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ベクトル解析
著者 森毅
ベクトル解析は、電磁気学・流体力学などを学ぶ学生に必須の課程で、しばしば工学・物理系の応用数学とみなされがちである。しかし見方をかえて、基礎的な「1次元の線形代数学」から...
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ベクトル解析 (ちくま学芸文庫 Math & Science)
商品説明
ベクトル解析は、電磁気学・流体力学などを学ぶ学生に必須の課程で、しばしば工学・物理系の応用数学とみなされがちである。しかし見方をかえて、基礎的な「1次元の線形代数学」から多次元への発展、「1変数の微積分」から多変数関数の微積分への発展、の段階の解析学と考えれば、大学教養課程の結節点ともみなしうる。それはより抽象度の高い、多様体へのゆるやかな第一歩である。本書では、そのような展開性のある位置づけのもとに、森一刀斎が「ベクトル解析のココロ」を開陳する。最終章に新たに、教育的側面を明らかにした「なぜベクトル解析なのか」を加えた。
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紙の本
ベクトル解析についてもっと知りたい方には絶好の一冊です!
2020/04/22 11:10
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、表題にありますように「ベクトル解析」について分かり易く解説された一冊です。同書では、ベクトル解析を基礎的な一次元の線形代数学から多次元への発展、さらに一変数の微積分から多変数関数の微積分への発展という段階の解析学ということを前提にして、より抽象度の高い多様体へ進んでいくための入り口にあたる学問として解説していきます。同書を読まれることで、ベクトル解析の本質が見えてくるようです。同書の構成は、「ベクトル解析とは」、「多変数の微分」、「多変数の積分」、「なぜベクトル解析なのか」といった章立てで議論が進んでいきます。ベクトル解析についてもっと知りたい方には絶好の一冊です!