商品説明
死者二万余人、流失家屋数万戸と記録される大嵐「濃洲大洪水」の真っ只中、沛然と降りしきる雨のしたで、美濃国守護所で一人の赤子が産声を上げた。ぎょろ目、長々しい中停、角張ったあご。その威圧的な容貌は、蝮で知られる父・斉藤道三に瓜二つであり、抱き上げた忠臣・堀田道空は、主君に並ぶ大器誕生の予感に喜びを覚える。だがその期待は稲妻が全身を照らし出した瞬間、絶望に変わった。赤子の股には、男子たる証がなかったのだった……。醜女として家臣に忌避されながらも、道三や道空らに武士として教育を施される娘は、あるとき、崇福寺の法嗣・快川紹喜の元で修行する稚子・希希に恋をし、次第に女に目覚めていくが、身分違いの恋は、容赦なく二人を引き裂いてしまう。失恋に打ちひしがれる女のもとに、隣国尾張・織田三郎信長との縁談が持ち込まれるが――。歴史上から忽然と姿を消した信長の妻・帰蝶の謎に迫る、本格歴史伝奇小説、ここにあり。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
濃姫好きには
2016/08/31 22:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kanako - この投稿者のレビュー一覧を見る
濃姫好きな人には消化不良
濃姫が不細工という設定は斬新だけど、濃姫好きからするとやっぱりしっくりこない。
何よりあまりにも濃姫の扱い、結末が…
濃姫に特に思い入れのない人なら面白いのかも