読割 50
電子書籍
在日マネー戦争
著者 朴一
大正期、朝鮮半島から玄界灘を越え、三人の男が日本に渡ってきた。戦後、多くの在日コリアンが棲みついた大阪・猪飼野を舞台に繰りひろげられた、在日金融機関の設立・再編をめぐるマ...
在日マネー戦争
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
在日マネー戦争 (講談社+α文庫)
商品説明
大正期、朝鮮半島から玄界灘を越え、三人の男が日本に渡ってきた。戦後、多くの在日コリアンが棲みついた大阪・猪飼野を舞台に繰りひろげられた、在日金融機関の設立・再編をめぐるマネー戦争。「在日のドン」と呼ばれる男たちの栄光と挫折のマネーゲームに迫った渾身ノンフィクション! 解説・野村進
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
在日コリアンによる金融機関をめぐる闘いの記録
2017/11/20 11:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は在日コリアンによる金融機関の設立・拡大・破綻・再編をめぐる闘いの記録である。なぜ、日本に在日コリアンの金融機関が必要だったのか。なぜ、在日コリアンの金融機関が次々と破綻していったのか。にもかかわらず、なぜ、在日コリアンはまた新しい金融機関をつくろうとするのか。
民族金融機関は、民族学校とならんで、在日コリアンの歴史を考える上で重要なテーマであるが、その設立背景は、単なる愛国心やナショナリズムで説明できる代物ではない。そこには、日韓の狭間、さらに日本社会の底辺層に置かれてきた在日コリアンのどろどろとした政治的・経済的利害が潜んでいる。
本書は、在日コリアンの金融機関という夢を実現しようとした三人の実業家に光をあてて、その葛藤の歴史の断面を描いたものである。