- 販売開始日: 2016/10/01
- 出版社: eBookJapan Plus
電子書籍
四角い青空 上巻
著者 石井いさみ
鉄格子のはまった空を眺めることが唯一の安息であるアウトサイダーたち……。その名も高きF県特別少年院。この息の詰まりそうな出口のない世界で生きる若者たちがいた。償うのは確か...
四角い青空 上巻
商品説明
鉄格子のはまった空を眺めることが唯一の安息であるアウトサイダーたち……。その名も高きF県特別少年院。この息の詰まりそうな出口のない世界で生きる若者たちがいた。償うのは確かに自らが犯した罪ではあるが、あまりにも大きな不安や恐ろしいもの、絶望感と彼らは闘っていたのだ。ギリギリの『生』を生きる彼らは時に、死の影すらさす厳しい孤独とも対峙しなければならなかった――!
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「四角い青空」 について
2023/01/24 21:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tuyosi5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
少年院を舞台にした著者の作品には、原作付きの「のら犬の丘」もある。比較してみると「四角い青空」は重苦しい話が多いように思った。とは言え院内のトラブル解決のため主人公は少年院を一時的に脱出し、なにがしかの行動をして何もなかったかのように院内に戻ってくる。それを何度もくりかえしていて胸のすく活躍のときもある。漫画の面白さを表現したと言えるが、現実離れした話で、「のら犬の丘」のあしたの希望のために頑張る院生とは明らかに違う。暗くて小さな幸せのためにだけ今を生きているようだが、いずれ少年院を抜けた後の未来には、いばらの道だけが待っていそうで、まともな社会での人生はありうるのだろうか。