読割 50
電子書籍
すばらしい日々
著者 よしもとばなな
「父が入院している病院の階段をのぼるときいつも逃げ出したかった。死にゆこうとしている父に会うのがこわかった」。父の脚をさすれば一瞬温かくなった感触、ぼけた母が最後まで孫と...
すばらしい日々
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すばらしい日々 (幻冬舎文庫)
商品説明
「父が入院している病院の階段をのぼるときいつも逃げ出したかった。死にゆこうとしている父に会うのがこわかった」。父の脚をさすれば一瞬温かくなった感触、ぼけた母が最後まで孫と話したがったこと。老いや死に向かう流れの中にも笑顔と喜びがあった。愛する父母との最後を過ごした“すばらしい日々”が胸に迫る。発見と癒しに満ちたエッセイ。
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紙の本
日々のふとした感覚などがさらっと述べられている
2017/03/06 16:48
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
このエッセイは、東日本大震災後、両親の死や友人、ペットの死などを経験した時期のエッセイ集である。しかし、暗さはない。よしもとばななは小説でもそうだが、読んでいてほっとする。派手なことや大問題に正面から言及しているわけではない。でも、日々のふとした感覚などがさらっと述べられ、筆者の生きるスタンスが読者に伝わり、生きててよかった、これからも生きていこうという気持ちにさせられるのである。私はよしもとばななの小説やエッセイを読んで嫌な気持ちになったことは一度もないし、がっかりさせられたこともほとんどない。
紙の本
某アイドルの歌に
2019/04/28 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
♪人間、皆好きになれ人生は1回~という歌詞がある。
人間を皆好きになるのは、とても難しいが日々を素晴らしい日々だと思うようにするのは自分次第な気がするので、この本のように理不尽なことも、割り切れるような気持ちになりたい。
紙の本
優しさと巧みさと
2018/08/05 19:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恥ずかしながら、よしもとばななさんの作品は初めてです。
別れに対する文章が多かったですが、とても心根の優しい方のようで、巧みな文章で心の傷をオブラートのように包んでくれます。
両親を見送ったら自分はいきなり「親のいない年齢の大人」になって自分の一部もいっしょに去っていってしまったような気がする。
この一文に同感しました。