起きた事件を告発する内容の手紙が頻繁に届くようになった。一人の男子生徒が焼死体で発見され彼の死は自殺として処理されたが、手紙の主である「ぼく」は真相を調べはじめたという。手紙を送り続ける謎の人物の目的とは?近所の主婦のストーカー行為や担当編集者の他殺など、阿坂の周囲で次々と起こる事件との関連は…?
★感想★幼い感傷を綴ったように見えた手紙や阿坂を取り巻く異常な環境など、バラバラに進行しているかに見えた出来事が一つの結末に向かっていくところは、北森作品ならではの緊張感がありました。ただ「驚愕の結末!」などというコピーは作家の責任ではなににしろ、煽りすぎ。 読む方も身構えてしまうし。
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初めて読むミステリー作家の本。
ジェットコースターのように話が展開していくので、最後は少し疲れた。
私にとってもう一つピンと来ない作品だった。
作成日時 2007年11月20日 20:04
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人気作家に過去から手紙が届く。
その手紙は、高校生が美術室で自殺をしたことを疑問に思い、真実を探ろうとする「ぼく」からの手紙だった。
最後のほうが、意外な展開だった。
結局はメビウス(ねじれた世界)ということ。
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「今はもういないキミへ」その語り口がすごく好き。話自体はどっちかっていうと暗くて重たい気もするけれど、そこだけすごく透明な感じで。ねじれた手紙、ねじれた時間、けれど最後にはひとつにつながる。
2008/9/5
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これは、どうも苦手。
途中までは謎ときしながら読んだけど、
あまりにさまざまなことが分散しすぎなのと、盛り込みすぎ、
現実味なさすぎ。