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電子書籍
【期間限定価格】こんなに違う通勤電車
著者 谷川一巳
「通勤電車なんてどれも似たり寄ったりでしょ」と思い込んでいる方、いつもと違う路線や土地の通勤電車に乗ったことはあるだろうか? 自分の乗っている通勤電車がすべてだと思ったら...
【期間限定価格】こんなに違う通勤電車
こんなに違う通勤電車
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こんなに違う通勤電車 関東、関西、全国、そして海外の通勤事情 (交通新聞社新書)
商品説明
「通勤電車なんてどれも似たり寄ったりでしょ」と思い込んでいる方、いつもと違う路線や土地の通勤電車に乗ったことはあるだろうか? 自分の乗っている通勤電車がすべてだと思ったら大間違いだ。本書では路線、地域、そして国によって異なるさまざまな都市交通事情を紹介。正確な時刻、緻密なダイヤ、充実した設備と清潔さといった日本の鉄道の素晴らしさを再認識するとともに、それに相反するかのように過酷で複雑な通勤列車事情とその問題点をあぶり出し、海外の事例から日本が学ぶべき点、改善点を検証する。
谷川一巳(たにがわひとみ)
昭和33年(1958)、横浜市生まれ。日本大学卒業。旅行会社勤務を経てフリーライターに。約50カ国の列車に乗車した。雑誌・書籍などで世界の公共交通機関や旅行に関する執筆に関する執筆を行う。主な著書に『空港まで1時間は遠すぎる!? 』(交通新聞社)、『割引切符でめぐるローカル線の旅』『鉄道で楽しむアジアの旅』(以上、平凡社)、『ローカル線ひとり旅』(光文社)、『バスを良く知る基礎知識』(イカロス出版)など。
目次
- 第1章 都心を貫通する通勤路線
- 第2章 住む場所によって変わる交通費
- 第3章 ドアばかり、座席のない電車も走る通勤事情
- 第4章 関東と関西ではこんなに違う通勤事情
- 第5章 中京圏ほか主要都市の通勤電車事情
- 第6章 発達している東アジアに見る都市交通事情
- 第7章 東南アジアでは都市鉄道整備は急務
- 第8章 欧米に見る都市交通事情
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紙の本
海外の鉄道日本とだいぶ違う
2017/02/06 11:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ネモ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国内では、関東で通勤電車と言えばロングシートですが、関西は並行する鉄道会社が複数あり、客の取り合いが関東よりも激しく、JR西日本ではボックス席があり、阪急やは直通運転、京阪はラッシュ時のみ椅子がドアの上に上がるなどなど、、個性的な列車があります。関西の方が関東よりも快適に通勤できるかも?しれません。また、海外では、日本では考えられないことがたくさんあります。改札を入ったら一定時間しか有効でない乗車券の国や、改札がない鉄道がある国など、海外旅行に行く際にも役に立ちます。
紙の本
通勤電車を徹底解析
2016/01/31 21:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YUTA鉄 - この投稿者のレビュー一覧を見る
身近な通勤電車を、紹介している本
身近だけれど、あまり知らないことがたくさん書いてありました
日本以外の海外の紹介もあり、とても充実していました
値段やサイズもちょうど良く、とても良いと思います
紙の本
競合相手の重要性
2019/08/23 18:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
首都圏の鉄道では、私鉄が地下鉄などに乗り入れて運行することが常識となっている。それを前提に路線を作っていた過去があるようだ。JR東も上野東京ラインで東海道線と高崎線・宇都宮線が山手線東側を通じて直通となった。常磐線は交流区間があり、長距離列車は交直両用電車が使われているため、高額な車両を直流しかない東海道線で長距離使うのはもったいないとの理由から、品川までの乗り入れとなっている。
私鉄と地下鉄などとの相互乗り入れに関しては、初乗りを両方で払う必要があるため、運賃が割高になる。筆者が地下鉄沿線で家探しをしたエピソードがあるが、メトロだけの移動であれば安くすむ。一方で、本書にあるように北総線は京成とメトロ浅草線の3つも初乗りが必要になり、ただでさえ高い運賃がさらに高額になるようだ。
この事業者が異なることは初乗りなどの運賃に関することだけでなく、運賃の計算上の問題もあり、メトロと都営地下鉄でわざわざ改札のために、階を移動しなければ乗換えができなかったり、りんかい線が京葉線と直通できなかったりと不便を強いるものとなっている。特にりんかい線はJR東が買い取ればかなり便利な路線となるはずだが、現状では運賃も別計算で高く、マイナー路線となってしまっているように思う。
本書が指摘するように、鉄道路線が快適であるか否かは競合路線の存在による。関東は京急を除いて、JR東にとって競合路線はなく、その輸送需要を独占できる立場にある。一方で関西はJR西と阪急・阪神、京阪が競合関係にあり、新快速でスピードを出したりするなどの充実した路線運営となっている。関東(JR東)は方向別ではなく、路線別での複々線であり、快速と各駅停車の乗換えは非常に不便である。着席機会も首都圏においては少ない。それでも利用せざるを得ないため、仕方ない。JR西は競合路線の存在で非常に便利であり、鉄道事情は快適さにかなり差がある。
JR東海も豊橋から大垣までの区間は名鉄という競合相手の存在で利便性の高いものとなっている。これが豊橋から熱海までの区間となると悲惨な状況である。列車の運行頻度や速達列車の不存在、車両のグレードなどで、相当の差をつけられている。むしろ名鉄がなかったら東海道本線はどうなっていたのだろうと思うと、恐ろしい。
海外の鉄道事情は、東アジアが日本と近似しているようだ。一方で欧米はかなり日本と異なるようである。これは都市の人口によるものだろう。東アジアは人口を多く抱える都市が多いため、日本と類似の状況であるのに対し、ヨーロッパは都市の人口が少ないから、ゆったりとしているのだろう。そしてアメリカはそもそも旅客輸送よりも貨物輸送が主で、文化として日本とは異なるようである。