読割 50
電子書籍
長くなるのでまたにする。
著者 宮沢章夫
スイカ割りに100メートルの助走をつけることを提案する「スイカ割りの革命」、久しぶりに会う人の呼び方を「くん付け」か「さん付け」か忘れてしまったときの対処法、見知らぬ人の...
長くなるのでまたにする。
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長くなるのでまたにする。 (幻冬舎文庫)
商品説明
スイカ割りに100メートルの助走をつけることを提案する「スイカ割りの革命」、久しぶりに会う人の呼び方を「くん付け」か「さん付け」か忘れてしまったときの対処法、見知らぬ人の会話に一言口を挟みたくなったとき……。日常に溢れる困惑、謎、疑問――。演劇界の異才が緻密な思考で織りなす、奇妙な笑い。痛快無比の傑作エッセイ。
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紙の本
悔しいけどその発想はなかった。
2018/05/12 23:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に人に勧めたくなる破壊力抜群のエッセイを発見した。宮沢章夫さんの「長くなるのでまたにする」。全てのページに何の役にも立たない思索の跡が残されている。100mの助走付きスイカ割りとかユリゲラーとの同棲とか何を言っているか分からないだろうがツイートしてる自分にも分からない。
どうでもいいけど、確かに何故今までなんとも思わなかったんだろうと膝を打つ。きっと宮沢さんは無意識に目の前を過ぎ去っていく情報にフィルタリングをかけているのだろう。その思考が癖になる。繰り返すが何の役にも立たない。
これだから読書はやめられない。
紙の本
独特な味わい
2018/05/07 09:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説家ばかりではなく演出家としても活躍する、著者の言葉が味わい深かったです。創作活動の秘訣も伝わってきました。
紙の本
これはエッセー?
2020/04/11 21:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者自身が後書きで、本書がエッセーにあたるかどうかを論考しています。広辞苑によれば、エッセイとは、「自由な形式で書かれた思索性がある散文」。自由な散文ではあるけれど、思索性となると・・・。つまり、そうした軽い、というと誤解を招くので、軽妙洒脱に、日常の中のちょっと変った一場面を切り取った小編が集められています。
時には説明が複雑になりそうだと(説明が面倒になると?)タイトルのように「長くなるのでまたにする」と読者を煙に巻いたかと思うと、気の利いたオチをつけて小気味よく結んだり、と展開は予想ができません。著者の大学での講義に人気があることが本書でよくわかりました。