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優しくて、イケメンで、お金持ちの弁護士と結婚したグレース。
でも、綺麗なバラには棘があった。
それも、猛毒を持った棘。
人の『恐怖』に快感を感じるサイコパス。。。それがジャックの真の姿だったのだ。
新居に閉じ込められ、監視されるグレース。
ジャックの真の目的は、ダウン症の妹ミリー。
この監禁から抜け出し、妹のミリー守れるのか!?
もう手に汗握ります!!
何もかもグレースの先を読み、手を打ってくるジャック。
子供に対して、愛情のない無責任な両親。
なんでグレースばかりが....と読んでいて、なんだか可哀想になってくる。
最後ジーンときます。
全英100万部のベストセラーに納得です!
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ハラハラドキドキで映画を見る感覚で読んだ。が、詰めが甘い印象。星4つにしたいところだけど299ページからガッカリ感が増してきて星3.6。ジャックのハンサムさ+残虐さ、グレースの美しさ+虐待され感、友人たちの付き合いとは裏腹な二人の夫婦関係など、自分の中ですっきり消化できない部分があるから星3.2。
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ブクログさんに頂きました!
初めて献本に応募したのですが
いきなり当たってしまい、めちゃ嬉しい!!
ありがとうございます。
ウキウキと早速読ませていただきました。
現在と過去が交互に入る構成になっており
序盤は完璧に幸せそうなカップルが
読み進むにつれ夫ジャックの異常性が見えてきて
八方ふさがりの状況の主人公
息詰まるような心理戦にグイグイ引き込まれました。
終盤まで気が休まることなく
追い詰められましたが
これまたラストが良かった。ほんとに~。
イヤミス好きなら間違いなし
お勧めの一冊ですな。
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読み始めは一体何が起こっているんだろうというドキドキ感。途中は何とも不快なムカムカ感。ラストが近づくにつれ一条の光が射しこむ期待感が…
「完璧な」というキーワードが幾度か登場するこの小説で、主人公のグレースは、華やかなキャリアウーマンの経歴を捨て結婚したばかり。弁護士の夫、ジャックと住む家がお話の舞台となります。ジャックはこの家を完璧な家と呼んでいました。完璧な妻、完璧な料理…違和感が拭えないこの表現は、薄気味悪い雰囲気を醸し出しています。新婚のこの家の夕食に招待されたジャックの友人の妻、エスターもそんなグレースの言動を訝しく思います。幸せがいっぱいの筈のグレースの身に進行しつつある恐ろしい事態…
大方の結婚は、それまで殆ど相手の実態を知らずにいて、一緒に生活し始めたところでこんな筈ではなかった、と思う例が多いのでしょうが、彼女はそんな生易しいレベルを遥かに超えた相手と出会っていたのです。つまり、この家で暮らし始めた夫の正体はサイコパスでした。夫の忌まわしい生育歴が明かされ、その真の目的が明らかになるにつれこの環境からの逃亡も益々難しくなっていきます。
現在と過去が交互に書かれる構成になっているので、先を読み急ぎたくなります。また視覚に訴えるところが大きいので、映像化されそうな作品だと思いました。
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全英100万部のベストセラーを記録し、英国アマゾンレビューが6900を超えた(評価4.2だそうです)というサイコ・サスペンスです。ぼくはサスペンスってほとんど読まないし、サイコ・サスペンスなんてなおさらなんだけれど、そういう映画は多少見ているんですよ。『ゴーン・ガール』なんかも面白かったですしね。サスペンスは、読むより映画で見る派だったんですが、本作を読んで、読むのも面白いものだなと思いはじめています。たいてい、酷い目にあう主人公は頭が悪くて墓穴を掘ったり、それくらいわかるだろってところで鑑賞者をやきもきさせます。ある意味ドリフターズのコントでの「志村!後ろ!後ろ!」の世界。『完璧な家』は、敵役の頭のよさでもって支配されてしまう主人公なんだけれど、いろいろ考えて試すことに対しては、失敗ばかりになりながらも、まあそれくらい抗うよなあという現実味は持っている。等身大の知能なんですよね。だからまあ、ふだん読まないサスペンスを読んで、中盤までは、エンタメに特化した小説だし、映画化も計算に入っている感じだし、ジョージ・クルーニーのあて書きだろうなんて思っちゃうんだけど、そのプロット、構築をきっちりと(当たり前だけど)頭を使ってやってるから読ませるんだよね。それにしても、ラストの数行と、ああいう読後感はぼくは好きでした。おもしろかったです。
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最後の最後までいつひっくり返されるかわからないスリルがあって、 失敗か成功かドキドキしながら読み進む。
ジャックの思い通りにはすんなりいかないだろうと思わせるミリーの賢さは意外でおもしろかったけれど、一人でも何とかなりそうな安堵感も生まれて少々複雑。もし彼女の存在が赤ちゃんや幼児だったら…そんな想像をして待ったなしの更なる切迫感にゾッとしてしまった。
エスターの洞察力はエスパー並みだな。安心を通り越してちょっと怖いw
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何となくで読み始めて自分の間違いに気付いた…
何これ、止められない…
読書から離れても(グレース大丈夫かな…)なんて心配になるほど。
ミリーを支えに必死に頑張り続けるグレースがいたたまれなかった。
もうずっとハラハラドキドキ…
北九州の監禁事件?をモデルにしてるケモノの城を何となく思い出した。
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グレース:38才で結婚 主婦
ジャック:40才で結婚 弁護士
ミリー:17才 グレースの妹 ダウン症
エスター:主婦 臨時教師
おせっかいで小姑気質のエスターがGJだった
意外な人に助けられたりすることってリアルあるある
今作がデビュー作 全英100万部のベストセラー
16’の「ゴーンガール」と言われている
好きな話ではないがイッキ読みはできた
最後のしめ方も上手い
次作 ”The Breakdown” も読みたいな ☆4.7
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「ダーリン」という呼び方を夫妻どちら方向にも使っているけれど、日本語的には「うる星やつら」の影響か女性→男性みたいなイメージのために一瞬戸惑う。裏表紙の解説に「最後の一行まで目が離せないサイコ・サスペンス」と書いてあったので、最後の一行でどんな大ドンデン返しがあるのか期待しながら読んだが...。ミステリじゃなくてサスペンス小説だった。最後の一行でのどんでん返し、驚愕の真実を期待してハードルを上げすぎているのかもしれないと自戒した。
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よかった。とにかく良かったなと思う結末。
エスターは空港に送っていく時から、何か気付いていたのかな?
嫌な話だけど、終わりは良かった。
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今年の2冊目。今月の1冊目。
久しぶりに海外作家のミステリー小説を読みました。面白かったです。ただ、もうひとひねりくらい欲しい感じはしました。
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翻訳本が苦手な私でも読みやすくて面白くてサクサク読了。帯通り悪魔(モンスター)なジャックにグレース同様怯えながら現在と過去を行ったり来たり。ミリーの行動力、エスターの観察眼に拍手です。デビュー作との事、次作も期待です。
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怖いけれど、読み進めずにはいられなかった。
条件で結婚相手を選ぶ女性たちへの警告になるかも。夫のジャックの目的が怖すぎて、残酷すぎる。でもパーティーの時でさえ、奥さんが勝手に他の人たちと話さないようにするなんて、あまりにも不自然だし不可能な気がする。自分がおかしいと思われてしまうように、巧妙に陥れられていく恐怖。「他人からされたら嫌な事は、他人にしない」という教訓もあり、素晴らしい本だと思う。
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人並み以上の容姿を持ち、知的で仕事もバリバリこなすアラサーの主人公グレース。でも歳の離れたダウン症の妹ミリーの世話をしなければならないから、結婚はもちろん恋愛もあきらめている。そんな彼女の前に現れた、ジョージ・クルーニーにも勝るアラフォーのイケメン弁護士ジャック。ミリーのことも十分にわかったうえでプロポーズされて有頂天。夢のような結婚生活を送るはずだったのに。
嫌だ嫌だ、こんな話。不幸中の幸い、肉体的な拷問を受けるわけではないので、目を覆いたくなるような描写はありません。でも、この世で最高の相手と信じて疑わなかった男性が、女性を精神的にいたぶることを至上の喜びと感じる変態だったら。嫌だ嫌だと思いながら、グレースとミリーのことが心配でならず、最初から最後までひきつけられっぱなし。読み終わるまで止められない。原題は“Behind Closed Doors”。この邦題は巧いと思います。「完璧だ」が口癖の男とトイレまでついてくる男はいくらイケメンでも疑ってかかるべし。完璧、怖い(笑)。
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面白かったけれども、なんとなく尻切れトンボに終わったような? 明確なオチのようなものが付くかと思いきや、そんなこともなかったような気がします…。
そうか、これはサスペンス小説であってミステリではないのですねぇ…まあ、それなら仕方がないかもしれませんねぇ…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
翻訳家の腕が冴えているのか、するすると読み進めることができましたね! マジに主人公には助かってほしい!と思って読み進めましたから、結末がああなって、まあ、よかったんじゃないかなぁと思いますねぇ…。
こんな人間居るのか!?と主人公の夫に対しては思いましたけれども、意外とリアリティがあるように書かれていて、そこは著者の腕前なのかなぁ…などと思いました。さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー