紙の本
終盤のサスペンス
2023/06/25 19:53
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
終盤は完全にサスペンス。ミステリー要素は、ほとんど感じられませんでした。登場人物が多く、過去の関係性が重要なのに、やはりまだ前の作品が邦訳されていないのが残念。もうそろそろジェフリーネタはいいかなと、正直思いました。終盤の展開は、まさかこいつが犯人とは。出番少なかったのに。ちょっと追いつきませんでした。今後もレナは登場するのでしょうか?
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サイレント(下)
2019/06/16 09:28
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
行き詰まる捜査のなか、第二の死体が発見される。そして被害者に共通する奇妙な点が浮かび上がる。その邪悪な闇とは
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これまでのシリーズの流れからすると、事件自体は驚くほど地味。
2017/11/19 07:59
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投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作はこれまでのカリン・スローター作品とちょっと違い、残忍で凄惨な手口・二転三転する事態、といった展開にはならない。それを期待すると多分肩透かし。
むしろ今回描きたいのは、小さな町における警察の意義というか、署長が変わるだけで警察署の姿勢すら変わってしまうという田舎の状態というか、人間関係重視という感じが。
法と正義を身をもって執行していた署長であったジェフリーと、そのジェフリーが死んでしまったあとの違い。腐敗が始まるとなるとあっという間という組織。ジェフリーの死を受け入れられなくて、当時の相棒であった刑事レネへの恨みと憎悪を隠そうともしないサラ。罪悪感と自己弁護の板挟みにあっているレネ。その他いろいろ、様々な感情が渦巻いている町に、明らかに警察の敵とみなされる立場でやってくるウィル。読みどころはほぼそんなところです。事件そのものは割と単純。
ただウィルの相棒フェイスは出産直前で産休中。それでもぎりぎりまでFAXと電話を使ってウィルの手助けをするフェイスは根っからの警官で、かつウィルの世話をする親戚のおばちゃんみたいな立ち位置になってるような・・・ま、ウィルにはそういう存在は必要なのですが。
お互いに“魂の半分”と言える相手がいながら、それでも埋められない空虚さを持つウィルとサラは今後どうなるのか、という期待を持たせるエピソードでもあったりして。
結局シリーズ物は人間関係を描くほうに重点が置かれてしまうのかしら。
次回作でまたはじけた事件に遭遇するのかどうか、このシリーズの真価が問われそうです。
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面白かった。けど、犯人が急に分かって、あっという間に死んで…。もう少し、しっかりとしてても良かったかなぁ。
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ここまでのグラント郡およびウィル・トレントシリーズの中では凡作だと思う。他が凄すぎるからだとも言えるが。
ただシリーズの流れがあるので、飛ばすことはできない。
それでもかなり追い込む設定ではある。
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ウィルが「過去にアンジーに梅毒をうつされた時、薬を飲んで~」とさらっと書いてあった
マジか⁉梅毒うつされた女と結婚生活できるか⁉…絶句
ウィル&アンジーって、もう常識外過ぎてついていけん
まさか、カリンで☆2をつける日が来るとは…(←メチャ上から目線でスンマセン)
担当編集者もこれでよぅGo出したなとか思ってしまう
カリンやったら何出しても売れるし…とか思ってるんか?と勘繰ってしまった
でも次作「血の〜」はレビュー良さげなので読もうかな(期待せずにw)
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犯人も真相も十分意外ではあるけど、さほど無理のある設定ではないし、今までの小さな違和感や伏線を回収できる真相となっている。
しかし何より、登場人物の濃厚なキャラ作り、緻密な展開、そして時折強烈に光るユーモアのセンスが魅力で、小粒な作品ながら読み応えのあるサスペンスに仕上がっている。
サラの過去(旦那=元署長の殉職)と強烈に絡んだ一作で、過去のシリーズ(未訳)を読んできていれば、この作品はサラの再生の物語としても読めてより感慨が深いのかもしれない。サラとトレント、アンジー(そしてフェイス)の複雑な関係は今後の楽しみ。
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ウィル・トレント・シリーズ4作目、後半。
サラの地元で殺人事件が起こり、ジョージア州捜査局の特別捜査官ウィルが呼ばれてくる。
休暇で帰省中だったサラは、捜査に協力することに。
検死官の経験もあり、地元の知識もあるサラはチーム同然、ほぼ片腕ですね。
逮捕された犯人は自白を強要されたのか?
第二の事件が起こり…
サラの夫ジェフリーが警察署長で、殉職したのがこの町。優しいサラは忘れられない記憶に苦しめられますが、それも少しは変わってきているかな。
地元の刑事レナ・アダムズは、かってのジェフリーの部下。
それどころか、ジェフリーの死の原因を作ったようなもの。後ろめたさを感じつつ自己弁護するレナ。
それだけならまだしも、付き合っている相手が…?
サラの母キャシー・リントンや従兄弟ヘアトン・アーンショーまで登場、この名前で作者は「嵐が丘」が好きなことがよくわかります。
濃厚な人間関係の重い絡み合い、激情の爆発するドラマを描き切りたいのかな…
ウィルとサラの今後に目が離せません(笑)
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ウィル・トレントシリーズ4作目
サラの地元にて
女性の死体が見つかり、容疑者を逮捕したのだが、勾留中に自殺してしまう。
たまたま休暇で帰省していたサラ
地元警察の不手際に捜査官としてウィルが派遣される。
サラの夫の死に間接的に関わっている地元警察のレナ
証拠の隠蔽工作をするフランク
下巻の半分(2時間映画で言うと1時間半くらいのあたりか)
そこらへんからようやく動き出す。
全体的にタイトル通り、静で
動きがほとんどない。
地元警察の腐敗具合に読むペースが下がる。
ただ事件を追うだけの話なら、他にも作品があるので、そこは人間関係の複雑さからくるドラマをメインとして読んだ。でも、因縁の相手とサラについての話なので、それもまた読んでてスッキリしない。
終始モヤモヤしてるうちに読了。
この先サラは幸せになれるのか?
(あとウィルも魔女のような嫁さんのことはさておき、家の配管工事をし始めてから呼び出しをくらっていたので、ちゃんと工事できたのかも今後の作品でチェックする予定)
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The「警察小説」って感じかな。
『サイレント』は、ハーバーBOOKS文庫(ミステリー)ではコンスタントにヒット作を生み出している、カリン・スローターのウィル・トレント特別捜査官シリーズの一つ。
このシリーズは「過激な描写が特徴」と言われているので、少し躊躇していた。
「サイレント」はシリーズの中でも比較的「穏やか」と言われているものの、なかなか手に取りづらかった。
実際に読んでみると、地方警察の腐敗と警察官の疲弊、過去の因縁、小さな社会内での排他的感情、そのなかで主人公の捜査官が悪戦苦闘して真実を探り寄せる……。
まさに、王道の「警察小説」ミステリーがスピード感たっぷりに展開されている。
警察官として優秀なのか何なのかわからないレナ、しつこいほどのサラのレナに対する確執、ウィルの両者との立ち回りも、物語を面白くさせている。
レナは同性に嫌われるタイプだなぁ…きっと。
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
自殺した男は気弱な青年で、捜査を進めるほど、計画的で冷静、残忍というプロファイルから離れていく。男は警察に無理やり自供させられ、罪を着せられたのか―。地元の警官たちに敵視され、ウィルが協力を得られないなか、第二の死体が発見される。そして被害者たちと自殺した男との間に奇妙な共通点が浮かび上がり…。ウィル・トレントが静かな町で見つけた邪悪な闇とは。
サラとウィルが近くなっていく感じがゆっくりすぎてもどかしい。これウィルがまだアンジーと結婚している安心感がサラの気持ちをほぐしているのかもしれない。フェイスが女の子のママになった。これからどう変わるのか?
最初からまったく犯人がみあたらなくて、なんだこれは?と思ったけれども終盤とんとんと事件が動いてうーん、となる。
サラは警官でなく医者なのに時々警官なのか?と思う箇所有り。ジェフリーのこと思い出になるといいのにね。
ジェイクがジェフリーの息子ってことはレナもこれからのシリーズで登場するのよね、きっと。
早くウィルがアンジーからかいほうされるといいな。
Broken by Karin Slaughter
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<ウィル・トレント>シリーズは順不同で読んだいるため、ハンティングに続くこの作品を最後に読むことに。ジェフリーに前妻との間の息子がいることは知っていたが、それがジャレドだったなんて。そしてレナの恋人がジャレドだったなんて。女性キャラクターを深く濃く描き出すカリン・スローターの設定、恐るべし。
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ジェフリーを失ってもがいているサラと、サラにひかれてしまうウィルどちらも不器用なのが見てて唯一の救い。
トミーって他の作品で出てきたのかな。生きてる描写を見たかった気もする。
開かれた瞳孔のときはまあまあ良い人間に思えたレナにモヤモヤくる。監禁されすぎてかわいそうw
展開がやや強引だけどウィルやサラを永遠に見ていたいから続編も読む。
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終盤は完全にサスペンス。ミステリー要素は、ほとんど感じられませんでした。登場人物が多く、過去の関係性が重要なのに、やはりまだ前の作品が邦訳されていないのが残念。もうそろそろジェフリーネタはいいかなと、正直思いました。終盤の展開は、まさかこいつが犯人とは。出番少なかったのに。ちょっと追いつきませんでした。今後もレナは登場するのでしょうか?
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下巻では事件の真相が徐々に明らかとなっていくが、伏線と言える伏線が無さ過ぎて、製薬問題を無理に取ってつけた感じばかりが強く残る。サラが過去に一区切りを付けたという点でシリーズの転換期となる作品なのかもしれないが、昼メロばりの人間関係や終盤のベタな展開は些か興覚めする。前作でも感じたが、思いの外引き出しが少ない作家という印象が否めなくなってきた。今後、ウィルとサラのつかず離れずな関係を楽しめる自信少なし。今作以降、上下巻での刊行は取り止めになったようだが、確かにこの頁数で上下巻に分けられるとモヤモヤする。