電子書籍
「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言
著者 川口淳一郎
「いま、私が、ニッポンにいちばん言いたいこと!」 宇宙史に残る偉業から導き出された、あなたの今を変える24の思考法 1.減点法を止めて、加点法にしよう フィギュア・スケー...
「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言
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「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言
商品説明
「いま、私が、ニッポンにいちばん言いたいこと!」
宇宙史に残る偉業から導き出された、あなたの今を変える24の思考法
1.減点法を止めて、加点法にしよう
フィギュア・スケートや器械体操は「加点法」で採点されます。当然、難易度の高い技は高得点ですから、選手はより高度な技に挑戦しようとするのです。
2.教科書には過去しか書いてない
「学びのプロ」が信仰する教科書には過去しか記されていません。答えの有無すらわからないことがゴロゴロしている現実において、新たな発想を提供するものではないのです。
3.教育の時代から研究の時代へ
今後も日本が発展を続けていくためには、フロンティアを自分で切り拓いていかねばなりません。イノベーションを引き起こし、新しい産業を育成・発展させるインスピレーション研究が必要です。
4.天の邪鬼のすすめ
5.システムエンジニアリングより親方徒弟制
6.「失敗する」チャンスを与えよう
7.スケジュールは必ず遅れる
8.トラブルは勲章と思え
9.迷うくらいなら、どっちでもよい
10.どうしたら運を拾えるか …などなど
仕事や学業の中で役に立つのはもちろん、いまの閉塞感を打ち破り、日本の復活、新たな発進につながる一冊です。
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紙の本
川口教授式思考法
2012/02/25 22:08
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tucker - この投稿者のレビュー一覧を見る
探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャを努めた川口教授。
その川口教授が「はやぶさ」をはじめとした各種人工衛星のプロジェクトから得た考え方のポイントをまとめたもので、正確には「川口教授式思考法」とでも呼ぶべきもの。
ただし、「はやぶさ」が最も長く関わった仕事(約20年!)なので、タイトルが違うとも言い切れない。
目次を見れば、どのような事が言いたいのか骨子だけは分かる。(一部、中身を読まないと分からないものはあるが)
最初のページから順番に読まなくても、目次から気になる章を先に読む、といった読み方をしても特に問題のない構成となっている。
個々の内容は「なるほど」と思う事はあっても、奇をてらったような変な表現がなかったので、ストレスなく読める。
(最近の本(特に新書で)タイトルだけは人目を引くが、中身がないものが多く、そういう表現のものをみると、それだけで読む気がなくなってしまうので)
特に印象に残ったのは、
「減点法を止めて、加点法にしよう」
「(問題点を指摘するのではなく)”こうすればできる”と考えよう」
「学びのプロになってはいけない」(=「学ぶ事」自体が目的化してはいけない)
という点。
他人や自分の短所は長所より良く見えるし、問題点ばかり指摘し続けていると、何となくやっているように見えるが実は何も前に進んでいない。
勉強自体は悪い事ではないが、それが自己目的化すると、いつまで経っても「勉強中」になってしまう。
・・・やはり「減点法」的な感じになってしまった。
本書の中でも「減点法」的な評価は「科挙」以来の根深いもの、と言っていたが、自分自身もどっぷりつかっているのがよく分かる。
ちょうど今、仕事で後輩の教育中なので、まずは「加点法」というのを心がけてみようと思う。
紙の本
ブレない、分かりやすい、読みやすい
2013/03/31 12:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:est - この投稿者のレビュー一覧を見る
基本的には自己啓発本の類はあまり好きではなく、殆ど読みません。
この本も当初スルーしていましたが、
ふと立ち読みした際、「はじめに」の中で「本は1ページでも役に立てば、それでよい」という記載が。うまいなぁ、川口教授。
実際に1ページ以上が役に立つことは明白なので、
「それじゃ買うか」と単純に行動に移っておりました。
定価1300円(+税)。最近購入する本は軒並み1000円台以上。
灰谷健次郎いわく、「本は買って読め、家は借りて住め」というのがあります。
本代をケチケチしても、それ以上に得られるものはないよという。
内容としては実際に講演会でお聞きした内容も含まれており(当然ですが)、ブレてないな、川口先生と。
内容について書いてしまうと色々アレなので抜粋などはしませんが、実績・経験に裏打ちされた数々の主義主張ですから、実に説得力があります。私が日々悶々としていることについても書かれており、「そうか、それだから今こうなんだ」と思ったりも。でも、自分の変化も難しいけども、周囲や社風を変化させるのはもっと難しいよなと思う今日この頃。
ともかく。
変化を恐れてはいけない。失敗を恐れてもいけない。
出来ない理由ではなく、出来る方法を考える。
内容もさることながら非常に読みやすいので、一読をオススメします。