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きみは赤ちゃん
著者 川上未映子
ベストセラー異色エッセイ、待望の文庫化芥川賞作家の鋭い観察眼で「妊娠・出産」という大事業の現実を率直に描きベストセラーとなった異色エッセイ。待望の文庫化。35歳で初めての...
きみは赤ちゃん
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きみは赤ちゃん (文春文庫)
商品説明
ベストセラー異色エッセイ、待望の文庫化
芥川賞作家の鋭い観察眼で「妊娠・出産」という大事業の現実を率直に描きベストセラーとなった異色エッセイ。
待望の文庫化。
35歳で初めての出産。それは試練の連続だった!
つわり、マタニティーブルー、分娩の壮絶な苦しみ、産後クライシス、仕事と育児の両立……
出産という大事業で誰もが直面することを、芥川賞作家の観察眼で克明に描き、
多くの共感と感動を呼んだ異色エッセイが待望の文庫化。
号泣して、爆笑して、命の愛おしさを感じる一冊。
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疑似体験できた
2017/06/25 08:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
角田光代さんの小説、予定日はジミーペイジとならぶおきにいり。
自分は子どもが産めなくて、でもママになった仲良し組たちとの会話のなかで、できるだけ同じ深さでうんうんってうなずきたくて、必死で読みました。
同じ境遇のひとや、男性にもぜひ手にとってほしいです。
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産後のツラさを分かち合える
2021/12/03 10:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aki - この投稿者のレビュー一覧を見る
妊娠、出産、育児、夫との関係、仕事について産後なら誰しも共感し得る母親の気持ちが書いてあります。そうそう!!これこれ!と思わず作者にファンレターという名の感想を送り付けたくなるような本です。
産後のぼんやりとした頭にも入ってくるような、簡単な表現。作者の日記を読んでいるような。そんな本です。母親以外にも読んでもらいたいです。
男性、父親になる前の方には、産後女はこうなるよって分かってもらうために。
中高生には、こんな風に悩みながら母親は母親になっていったんだよ。大切に育てられたんだよって分かってもらうためにオススメです。
妊婦さんは読むとちょっと…産後への不安を覚えたりするかもしれないので産んでからがオススメです。
電子書籍
赤ちゃんを通して見えるもの、見えたもの
2019/05/07 06:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤ちゃんを通して、出会う前から、出会ってから、新たに見えたもの、見えたことが書かれていると思いました。
子育てをしなかったとしても、自分が産まれてくる前のこと、生まれてきてからのことを、今までと違う視点から、読みながらも、考えてしまう、想いを馳せてしまう本でした。
男女共学センターにあった数少ない文学本コーナーに置かれていた1冊。
男女共学するためのヒントになると選ばれた本でもあるということ!
男女共学について考えるきっかけの本でもある!
装丁も夫婦が乳母車の赤ちゃんを囲んでいる表のデザインと裏表紙のわんちゃんが軽くステップするデザインに心魅かれました!
「たのしいこと 、いっぱいあるよ!」「あしたは、もっとたのしいよ!」
全力で伝えたいと書かれていたことに、あとがきにある様に、読みながら、感じられる、何より、産まれる前から、産まれた直後の記憶を取り戻せるような感覚を取り戻せる、稀有な作品でもあると思いました!
紙の本
すべてをさらけ出す
2017/10/25 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
センセーショナルな話題も包み隠さず描いています。女性の生き方だけではなく、男性とのより良い関係性にもついて考えさせられました。
紙の本
純文学とエッセイ
2017/08/02 00:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞作家・川上未瑛子氏の、妊娠から出産、育児までを前後編の形でまとめた1冊。日記に近い綴り方だが、作家だけに矢張り、エッセイと呼ぶべきだろう。氏が初めて芥川賞候補になった「わたくし率 イン 歯ー」は、まさしく純文学そのものの独りよがり率 ナンバーワンと、いささか嫌悪も覚えたのだが、本作をみると、さすがに純文学の最高峰を極めた作家は、確実な筆力があって、だからこそ、こうした軟ネタも面白く書けるのだと、脱帽の次第。
紙の本
可愛らしいタイトルをして、その実ハードコア
2023/09/29 15:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
エッセイの妙は「体験の中で見落としがちな、言語化の難しい出来事」を著者独自の視点で赤裸々かつ軽妙な語りで書くことだと思っている。本書はまさにその妙をズドンと撃ち抜く妊娠出産育児体験談である。
赤裸々も赤裸々、自分がそう感じたんだからそう! 主張の首尾一貫性というか、その辺のルールが無用になってしまう妊娠って壮絶だな、と愉快な文体なのに空恐ろしく感じてしまう。出産の痛みとか母乳育児を信仰とか神話とか揶揄する表現をする割に、対抗して言及される無痛分娩とか粉ミルクもまあまあ同じステージ(というか相互互換の利く選択肢)でしかないよな、とか冷めた目で読む一方で、さすがは激変する母体、同一人物とは思えないほどしっちゃかめっちゃかな思考になってしまうのか! 親になる毎日は冒険の連続で、貴重な体験談が豊富に含まれた一冊だ。
それはそれとして、著者個人の信条を述べる段に差しかかると、しっちゃかめっちゃかさに拍車をかけていく感じがして合わなかった。