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RECORD
著者 藤原カムイ
どこにでもありそうな田舎町「音成町」。町の片隅に中古レコード店を開く謎のモヒカン女・パンクは、今日も町で起こるトラブルを解決するために奔走する。そこで出会ったのは、失踪し...
RECORD
RECORD (EARTH STAR COMICS)
商品説明
どこにでもありそうな田舎町「音成町」。町の片隅に中古レコード店を開く謎のモヒカン女・パンクは、今日も町で起こるトラブルを解決するために奔走する。そこで出会ったのは、失踪した右手を探す女の子や、エレベーターに引きこもる中年男・・・。一見平和で平凡に見えるこの町だけど、なんだかどこかが変? パンクの目的とは? そして、レコードとは一体?
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紙の本
ちょっと設定が難解と思ってしまったのは、本当に難解だからのか、私が歳を取ったせいなのか
2011/11/26 08:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう10年以上前になるが、藤原カムイに『福神町奇譚』という作品があった。作品そのものは読者参加型を謳ったもので、そちらの方が注目されたのだけれど、内容としては時間がリセットされる世界の話だったはずだ。
それと同じような設定の、藤原マンガが蘇った。でも、少々難解だ。
1つ1つの話は面白く読める。
右手が家出した話。デパートのエレベーターに住み着いた話。と、続いて、それぞれが独立していそうで、徐々に話が繋がっていくのもわかる。そこのキーワードが、記憶あるいは記録だというのも。
だが、結局最後の最後に謎解きされても今一つだった。巻末に収められた解説のような「音成町だより 特別編」を読んでようやくこのマンガの世界がわかったような気がする。でもこれって、私らくらいの世代までにしかわからない設定だよなあ。レコード(!)をかけると「針飛び」するなんて!
とにかく、そんなマンガだ。
モチーフにされているのは、音楽だ。ポップ、ブルース、ロック、テクノ、カントリー、演歌、クラシック。扉絵から、ストーリーまで雰囲気がよく出ている。
そう言えば、同じく藤原カムイのマンガに『カラーメイル』という、色をモチーフにしたマンガがあったっけ。今度はそれを音で描いたということかもしれない。
それもまた藤原カムイらしい。