アダルト認証
警告!18歳未満のアクセス禁止
ここからは成人向け商品を取り扱いしているページです。
18歳未満の方のアクセスは堅く禁じております。閲覧はご遠慮ください。
※このページで「はい」を選択するとセーフサーチがOFFに変更されます。
ページを表示しますか?
セーフサーチとは?
性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。
読割 50
電子書籍
淫らな館
著者 庵乃音人
慎ましくも、いやらしい美女たちを攻略せよ!?大学生の優は、女性に縁がなく平凡な毎日を過ごしていた。ある夜、インターネット上で目にした官能小説『淫らな館』をクリックすると、...
この商品はアダルト向け商品です。
淫らな館
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
淫らな館 (イースト・プレス悦文庫)
商品説明
慎ましくも、いやらしい美女たちを攻略せよ!?大学生の優は、女性に縁がなく平凡な毎日を過ごしていた。ある夜、インターネット上で目にした官能小説『淫らな館』をクリックすると、画面の中から裸の青年が飛び出してきて……!? 小説のなかに迷い込み、見知らぬ館で「官能小説の主人公」になるよう迫られた優は、渋々ながらも帰る方法を探すため、この世界の住人として生活をすることに。女性とのエッチよりバイトが大切、やる気のない草食男子の主人公が、美少女、兄嫁、未亡人と交わりながら淫らな物語で成長してゆくが――?
目次
- 第一章 美少女の痴態
- 第二章 浴室の兄嫁
- 第三章 眠れる美女
- 第四章 濡れた制服
- 第五章 夫婦だけの秘密
- 第六章 黒い下着の未亡人
- 第七章 最後の使命
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
官能小説の世界へ舞い込んでしまうファンタジーが描く家族の調和と恋
2016/09/25 21:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルの『淫らな館』は作中に出てくる官能小説のタイトルである。これをスマホで読み耽っていた大学1年生の草食系主人公が突然にして小説の中に取り込まれてしまうファンタジーは相当にチャレンジングな設定ではあるが、これまで冒険的な作品を多く手掛けてきた作者ならではといったところであろう。読み手としては好みが別れる作風かと思われるが、固定概念を打ち破る挑戦として受け止めたいところである。
主人公が元の世界に戻るのは最後の最後なので本作の登場人物は基本的に作中小説の登場人物である。立派な館に住まう主がいて、その息子たる夫は失踪しており嫁は同居中、さらに主の娘がいる。兄ともども後妻の連れ子として組み込まれた次男の主人公から見ると義父・兄嫁・義妹となり、これに主の妹という叔母が中盤から出てくる複雑な構成は後々を含めて主人公との血縁はナシにしておこうとの判断か。そして、何故か主だけが小説の世界であるという現状を把握しており、元の世界へ何かと帰りたがる主人公を叱責してこの未完の小説を結末まで導こうとするのである。
兄嫁や義妹といったイイ女が目の前にいながら元の世界のアルバイトを気にするような主人公に主は呆れながら憤慨するのだが、そんな軽妙なやり取りに紛れて主が発する小説内の人物(男)だからこそ官能小説かくあるべし!な発言がいちいちアツい。主人公もまた次第に小説なれど人物は作内で血を通わせて生きていることを知るにつけ、そうした中の端々に作者が忍ばせた官能小説への気概を見る思いである。
ただし、主人公が後ろ向きなこともあって業を煮やした義父が代わりに好色漢よろしく兄嫁へと迫ったり、元の世界へ帰る条件として主人公が兄嫁を手篭めにしなくてはならなくなったり、最後は家族の調和を取り戻すための、つまりは結末を迎えるための荒療治として魔少年のごとく振る舞う主人公が兄嫁から義妹に叔母までをも緊縛して責め立てるといった、どちらかと言うと殺伐とした官能描写が続く印象である。その直前では叔母の甘い妖艶さも一時見えるが、常に理不尽な責めに遭う兄嫁には(結末への伏線とはいえ)不憫な気もしてしまう。
そんな中でツンデレな義妹が見せた恥じらいの情交と秘めた想いの表出が思わぬ結果を招く。ファンタジーなストーリーはどんでん返しのファンタジーな結末を迎えるのだが、これによってモヤッとするような晴れない雰囲気の最後の最後にパッと花が咲いたような心持ちが到来するのはズルいと思わせるほどの作者のストーリーテラーとしての巧みさであろう。