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社会学的想像力
社会学を学ぶ意味とは何だろうか？ たとえば、社会の変化が私たちの日常にどう影響するか、あるいは、日々遭遇する困難を根本的に解決するにはどうすればよいか。それを適切に考える...
社会学的想像力
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社会学的想像力 （ちくま学芸文庫）
商品説明
社会学を学ぶ意味とは何だろうか？ たとえば、社会の変化が私たちの日常にどう影響するか、あるいは、日々遭遇する困難を根本的に解決するにはどうすればよいか。それを適切に考えるためには、日常を社会や歴史と関連づけて捉える知性が欠かせない。社会学的想像力と呼ばれるこの知性こそ、社会学の最大の効用である。だが、当の社会学者も理論や調査に夢中になるあまり、そのことを忘れつつある──こうした現状を鋭く批判し、社会学的想像力を鍛える学としての意義を高らかに謳いあげる重要古典。今日でも全米の大学で最も多く用いられている社会学文献である本書を、みずみずしい新訳で送る。
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紙の本
「社会学的想像力」という知性を鍛える学としての社会学の意義を唱えた古典です！
2020/04/13 10:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、社会学を学習する意義を適切に考えるために必要な能力、すなわち「社会的想像力」と呼ばれる知性について分かり易く解説した興味深い一冊です。同書の中で著者は、「社会学というものは、社会の変化が私たちの日常にどう影響するか、あるいは、日々遭遇する困難を根本的に解決するにはどうすればよいか、ということを考える学問で、そうしたことを適切に考えるためには、日常を社会や歴史と関連づけて捉える知性が欠かせない」と説いています。そして、「この知性こそが＜社会学的想像力＞と呼ばれる、社会学の最大の効用である」と主張します。同書では、この社会学的想像力を鍛える学としての社会学の意義を高らかに謳った内容となっています。内容構成は、「第1章 約束」、「第2章 グランド・セオリー」、「第3章 抽象化された経験主義」、「第4章 実用性の諸タイプ」、「第5章 官僚制のエートス」、「第6章 科学哲学」、「第7章 人間の多様性」、「第8章 歴史の利用」、「第9章 理性と自由について」、「第10章 政治について」、「付録 知的職人論」となっています。
紙の本
社会学者らしい主張
2019/04/10 21:20
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書では、現在直面している問題に対して「個人としての視点」と「社会構造的な視点」の二つの視点を持つことを主張している。前者の視点は、自分がどうなのかという視点であり、後者は、歴史の流れや全体を俯瞰的に見たときの「構造」を重視する視点である。何章にもわたり、同じ主張を繰り返しているため、いやというほど両思考方法の大切さがわかる。だけれども、最後の主張・批判が、結局のところ構造的思考が必要であることを述べているので、文章として冗長であり、読むのに退屈した。
紙の本
そもそも社会学とは？
2017/04/07 10:52
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
発見のための方法態度を社会と個人史との結びつきを強調することで、社会を研究しようとする社会学入門書らしいが、少々難解。
