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領主館の花嫁たち
著者 クリスチアナ・ブランド , 猪俣美江子
1840年、当主の妻を若くして失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として館を訪れたテティことテターマンもまた、癒しがたい傷を負う身...
領主館の花嫁たち
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領主館の花嫁たち (創元推理文庫)
商品説明
1840年、当主の妻を若くして失ったその領主館は、悲しみに沈んでいた。そして、愛らしい双子の姉妹の家庭教師として館を訪れたテティことテターマンもまた、癒しがたい傷を負う身であった。屈託なく懐いてくる、瓜二つの双子の姉妹に、徐々に生きる希望を取り戻していくテティ。しかし、館に頻発する怪異が、テティと双子の姉妹の運命を容赦なく翻弄していく……。一族の恐ろしくも美しい秘密とは? 巨匠ブランドが持てる技巧のすべてをつぎ込んで紡ぎあげた、予測不能、美麗にして凄絶なるゴシック小説!/解説=戸川安宣
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紙の本
人間とは醜いもので
2017/12/14 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブランドが最後の作品はゴシックホラー小説でした。悲恋の末自殺したリチャードとその姉がヒルボーン一族にかけた呪いのため、一族の花嫁になったものは幽霊に取りつかれてしまう。妖怪ウォッチばりに「これは幽霊のせい……」と言って自分の非を棚上げにするテティと、クリスティーンの事後犠牲を最後にぶち壊すリネスが幽霊よりも質が悪いですね。
紙の本
この作家を好きな人が最後に読むべき本か!
2017/01/14 09:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななちゃん大好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリスチアナ・ブランドははずれがないと思っていて、読めるものは全て読んできたが、これを最初のほうで読んでいたら嫌いになったかもしれない。本格推理やパズラー好きなファンを持つ作家だと思うがこれは違う。ブランド初心者は「緑は危険」や「ジェゼベルの死」等々から読むべし。なぜならこれは怪奇ミステリーであり、ホラーであり、恋愛小説であり、歴史小説でもあり、嫌ミスでもあるのだ。ブランドをひとたび好きになったら、この作者の人物の性格づけや観察眼、描写の仕方、伏線の張り方等関心するようになるので、この作品もそういう意味で一気に読めた。こんな女性たちがいれば怖い。